街を歩いている時 時々自我がある場合
まばたきすると季節が変わっているような気がして怖くなる。一日一日を消費している感覚がまるでないような毎日の中で。今日もマスクをし、外に出かける。これが当たり前になった日からもう三年が経つようだ。
20分ほど電車に揺られてたどり着いた先、新宿は歌舞伎町。このご時世あまり良いイメージがない場所かもしれないけれど、街は確かにまだちゃんと生きていた。眩しすぎるネオンの中に馴染むピンクのリボンと位置の高いツインテール。死んだ顔をしたホストがレッドブルを飲んでいる。そんな様子を横目に、