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【半年使ってみた】Anker 633 Magnetic Batteryは最強のモバイルバッテリーなのか?

こんにちは!
自称ANKERマニアのTAKAです。

実は私、半年ほど前にANKER 633 Magnetic Batteryを購入していました。今回は622 Magnetic Batteryと比較しながら633 Magnetic Battery(以下633)は最強のモバイルバッテリーなのか、半年間実際に使用してみて感じたことを踏まえながら細かくチェックしていきます。

ANKER 633 Magnetic Battery 詳細情報

ANKER 633 Magnetic Battery


まずは簡単に基本スペックを見ていきましょう。

バッテリー容量 10000mAh

サイズ:約 107 x 66 x 18 mm

重さ:約218g

単ポート出力

USB-C出力:5V = 3A / 9V=2.22A (最大 20W)

USB-A出力: 5V = 3A / 9V = 2A (最大18W)

ワイヤレス出力:最大 7.5W

複数ポート出力

合計 18W

USB-C入力:5V = 3A / 9V = 2.22A (最大 20W)

※Amazon商品ページより引用

製品販売ページ https://amzn.to/3ESCW15

大きさは同社から出てる世界最小最軽量サイズのモバイルバッテリー、Anker PowerCore 10000(約92 x 60 x 22mm)と比べてもそこまで大きすぎるようにも感じません。比較的コンパクトなサイズながらマグネットワイヤレス、USB-C、USB-Aの計3ポート搭載は便利です。

typeAポートがひとつと電源ボタン
インアウト兼用typeCポート
633は各種マークが側面にプリントされている

このモバイルバッテリーと比較するのが622 Magnetic Battery。リリース順的には633の1つ前に出た同じシリーズ6の製品になります。

バッテリー容量 5000mAh

サイズ:約 105 x 67 x 13 mm

重さ:約140g

USB-C入力:5V = 2.4A(最大 12W)

USB-C出力:5V = 2.4A(最大 12W)

ワイヤレス出力:最大 7.5W

※Amazon商品ページより引用

製品販売ページ https://amzn.to/3DOJqgB

スペック上の比較は上記の通りとなります。本体のバッテリー容量が633は622の2倍ありますが、本体サイズはそこまで大きく変わらないのが特徴です。
実際の使用感を元に細かく比較していきます。
装着した時の感触としてはやはり622の方が薄い分持ちやすく感じます。

実物を並べて比較

左:633 右:622

左が今回購入した633。右が元々所持している622。マグネットの所の白いプリントが622は消えています。約1年ほど使用したこともあり年季が入っています。2つの違いのひとつに表面素材の違いがあります。622は全体的にゴムっぽい摩擦力のある素材でできているのに対して633は全体的にプラスチック素材のツルツルした触り心地です。その点も含めて持ちやすさはやはり622に軍配が上がります。

左:633 右:622
ポートの配置に違いがあるのがわかる

ふたつを並べてみると改めて大きく厚みが変わらないことがわかります。側面(スタンドを立てた際底に来る面)のポート配置が異なります。622はスタンドを立てた際の底にインアウト兼用のタイプCポートがあるためスタンドを立てたままパススルー充電をすることができません。この点が改善されたのは非常に大きいです。(ちなみに633のタイプAポートは出力のみです)

633 パススルー充電のイメージ

ポートが左側側面にあります。私事ですが、デスクにあるコード・充電系は主に左側にまとまっているためとても相性がいいです笑
コンセントが右側にあって普段デスクの右サイドに充電系をまとめている方にはやや不便に感じるかもしれません。

左:633 右:622
スタンドを立てた状態 微妙に角度が異なる

それぞれのスタンドを立てて比較してみます。微妙に角度が異なることが分かります。スタンドに関しては幅が広い622の方がやはり安定感があります。633には「FLIP STAND」という刻印があります。角度調節はできませんが、パチッと開閉するため開きやすさがあります。

633 縦セット
633 横セット
622縦セット
622 横セット

実際にiPhoneセットしてみた様子です。前述の角度以外に大きな違いはありません。使用しているiPhoneは「iPhone 14Pro」なのですが、このiPhone 14Proで使う場合は少し注意が必要です。

633でiPhone 14Proを横セットした時

実は633でiPhone 14Proを横セットした時、画像の赤丸のところでやや干渉します。正確にはきちんと合わせればギリギリ干渉しませんが、カメラのでっぱりがケースによっては邪魔になってしまいます(今回使用しているケースはSpigenのMagsafe対応ケースです。かなりいいです)。
充電は出来ているので今のところ問題は無さそうです。

633 平置き
622 平置き

633と622で平置きした時の違いを見てみます。622は机上にしっかりと乗って安定しているのに対して633はスタンド部分がやや盛り上がっているため安定しません。カメラ側に傾く形になります。スタンドの角度だと微妙!という時に平置きしたいのですが、安定しないのはややストレスを感じます。

633 装着した様子
622 装着した様子

実は633のほうが装着したとき若干はみ出ます。厚みの違いがそこまでなかった分、こういった所にサイズ感の違いが生じています。ただ今のところ実用上の問題は感じていないためそこまで気にする必要はないかもしれません。


633のメリット

iPhoneとApplewatchを同時に充電が可能

633を購入して感じた最大のメリットはiPhoneとApplewatchを同時に充電できるところだと思います。622は普段使いが可能な反面、一泊程度の旅行や遠出には明らかな容量不足でした。別で15000mのモバイルバッテリーも持っているのですがタイプCポートがなくてApplewatchの充電器が使えなかったため、622とは別でもうひとつ欲しいなと思っていたところで購入に至りました。622と633、合わせたら15000なので笑
通常のモバイルバッテリーと異なり、Magsafeで充電が可能なのでケーブルを持ち歩く必要が無くなるというのもありがたいです。


