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vol.028「ファッションの学校に、サポートで参加して考えたこと③入学の動機、生徒としての基本方針、サポーターとして気をつけていること」

政近準子さんの「MFJ(マインドファッションジャパン)」に、ひょんなことからサポーターとして参加させて頂いている。


先月終了したベーシックコースに引き続き、現在はアドバンスコース。

【追記】昨日のアドバンスコースDay2、とてつもない衝撃を受けた。『銀河英雄伝説』でキルヒアイスが死んだときくらいの衝撃。授業の内容は公開できないけど、いずれ整理して抽象化できたら扱ってみます。
 
たまたまここ数日、これまでの流れを振り返る機会があり、備忘録的に書きとめてみます。

1.はじまりの始まり。


◆いち受講生としてのスタート

MFJにはじめて参加したのは2021年1月、MFP0期(現在は2期)。学校の創成期、実験段階。リアルで例えるなら、校舎がまだ建設中、というステージだった。(※試験段階に参画させてもらった、ということの価値は大きくて、話が長くなるので別の回にわけます)
そのさらに前半課程を終えての感想メモが残ってて、シェアしてみる。

『似合う』とは。(存在感、雰囲気、空気感、世界観)

・「無難」「まとまっている」は印象に残らない。これまで「一貫性」を指針にしてきた。テーストや、色みを揃える。「衣服のことに気を配っていることがわかり、かつ一定の信頼のおけそうな(仕事のできそうな)人物」という路線だ。存在感で抜けるためには、もうひとまわりふたまわり、「外側にある一貫性」を構築できるかだと思っている。

・知識の質、量が絶対的に要る。「最低限この固有名詞と概略ぐらいは知っておけ」という人物、ブランド(文物や国)は、どの分野にもある。用語、プロトコール、ルールもしかり。「世界観=お金で買えないもの」を身につけるには、ブレイク(守破離の破)の前に、防具としての正しい知識が要る。備えている者が持たない者を見ると、無謀すぎるぐらい無防備に見えているのだろう。同時に、これまで学びの手がかりとして用いてきた「なになにの歴史」という切り口が、間違ってはいなかったことも再確認。投資対効果が高いというのか、体系立ててとらえようとするときの、きわめて有用な補助線だ。

・【最重要】「隠れた窓」に気づくことである。まだきちんと言語化できていないが、「自身が気づいている『似合う』装い」「他者が気づいている『似合うよ』と言ってくれる装い」のほかに、「自身も他者もまだ見つけていない、隠れた『似合う』」を、実験をつうじて発見する作業なのだと、現時点では考えている。人に見つけてもらったり、アンケートや多数決で選ぶものではない、ということだ。

(MFP0期の感想メモより)

 
いま振り返ると、むろん現在でも知らないことのほうがはるかに多いのだけど、「だいぶ身構えてるな」と思う。頭のなかの混乱を押さえつけて、どうにか自分のフィールド(言語)で収めようとしてるのがわかる。

ただ、当時から「(政近さんを含めた)人から正解を教えてもらうのではない。自分で見つけるしかない」、「ファッションや装いの前に、自分のなかの隠れているもの(隠してきたこと)を捕まえるのが先だ」ということは、おぼろげながら理解していた。

2.MFJ2期に臨んで。


◆2期に際して決めた基本行動方針:

 
①「課題提出のための大きな買い物をしない」
一通り学びを終了(修了)して「自分が現段階で目指すべき装い」の結論が出るまで、新たに本格的な買い物をしない。といって全く買わないと、失敗の経験も含めた練習にならないから、少額の予算上限を決めて購入する。
 
②「意味性を考える。自分で見つける。」
0期で感じたことを踏まえ、「買い物しないかわりに意味づけをがんばる」と決めた。買い物をしない=自動的に「手持ちの服の中から選択的に選んで課題への装いをつくる」ことになる。当然、「そのままでは課題を表現できそうな服がない」事態がしょっちゅう起こるから、その対策がいる。考えた解決策(回避策)が「意味性を考えることで・既存の服の範囲で・新しい価値の上乗せ をする」。

