初心者ナンパ師が夜職美女と対戦したら10分で撃沈した話

京都祇園で

2024年 2/25(日)

俺は夜職美女のトーク講習に参加した。
場所は京都祇園のバー。冷たい雨が降る中、俺は薄暗い道を歩いた。

これまで人と話すのを避けてきた俺はこんなとこ通ったことがない。 師匠から与えらえたミッションは夜職美女相手に30分で仲良くなって自分に興味を持たせること。

正直、対等に戦える気はしてなかった。 夜職美女なんて格が違いすぎる。会話すらしたことがない。 ただ(自分の苦手に立ち向買うことで成長する。)と思った俺は今回の講習の参加を決意した。

対戦開始

緊張の中お店に入った俺は、夜職美女と挨拶を交わした。 ここから講習はスタートだ。

目力が半端なく自分の骨の髄までを見透かされているような気がした。 恐怖で声がどんどん小さくなる。ノンバーバルもクソもない。 何を質問してもうまい具合にはぐらかされる。
👩「なんでそんなこと聞くのー?」と眩しい笑顔で聞き返される。
それどころか俺のことを褒めてきて、舞い上がって、本来の口説く目的すら見失いそうになる。

上部だけのトークがだらだらと続いた。 もう無理だ。こんな子と会話したことがない。 いかにマッチングアプリの子が簡単であるかを思い知った。 10分程度で沈黙となってしまった。

(この俺が沈黙だと?俺はこれまで20人抱いてきた男やぞ?)と必死で崩れかけるプライドを保とうとする。 経験人数なんて意味がないことを自分でも分かっているのに。

マッチングアプリの子でも沈黙になることはある。 そんな時も自分のトーク力不足のせいなのに(質問ぐらいしてこいよ)(ほんとコミュ障だな) と女の子のせいにして口説くのを放棄する。自分の弱い部分を認めたくないから。 誰だって自分の弱いとこなんて見たくない。 自分ができることだけを見続けて、自分より下を見ていれば幸せじゃないか。 でも、自分の弱いとこと向き合わないと俺は変われない。

そんなことを考えているうちに隣についていた師匠が痺れを切らして、終了となった。 30分のはずのトーク講習は10分で終わってしまった。

フィードバック

ここから夜職美女からのありがたい鬼のフィードバックが始まった。

👩「あなた自身の価値観が読めない。あなたは何がしたいの?何を信念に生きてるの?」

👩「初手から2分で「なんでこの仕事してる?」って聞かれて、「バカにしてんのか」と思った。 ずけづけ土足で上がってくんじゃねーよ。そこから話す気がなくなった。」

👩「話が全部誘導されてるなって分かった。私は”あなた”と話したかった。 誰かの言葉を借りて伝言されてもつまらない。トークのマニュアルで話してるよね?」

やはり自分の浅はかさは見破られていた。 本当にその通りだ。自分は自分のことしか考えてない。口説き以外でも全ての人との関わりがそうだ。

相手のことを本当に知ろうとしてないとこういうことになるんだ。自分よがりの質問ではなく 本当に心から相手を知りたくて出てきた質問が出ないと太刀打ちができないんだ。 フレーズや技術云々ではない。自分の生き方を変えないといけない。 行動を変えないといけない。自分勝手な人との関わり方を脱しないといけない。 自分の生き方を肯定できるようにならないといけない。

恋活はやっぱり難しい

恋活をすればするほど、恋活の奥深さと難しさを知る。 最初は外見を整えて、出会いを増やして、トークフレーズを覚えてなんとかなると思ってた。 でも違うんだ。自分の行動・考え方全てを変えないと本当にモテる生き方はできない。

惨敗の帰り道で

帰りのバスで師匠が鬱であることを知った。 俺も鬱気味だけど、それを言い訳にして行動しないのは小さすぎるな。 恵まれた容姿があって、お金もある俺が諦めるのは違う。

師匠は言った。 「世の中には鬱になって這い上がる人かそのまま地まで落ちて這い上がれない人の二通りがある。 鬱になっているからこそ、挫折を経験しているからこそ見える世界があるし人の悩みに寄り添える。 俺は基本鬱になったことない人は信用してない。」

俺も小学校の頃から精神科に通っている。なんで自分はこんな性格なんだと何回も自分を否定した。 でも、このまま諦めたら俺の人生は間違ったままで終わってしまう。 俺の今までの人生、正解にしてやらないと、死ぬに死にきれないんじゃないか。

「俺は辛いことがあった。辛いことがあったからこそ、恋愛活動を頑張った。 恋愛活動を通じて俺は変わった。」そう言えるようにしないといけない。 絶対に諦めたくない。

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