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僕が好きな英語のオーディオブック4選

僕のオーディオブックの聴き方

僕は生の英語をたくさん読み聞きすることで、英語力がのびたらいいなというお気楽な作戦で英語学習をつづけています。

読み聞きと言っても実際は聞くことばかりで、殆ど読んでいません。
Amazon.com でオーディオブックと洋書をセットで買うこともあるけど、結局オーディオブックしか聞きません。

オーディオブックもストーリー物は、集中して聞かないとダメな気がして挑戦していません。
ノンフィクション系の方が内容がついていきやすいような、、、これはもう完全に個人の趣味ですね。

聴き方も、何回も聞いているうちにだんだん分かってくる、漆塗り、重ね塗り方式です。
最初は全く歯が立たなかったものでも、今は数回、数十回と聞くうちに90%以上分かるようになったりしたので不思議です。

こういう重ね塗り、漆塗り、ミルフィーユ作戦をやるには、自分が興味を持てる、内容を知りたい、理解したいと思える本が良いです。
つまらないものを何回も聞いていると嫌になってしまうでしょう。
好きだから何回も聞きたい、みたいな惹きつけられる動機が必要と思います。

僕が今回紹介する本(結局全部オーディオブック)は、本当に何回も聞いているものばかりです。好きだからこれからも何回も聞くと思います。

みなさんも好きな俳優の自伝や、偉人のノンフィクションや、心理エッセイなど、なんでも自分が興味あるものにエイヤと手を出してみて、後は重ね塗り作戦でなんとかなる、ばやいもあるのでやってみても良いかもしれません。

興味があるものを見つけてみて下さい。
もうこれで俺のオススメは出し尽くしましたw。
(次の4つたまるのはいつになることやら。。)
リンクは本ですが、全部オーディオブックで聴いてます。

Atomic Habits

ずっといいよいいよといい続けてオススメしている。

習慣の持つ特性(良い面、悪い面)がコンパクトに、網羅的に、かつ実践で使える事を意図して紹介されている。

著者の James Clear 自身が、昔野球で大怪我してから再起した経験がある。
今までできていたあれやこれやと比べて、今を嘆くのではなく、たとえ地味でも出来ることをやっていくことで再起した経験がある。
読者に対して、安直なアドバイスを与えてしまう事を慎重に避けているが、それでも残る、短く強いフレーズが満載で、読むととても勇気づけられる。
役に立つだけでなく、やる気を鼓舞され、励まされる本でもある。

Four Agreements

大昔に日本語で読んだことがある。その時は響かなかった。
今は恐ろしく凄まじく、なんじゃこりゃ〜ってくらい響く。
最近のヘビロテ。毎朝のジョギング中に聞いている。

俺が好きな Podcast Host, コメディアンの Joe Rogan が何度か紹介していたので、「あ、これ昔俺が読んだスピリチュアル本じゃない?Joe がスピリチュアル本紹介するのめずらしいな。。」と思って気になって聴き始めた。

ちなみにこのリンク箇所から(1:11:42〜) Joe のこの本に対する語りが聴けます。

この本の英語は超簡易、朗読もゆっくり目。内容も「なにに気をつけていけばより良く生きられるか?」というテーマなので、とてもついて行きやすい。

スピリチュアル本といっても超地味。この地味さが魅力でもあるけど、昔の俺には響かなかった理由だ。
昔、俺はもっと生きるのに苦しんでおり、今すぐ悟って(Enlighten)楽になりたいんや〜!的にすがる気持ちでスピリチュアル本を読み漁っていた頃がある。その頃の俺がこの本を読んでもピンと来なかったのも分かる。
この本は甘い fluffy (ふわふわ)なスピリチュアル本ではなく、各自が頑張らにゃ〜ならんという事を言ってくる。だから頑張る気がなくて秘伝の裏技で助けて欲しかった俺は、へ?ってなるだけで響かった。
今は地味な努力の積み重ねしかないと考えるようになったのと、歳をとって少し経験が増えたこともあり、とても響くようになったのだと自己分析している。俺は大人になった。のかもしれない。。
地味な、でも重要な4つの原則(Four agreement)に従って生きる事を勧める本で、その4つは
「1. 嘘の言葉を使わない, 2. 何事も個人的に受け取らない, 3. 思い込みをしない。見做さない, 4. ベストを尽くす」だ。
朗読は本人ではないがとても合っている。

Everything Is F*cked

著者の Mark Manson は 「 The Subtle Art of Not Giving a F*ck 」という、ここ数年で群を抜く異常な世界的ベストセラーになった本でメジャー・デビューした、ブロガー・作家・Youtuber 的な人。

彼の 2作目がこの作品。アウシュヴィッツに自ら潜入したヒーローの紹介に始まり、レシピ伝授形式で宗教の作り方を説明したり、ニーチェの人生、カントの哲学が語られる。
希望とは何か?価値とは何か?人、社会の成熟とは?といったテーマについて考察する。
誰かの頭脳に頼ることなく、逃げずに真正面から考えて答えを出そうとしている。その野心、本気度、知識、まとめかた、ストーリーテリングの飽きさせなさ(悪ふざけが過ぎると思う人もいるであろうけど)、色々パワフルな本だ。
ニーチェもカントも彼にとっては強く心酔した哲学者であり、読者を啓蒙しようというようなむさ苦しさは一切なく、「俺が大好きなニーチェはこうだ」とか、「カントっていうヤバイやつについて紹介するぜ」的な感じで紹介する。
それが俺にはとても伝わりやすい。

以下の動画に彼自身による著書解説がある。この本は「ある人にとっては2作目はよく分からんかった。なにあの本?といわれるし、別の人にとっては、これはとんでもなく凄い本だ。と言われる」らしい。俺にとっては間違いなく後者。これからも何度も立ち返って触れ続けたい本(オーディオブック)だ。

自作は Will Smith の本の共著者らしい(さすが売れっ子)。これも気になる〜

Born a Crime

Daily Show のホストを担当している Trevor Noah(トレバー・ノア)の自伝。

タイトルは 犯罪の誕生。この犯罪は Trevor 自身の事。
彼は黒人差別政策アパルトヘイト配下の南アフリカで生まれて育った。
スイス人の白人の父と、黒人の母親との間に生まれたハーフ(Colored)として彼が見た世界がエピソード毎にテーマを変えて語られる。

幼少期のエピソード、母親との関係、恋愛、DV義父の怖ろしさ、CD海賊版販売ビジネス、DJとダンスクルー 等など。

朗読も本人。笑える話が多いけど、いろんな話がある。考えさせられるもの、Trevorのたくましさ、Trevorの母の強さ。母とTrevorの絆。言葉によって人の態度が変わる瞬間、相手の言葉を話すことの力、、等など、いっぱいつまっている。
俺は6歳の息子を育てている父親だけど、息子に対して「差別はダメ、いじめはダメ、犯罪はダメ」と教えるよりも、この本を一緒に読んで、思ったことを語り合う方が、余程教育として複雑な栄養があると思っている。
だから日本語本も買った。もう少ししたら一緒に読んでも良いかなと思っている。いっぱいエピソードあるから分かりやすく笑えるやつからでも。

おまけ: 難易度の順番

今回紹介したAudiobookを簡単な順に並べると次の順番。

1.  Four Agreement
2. Atomic Habits
3. Born a Crime
4. Everything is F*cked

↓ おかね。。。おかねをください。