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「正しい」より、「美しい」。

山口周さん『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』
付箋箇所より抜粋。
 
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「邪悪でない」「真・美・善」は、きわめて合理的。

「セルフウェアネス=自己認識」の能力をもつ。

ルールや評価基準を「相対化できる知性」をもつ。

「疑いの態度」「知的反逆」の視点=哲学をまなぶ。
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いつからか、せいぜいこの十年か、数年前から、
 
1.前提条件に対して、疑い・批判的な視点をもつこと
2.自身に対して、観察・フィードバックの仕組みをもつこと

 
にこだわっている。
 
 
裏返すと、
 
(1) もっともらしい意見に感化されやすい
(2) 自分(だけ)が正しいと思い込みやすい

 
という、かなり重大な欠陥を持っている。
 
忘れた途端、緩んだ瞬間に元に戻るから、定着する方法を模索している。
 
びくびく脅(おび)えながら、習慣化しようともがいている。
 
 
解答を出すより問題を作るほうが価値(値段)が高い
が、ここしばらくの、足の置きどころだった。
 
 
山口さんは
「役に立つ」より「意味がある」
「論理的」より「直感的」
「理性的」より「感性的」
「正しい」より「美しい」

と指摘している。
 
まだちょっと消化しきれていない。
もうすこし考えてみます。
 
 
薦めてくれた友人に感謝します。
 
 
---(付箋箇所すべて)---
・サイエンス重視の意思決定の限界
・「正解のコモデティ化」
・「科学的に検証できない」ことは、その命題が「偽」であることを意味しない
・経営の健全性は「計測可能な指標」だけによって計れるわけではない
・三体以上の相互に影響し合う「系」を解析的に厳密に解くことはできない
・「アート」と「サイエンス」が主張を戦わせると、必ず「サイエンス」が勝ってしまう
・サイエンス側がアート側を批判することは非常に容易である
・「デザイン」と「経営」の共通点=「エッセンスをすくいとって、後は切り捨てる」
・街のチェスクラブの常連たちの読み手には、最後まで一番良い手が含まれなかった
・サイエンスは言語化が可能→再現性がある→差別的競争力を打ち消す
・イノベーションにはパースペクティブが必要
・「邪悪にならない」(google)は、きわめて戦略的な合理的な社是
・「罪」は救済できるけど「恥」は救済できない
・ルールや評価基準を「相対化できる知性」を持つ
・成果を出し続けるリーダーは「セルフウェアネス=自己認識」の能力が非常に高い
・高度な意思決定の能力は、はるかに直感的・感性的なものである
・「悪とは、システムを無批判に受け入れること」
・システムをその便益に拐かされずに、批判的に相対化する
・「論理から直感」の転換は、意思決定基準を「外部から内部」へと転換すること
・「アカウンタビリティ」はむしろ邪魔である
・美の意思決定はリーダーシップの問題
・専門家として能力を高めるプロセスは、パターン認識を高めることに他ならない
・哲学の歴史を一言で表現すれば「疑いの歴史」
・「偏差値は高いけど美意識は低い」という人に共通しているのが「文学を読んでいない」
・「メタファーの技術」を学ぶ
・リーダーがやれる仕事は徹頭徹尾「コミュニケーション」でしかない
(『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』)
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