◆「意味性を考える」


「皆さんの課題提出に、とにかく同程度の文字量でコメントを1回は書く」に取り組んだが、途中から、
・「前回まで受け取っていたイメージ通りだ」or「変わった」
・「らしさを強調するとしたらホニャララしてみてはどうか」
の二つに絞って書く(それしか書けない)ようになった。
 
ファッションのことは知識が浅すぎてほんとにわからない。皆さんが当たり前にやり取り用語もいちいちググってから会話に参加するレベル。
だから「らしさ」「前後の比較」=意味性に限定すれば、何とかコメントが言ええそうだ、と気づいたため。
 
この「意味性を考えること」が、受講生として課題に取り組むときの、「人がやってなさそうなこと」をやる=人との違いがその人の価値、「その場面(TPPSOM)一回きりの意味を持たせる」へとつながっていく。

3.「サポート」で気をつけたこと


◆自分でコントロールできる要素を固定する。


量を固定する:装いに関する知見や語彙=「質」を担保のしようがないからせめて量を固定する。受講生皆さんの投稿にコメントするときのフォーマットを固定した。「課題提出に対しては必ず稚拙でもコメントする」とまず決めた。
公平性を固定する:私など誰も大して気に留めてないだろうけど、と思いながら、コメントの文字量、項目数をおおむね均(なら)した。忙しくなったとき、コメントのボリュームを減らすときは、減らしたあとの文字量をおよそ同じ程度にした。
 
当たり前だが、「教える側が教えられる現象」と似て、サポートする側とされる側では、サポートする側の学び気づきがはるかに大きいと感じている。
 

◆リスクを取る。


・受講生皆さま向け:コメントやトピックス投稿は「自分の頭で考えたこと」を書く。合ってるか間違ってるかをおそれず言い切る。ただしやわらかい表現で。
・運営に対して:特段の連絡のないかぎり、いちいちお伺いを立てない。時間を奪わない。「現在の自分では、迷惑をおかけしたところでたかが知れてる」と割り切った。


◆リスクを避ける。


・運営に対して:「この内容は露出しないで」などののガイドラインを愚直に遵守する。
・受講生皆さま向け:SNS友だち申請をこちらからは送らない。なにか連絡を頂いた際も淡々と礼儀正しく対応。相手の方の文章の長さ、テンションの高さになぞらえて、同程度の熱量で返した。
 
 
要するに、結果責任を負えない危険をおかさないようにした。「あんなやつがサポート役なの?大丈夫?」という印象にならないよう留意した【現在進行形】。


アドバンスコースでの気づき、学びは、また回をわけてレポートします。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 
(つづく)

【追記】MFP0期の初日終了後のレポート(「今回のベスト何々10名」に選ばれた→その理由を自分で考えて報告)メモが残っていました。講義の内容に触れる部分、ほかの受講生に関する部分を削除・一部編集してシェアします。

(ベストドレッサー11名に選ばれて)
遅くくなりました!ご報告いたします。
<選ばれた理由 自己分析>
せっかくですので、真剣に当てに行きます。

■選ばれた理由:
①全体通して:目的(戦略)、方針を立てて課題に臨んだ。
・はじめに、今回の課題を分解し、分析・整理した。
・「当日の服装」でなく、気づきや学びの目的を棚卸しした。
②奇をてらわず、真面目に準備した。
・自分に似合うテースト、路線に照準を絞った。
・手持ちであるもの、足すものを考えて組み立てた。
・目に見える形から入った。本件のために買い足した。
③テーマを幅広く再定義した。
・身につけるもの以外にも着目した。(ダイアリー、背景の本棚)
・光の当て方、漢字の成り立ち遊び、話すエピソード、付加価値をつけようとした。
総じて、素直に取り組んだ。場に敬意を払って、貢献しようとした。

