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富山を楽しみ尽くせ

今日は、ひさびさに総曲輪と西町の商店街を散歩しに行ってきました。

大学3年生の後期に入ってからはめっきり授業が少なくなって、街のほうまで出てくることも減ってしまっていたので、ゆっくり歩いたのは何ヶ月ぶりだろう。

ひさびさに歩くと、わたしが商店街を好きになって、まちづくりに興味を持った原点がたくさん詰まっていました。

西町の「さんぽ〜ろ」(かわいい名前!)には、お店の看板すべてに「メリークリスマス」と書かれた可愛らしい旗が。

今は閉店している空き店舗の看板にも、ぜんぶ。

だれかがひとつひとつ掛けたんだよな〜と、その仕草を想像してみると、とたんにその光景が愛おしく感じました。

それから、
イヤホンでラジオを聴きながら歩いていたのですが、ラジオ越しに何やら愉快な音楽が聴こえてきたので、思わずイヤホンをはずしました。

「♩ジングルベ〜ル ジングルベ〜ル すっずが〜鳴る〜」

あまりにも心がはずむ、聴き馴染みのある音楽でした。

テーマパークなみの音量。気分はディズニーです。

でも、そこにある景色は、人が1人と、風に揺れる「メリークリスマス」の旗。

ジングルベルの音楽が、空っぽの乾いた空間を抜ける感覚になりました。

もしかしたら、わたしは空き店舗の多い商店街に対して、悲観的になりすぎているのかもしれない

けれど、もっと多くの人がこの空間でクリスマスを実感できてもいいのに、ともったいないような気持ちになりました。

みんな行ってみてよ、かわいい雑貨屋さんとか、おいしいお餅屋さん、パン屋さんもあるんだよ、、!


新しい発見もありました。

まちなか美術館「ギャルリ・ミレー」

これまでは、横を通ったときにどんな場所なんだろうと思ってはいたけれど、人の気配を感じず、なんとなく素通りしてきた場所です。

今日は、横を通ると、入り口で談笑するマダム2人が。

知らない場所、気になっている場所に人がいるのを見ると、急にその場所が気になりだすのが私の性分で

さっそく調べてみると、フランス絵画の巨匠ミレーの絵を身近に鑑賞できるとのこと。

あまりそのへんのことは詳しくないけれど、今度行ってみよう。たのしそう。

それから、今日いちばんアツかった発見!

富山でも「アメリ」を観られる!

すきなYouTuberの影響で、ずっと観てみたいと思っていた「アメリ」。
10月末ごろ、どうやら11月から全国で「アメリ」が上映されるらしいとの情報を得て、すぐさま富山の映画館を調べました。
、、が、ざんねんながら富山は対象外。

富山ってこういうときに限って除外されるよな〜、、とため息混じりにぼやいていたのですが、

今日、商店街を歩いていると「アメリ」のチラシが置いてあるではありませんか、、!

もしかしたら富山で観られるかもしれん!と激アツな展開を期待して、チラシに向かって一目散に手を伸ばしました。

「ほとり座」

マニアックだけど、知る人ぞ知る名画を厳選して上映している、なんとも心惹かれるまちの映画館。

このほとり座で、クリスマスから年明けにかけて上映する、、!

喜びのあまり、わたしはたぶん誰よりもにやけて、スキップしそうな足どりで歩いていたかもしれません。

年末は予定が合わず観られないので、年明けに観に行くことに決めました。
新年早々、少々出来過ぎな予定!
うれしい限り。

あと、もうひとつ。心打たれる発見。

富山大和の入り口横のショーケース。

写真を撮っている方がいたので、私もなんだろうと思わず立ち止まって見てみると、大きなクリスマスツリーと

井波彫刻の職人さんが制作したシャンデリア。

富山大和と井波彫刻がコラボした地域共創の展示、とのこと。

木がかもし出すあたたかな温もりと、職人技を感じる繊細さ

それをシャンデリアで、、

美しさに心惹かれたのはもちろん、さまざまな「地域共創」の形があるのだなあと考えさせられて、

わたしがやりたい「まちづくり」ってなんだろう
と改めて思うと同時に、

わけも分からず涙が出てきました。

たぶん、井波彫刻という富山の伝統美が新しい挑戦と取り組みによって街の景色を照らしていることの美しさと

今のわたしの無力さです。

将来、やりたいことはぜんぶやりたい。

その実現に向けて、今はどの選択肢が合っているのかがわからず、葛藤中の心が吐露してしまったのかもしれません。

わたしも、なにか街に還元できることをしたい。

この思いは揺るがないけど、その「なにか」をまだ掴められていない。

まだまだ先は遠そうで。

でも、富山には知らないだけで、実はたくさんたくさん素敵な場所も、素晴らしい伝統もあるんだよなあ。
“知らないだけで。”
それをよく実感した1日でした。

生涯富山に住み続けたい一県民として、
まずは富山の“素敵”をたくさんキャッチしよう。
そして、それを思う存分楽しんで。

“場所”なら、まず足を運んでみる。
“伝統”なら、よく知ってみる。

それが今のじぶんにできる、将来にも活かせるかもしれない、一歩めなのかもと思います。

富山を楽しみ尽くせ!

目指せ富山の“素敵”制覇!

☺︎

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