見出し画像

vol.061「好きになる人の共通点:その分野のトッププロでありながら、寛容で、ユーモアもあること。」


「尊敬できてリピーターになる学びの先生(著者・発信者)の共通点」というものがあります。仲人Tさん(結婚物語。)も該当するお一人です。

Tさんの存在を知ったのは、Amebaブログ。投資家の藤野英人さんがFacebookで紹介されていて一読。文章の面白さに惹き込まれ、さかのぼって読みふけりました。(『親が毒親だと婚活はガチでキツイ』)
「結婚物語。」さんは NHK「100カメ」に登場していたから、ご存知の方もいるかもしれません。※トビラ画像は同社のYoutube公式チャネルからお借りしました。

そのTさんが、X(旧Twitter)でライブ配信されてるのを見つけて、全3回聴いてしまいました。
聴きながら思い浮かんだ、「好きになる人の共通点・追加版」を書き出してみます。

◆話す技術/書く技術が高い。

これまでに好きになり、リピーターになった何かのプロフェッショナルは、例外なく「話す能力」がめちゃくちゃ高かった。Tさんももろに該当する。
「話す能力」とは、技術=話す速度や滑舌や一文の長さ、伝わりやすさもあるけども、「聴き手(分野の素人)がずっと聴いていたいと思うかどうか」。※「伝わる」はとても測定・評価が難しい。話し手の問題ではなく、「本当に理解できているか」=受け取り手の問題がある。

同じく皆さんSNSで何かしらテキストコンテンツを発信されている。これまた例外なく、文章を書く技術が高い。教科書のような、文学のような、に限らず、とにかく読みやすい。そして面白い。

◆複数の分野で実績がある。

Tさんは「結婚物語。」で働く前は、営業職。その会社で全国トップクラスで入賞するくらいのレベルだったそうです。話す・聴く・書く、フィードバックする能力が高い。こういう人は、業界・職種を大きく替わっても活躍する。

一流のプロフェッショナルは、「一芸に秀でる」レベルではなく、2つ(以上)の軸を持っている。「私、口ベタで寡黙ですけど、提供する商品には自信があります」は世の中に通用しない。
2つの軸、はたとえば、①ある専門分野のプロで、②その分野について発信することができる。宣伝し、興味関心を惹きつけることができる。
ベンチャー企業でいえば「本サービス提供者」に加えて営業担当、広報担当も兼任できる。どこに行っても、代替の効かない人材になる。もちろん独立起業しても業績を出す。※能力にくわえて努力量・行動量でも抜きん出ているから、感心するのが失礼で、あたり前だと思う。

◆メニューに値段があってない。

「これが無料ですか?」と思うようなレベルの情報を発信されている。内容が具体的で細かい。
無料説明会、または初心者向け低額セミナーであっても、コンテンツの質感が変わらない。野球のピッチャーでいえば球速が落ちない。
こういう人たちの発信を読むと、凡人の「有料のブログで稼いでやろう」とか「オンラインサロンとか主催できたらいいな」みたいな願望が、妄想でしかないと思い知らされる。

◆イン/アウトプットが異常に多い。

一回のブログに書く文字数、一回の配信で話す量が多い。1か月に10冊、20冊と本を読む。仕事に関連する様々なブログを読まれてて、その量(読む速さ)も異常である。

※学びの師たちは私の発信なども読んでくださったりする。フェルミ推定ではないけども、「え?ここに読みに来てるということは、、、、顧客や教え子や取引先、全体ではどのぐらいの記事を、どんなペースで目を通してるの?」と恐れおののいてしまう。

◆断定する。

話す量が多い速いと関連して、断定する。保留しない。
前述のライブ配信もそうだ。事前募集した質問を次々読み上げて、答えていく。(※私もこっそり質問を投稿。「結婚物語。さんの職場の雰囲気がとても良いと感じる→なにか工夫されてますか」でした)
とにかく言い淀まない。言いきる。「これはどう答えようかなぁ~」と言うときは、かなり深刻な質問のとき、答えが複数あってどうしようか、というときだった。
この「言いきる。あいまいにしない」は、尊敬する師たちの大きな共通点だ。

◆悪口を言わない。

人の悪口を言わない。決定的に言わない。Tさんに限らず、「一見口が悪い(かのように振る舞う)」ことはあるが、個人攻撃をしない。SNS等でのいわゆる匂わせもしない。守秘義務を徹底的に守る。陰口は言わず、言うときは本人に個別にズバリという。

◆ユーモアがある。

ユーモア、笑いを入れる。いじることはあっても、いじめることはない。または自分自身をオトす。三枚目あつかいする。自己開示、自己批判する。
※Tさんのブログなど、テイストが好きなファンだと、電車の中などでうっかり読めないほどのおかしさ。湿っぽくない自虐ネタで、つい笑ってしまう。

◆寛容であり、囲わない。

仮に会員や生徒が非礼、重大なルール違反を起こしたとき、厳格に指摘指導はするけれど、人格否定しない。再起を手助けする。去るときは追わず、帰ってきたら受け入れる。
同じく、入会説明会で強引な勧誘をしない。その人の状況に応じて、同業他社を薦める。入会や注文を保留する。一度よく考えるように助言する。
※甘やかすでもなく、とにかく自然。自在。

◆多様性をリアルに受け入れている。

配信を聴いて、一番驚きもし、新鮮でもあり、納得したのが、「LGBTQの会員さん向けプログラム」も提供されていること。単に流行りで受けがいいから掲げているのではなくて、(結婚相談所だから、ビジネスとして当然なのかもしれないけど)該当する方限定のお見合い・紹介をしている。そういった方からの相談にも動じない。腫れ物にさわる・ちやほやするでもなく、普通に応じている。

NHKで紹介『のぞき見ドキュメント 100カメ「結婚相談所」



こうして書き出してみると、能力の高さや目覚ましい業績に加えて、寛容さ柔軟さ(モラル)、そして自在さのある人に惹かれているのだと分かる。
自分が向かう方向も、もちろんこのとおり真似できたら苦労はないけども、この2つの軸があったほうがいいし、努力して目指すべきものだと、頭の整理ができた。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?