セミナー後の懇親会で、初対面の人と話すときに選ぶテーマ、おすすめ3選。
なにかの懇親会で、初対面の人と会話するテーマ選びについて。
職場仲間の飲み会なら、
・「場を変えた」ほうが効果的な話をする。社外秘や個人情報に留意。
・上司に、言いづらい話題を伝える。部下を、違う切り口で賞賛する。
・聞き役に徹する。反応し、質問して、ふだん聞けない話を引き出す。
くらいだろうか。
大前提として、文化・価値観・用語・行動原理が共有されているから、わりに簡単だ。
また、「シチュエーションが変わる」ことが、飲み会の唯一最大の効果だということがわかる。
(※)いわゆる「飲みニュケーション」自体は不要派です。仕事のシステムに組み込むものではない考えています。
「飲み会:こちらから誘うのを、やめた理由。」
所属しているコミュニティの外、はじめましての人との場ではどうだろう。
試してみて、お得だった、会話が続きやすかったのは、
1.この場にいる目的、背景。
2.実体験した失敗談。
3.育成や自己研鑚に関すること。
です。
1.この場にいる目的、背景。
セミナーや講演会後の懇親会では、いちばん扱いやすい話題。
積極的かいやいやか、個人参加か会社からの命令かは別に、
「今日ここに来た理由」
は、かならずある。
相手が話してくれたら、さらに質問するか、自身との共通点を話す。
2.実体験した失敗談。
話すテーマは、必ずしも格調の高い内容でなくていい。
こちらが話すのは成功譚ではなく失敗談。今かかえている悩みや課題、苦労話がおすすめ。
※初対面の人を相手に、自慢話を語って、いわゆるマウンティングを取る人をまれに見かけるけど、「ムダ」でなく「マイナス」だからやめたほうがいい。
(追記)相手がずっと若く、ビジネスパーション経験が浅い人で、アドバイスを求められたときは、率直に、話せることを話せばいいい。
対等な目線で、敬意を払いつつ、「参考になれば」というスタンスがちょうどいいと思う。
3.育成や自己研鑚に関すること。
採用、人材の確保、社員の教育に、興味関心のない経営者はいない。
苦労もあれば、自信もあるテーマだから、話したい人は多い。
盛り上がる確率は、ほかの話題よりもかなり高い。
相手の取り組みや経験談が参考になるものなら、そのまま真似できることもある。
* *
3つの共通点は、
「役職や職種、業界に依存しないテーマ」
だということ。
業界固有のテーマ、たとえば
「航空機の設計工程における風洞実験の効率化について」
を熱く語ったとして、相手が学習塾経営の場合は、どうしたって盛り上がりにくい。
(※)現代ではコンピュータでシミュレーションできるはずなので、風洞実験が行われているのか不明です。
ポイントは、相手に話してもらうこと。
つまり、質問することだ。
「部下の指導育成で、ちょっとマンネリを感じて悩み中なんです」
でも
「読書のジャンルが偏りがちで、おすすめの本はないでしょうか」
でも、なんでもいい。
質問したら、聴く。うなずく。反応する。
確認の質問をする。あらたな疑問点を質問する。
懇親会の「テーマ」=「相手に振るテーマ」であり、「自分が話すテーマ」ではないということです。
最後に、
もし、会話が盛り上がらなかった場合。
・選んだテーマが面白くなかった
・まだまだ体験のストックが足りない
・説明が分かりにくかった
・質問のしかたがまずかった
など等、「振り返りと分析」をすれば良い。
要因にあたりがついたら、次の機会で改善して、試してみる。
これを繰り返しをしてうちに、下手なら下手なりに、会話が上達していく。
以上、
「セミナー後の懇親会で、初対面の人と話すときに選ぶテーマ」
でした。
すこしでもご参考になりましたら幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?