ちなみに

現在は622にもアップグレードモデルが登場しています。

パッと見はほとんど変わりません。変更点はインアウト兼用のタイプCポートが底側の側面ではなく右サイドの側面にきています。これにより従来の622では出来なかったスタンドを立てながらのパススルー充電が可能になりました。そしてなぜか旧モデルよりも安い。


半年間実際に使用してみて

半年間実際に使用してみて感じたことは以下の通りです。

  1. 旅行で大活躍

  2. 622と同じように普段使い可能

  3. スタンドは改善してほしい

  4. タイプAポートは要らない?

順番に見ていきましょう


1. 旅行で大活躍

一番感じたのはこれです。特に一泊の旅行であればこれ一つで十分です。それ以上長くなると流石に足りませんが、一泊であれば全然問題ありません。
また私に関しては先ほど紹介したアップルウォッチの充電器との併用が最強でした。アップルウォッチのモデルにもよりますが、私の使っているSE第1世代は基本的に1日使ったら残量はほとんどなくなるので充電が必要です。旅行となるとそれぞれのデバイスの充電器を持っていく必要があります。iPhoneとアップルウォッチを使用する場合は、①充電器(2ポートあれば1つでOK) ②ケーブル(iPhone用)③ケーブル(アップルウォッチ用)と持ち物が増えてしまいます。特にケーブル類は嵩張ってしまいます。ですが633とアップルウォッチ充電器の組み合わせであればケーブルが必要ありません。これだけでも荷物がかなりコンパクトになります。アップルウォッチ充電器は端子がタイプAのものとタイプCのもの2種類ありますが633であれば両方使用できます。またAirPodsを使用している方にもおすすめです。AirPodsはモデルによってはワイヤレス充電に対応しているので633に置くだけで充電もできます。これもケーブル要らずなのでとにかくコンパクトにスマートに充電ができる、これが使用して一番感じた633のメリットです。


2. 622と同じように普段使い可能

前半では622との違いを中心に紹介しました。その中でサイズ感・重さが容量の割にそこまで変わらないと紹介しました。実際に使用して見ると確かに容量差ほど使用感に大きく差は感じませんでした。普段はコンパクトなショルダーポーチを使用していますが、633でも全く邪魔になりません。私は主に旅行等で使用することを想定して購入しましたが、普段使いも問題なくできることがわかりました。こうなってくると622との差別化が…と思ってしまいますが、やはり明確に差を感じることもあります。1番の違いは装着した際の持ちやすさです。本体の厚みも大きくは変わりませんが、iPhoneに装着してみるとやはり633は持ちにくく感じます。622でも装着時の厚みはiPhoneの倍(ケースをつけた状態)の厚みなので633はそれ以上となります。そのままカバンの中に入れてしまえば何も問題はありませんが、手で持って使用する、ということを考えると622に軍配が上がります。それでも全く使えない!ということはないので、622と633どっちを買えばいいの?という方には正直実機を触ってもらって検討していただくのが一番、な気がします。
もう一つ差を感じることがありますが、それは次の話題で。


3. スタンドは改善してほしい

これが先ほどに続く明確な差の一つで、個人的には改善して欲しいなと思うところです。背面のスタンドが不安定です。この不安定というのも決して使えないレベルで不安定ということではありません。ただ詳細情報でもお話しした通り平置きしたときに段差でグラグラするのが少しストレスです。633を装着したた状態のiPhoneはかなりの重量があるので、622のスタンドでは耐えられないのかもしれませんが、やはり622のような収納時にフラットになるスタンドのほうが使いやすさは格段に上です。
FLIP STAND自体はかなり丈夫ですが、センターからやや左にずれた位置に搭載されていることも不安定感を生み出している要因です。このスタンドはぜひ改善してほしい!


4. タイプAポートは要らない?

これは個人的な感想です。私の運用テーマとして、「ケーブルレス」があります。アップルウォッチも充電台に直接端子がついたコンパクトな充電器を使用しているためケーブルはありません。となると空いたタイプAポートでケーブルレスに使えることなどあるのでしょうか。私の場合は現状持て余している状態です。超短いライトニングケーブルがあればAirPodsの有線充電も同時にできますが、ケーブルが増えてしまうので…
とはいえあって困るものではないので、不満点ではなくあくまで感想、といったところです。


まとめ

約半年間使用してみて、 ANKER 633 Magnetic Batteryは最強のモバイルバッテリーだったのか、ということですが…

結論

現状は最強

ということで現状は最強、これが私の答えとなります。現状とあえてつけたのは先ほどのスタンドの問題など細かな改善して欲しいところがあるためです。
あとはMagSafe対応機種、ケースを使用していることが前提のためです。
当然ケーブルを使用した方が充電速度は速いです。ですのでケーブルありの最速充電とケーブルレスのコンパクト・スマートな充電、どちらをとるかによるので、あくまで私個人としては後者が現状最強、となります。
多くの人がMagSafeを使用していないと思うので、なかなかイメージがつきにくいかもしれません。ケースも対応したものに変える必要もあるのでハードルは高いですが、使って見るともう戻れません。とにかくスマートで快適なので是非この機会に検討してみてください!

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では!


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