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書く習慣 Day 21 これまででいちばんのチャレンジ

 僕が生きてきた中での1番のチャレンジは、大学進学時に地元を出たこと。
 我が家では、僕以外の家族全員地元志向が強い。兄は高卒で地元に就職。妹は専門学校には行くけど実家から通える範囲。父も母も結婚するまでは実家暮らしで一人暮らしの経験もないそうだ。

 僕はというと、中学生ぐらいから「早く地元を離れたい」と思っていた。僕の地元はかなり田舎で、どこに行っても知り合いがいる。自分の知り合いならまだしも、家族の知り合いも至る所にいる。いつも、どこにいても知り合いに囲まれて生活するのがとても窮屈に感じていた。
 また、3つ違いの兄としょっちゅう比較されるのもたまらなく嫌だった。兄はかなり目立つタイプだったから、いろんな人に比較される。その度に「弟なのに似てない」と言われることばかりで、なんで兄弟とはいえ兄を基準に評価されるのだろうと思っていた。

 そんな訳で、高校生になり進路を決めるとき、「大学生になったら地元を出て一人暮らしがしたい」と相談。当然大反対される。僕は兄弟の中で一番マイペースで面倒くさがりだったから、まさか僕が地元を出たいと言うとは思わなかったようだ。

 最終的に、地元を離れて一人暮らしすることを許してくれた両親には感謝している。地元を離れて一人暮らしを始めてからは、地元から離れられた解放感で充実した大学生活を送っていた。

 たまに、「両親の望むように地元に残っていたら」と考えるが、そうしたらやりたいことも見つからずにダラダラした日々を過ごしていただけだろうなと思う。大学だって卒業出来たかわからない。「地元を離れる」と自分で決めた道だからこそ、バイトと学校生活を両立させて、充実した日々を過ごすことができたのだと思う。

 他の人から見たら、大したことないかもしれないけれど、僕の人生での1番のチャレンジは「地元を離れる」でした。

 では、また明日。

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