■ココもっとこうしたら良かった点:
・【重要】上記の裏返しで、冒険してない。ふっ着れていない。ともかく失点を防ぐ、安全重視の装いにした。平たくいうと「面白くない」。
・靴を履いてこそ装いが完成。床に紙を敷く、または外で撮る 等できたはず。
・カメラレイアウト(※撮り直し版に関して)真正面(身体に正対して)から撮る、明かりの当て方 等、要改善。
(以上)

(MFP0期 Day1 振り返り報告その2 より転記)

(ベストプレゼンター10名に選ばれて)
純粋にびっくりしてしまいました。ありがとうございます。
「なぜ自分が選ばれたのか考えて、プレゼンを」とのことで、素直に受けとめ、書き出してみます。

1.バーバルな情報:
①内容が明確だった(※事前に指定された項目3つ※
②限られた中で差異化を図った(※いま住んでいる場所の市区町村名※=長め・妙な正確性で、耳に残りやすい)

2.ノンバーバルな情報:
<視覚>
③目に入るネクタイで、奇をてらわず印象がよかった
④笑顔(口角)、額を出す、カメラを見る、手を振る(画角内で大きめのアクション)
<聴覚>
⑤ややゆっくり+間(ま)を意識して取った
⑥落ち着いた声、高くないキーで話した

3.それ以外:
⑦ルールを遵守した。「※事前に指定された項目3つ※」を守った。奇策に走らなかった。
以上、考えた結果をご報告しました。

<追加:スーツにした理由>
①自陣で戦う:これまでの人生で、自分なりのレベルで考えた量、着こなした回数の多い服装をする(急に、やったことのないお洒落ではなく)。ホームゲームで戦う。
②表現したい情報:自身のアイデンティティ・売り=誠実で有能なビジネスパーソン に合致する。
③差異化に期待する:他の皆さんが華やかに・チャレンジングに・面白く装うことが想定され、「無難で正統派の服装」はかえって少数・目立てる可能性がある。
と考えた結果のスーツ(ジャケット)でした。

(MFP0期 Day1 振り返り報告その1 より転記)

【追記2】MFP0期の「参加した理由」メモを見つけたので同じく一部削除・修正してシェア。

「この学校に入った理由、学びをどう生かしたいか」、ご報告します。

前置き
(1)前提としての「学んでいる目的」。
・退職=会社の名刺が消えた瞬間に「誰からも相手にされない人」にならないこと、
・「自分の時給と働く時間を、自分で好きに設定できる人」になること、
を目指している。
そのために、自分に投資をして、自身の市場価値を上げる準備をしている。 

(2)学ぶテーマの選び方。
学ぶ=有限な時間とお金を投じる対象は、
①賞味期限が長いこと。十年単位~半永久的に続くものを優先。
②再現性があること。勘や才能だけに依存しないものであること。
③価値が高いこと。単価、希少性、評価が高いこと。
 +
④できれば、善なるもの、正しいものであること。
のなかから選ぶ。
ただし『所属する組織、給料を裏切らないこと。後ろめたくないこと。いわゆる「コソ勉」ではないこと』が条件。

(3)現在との整合について。
となると、
①未来に向けては「着々と蓄積、鍛錬ができている」 と、
②現在の仕事に、学んだ仕組みや視点で貢献ができる
が両立できればベストである。

(4)内容【以外】の要素。
内容そのもの以外に、取捨(優先順位の決め方)の基準として
①授業の参加料(時間単価)が一定以上であること
②自身のメインフィールドから、遠い要素のほうが化ける可能性は高い
③ストレスがかかること、苦手な要素が含まれること
④複数の信頼する人が勧めてくれた/賞賛している
がある。
「よくわからない」「判断がつかない」ときに強力な決め手になる。

本題:この学校に入った理由
(5)「政近準子」(ファッションレスキュー)へのアプローチ。
①私でも見聞きする実績、予習した書籍、体験セミナーの裏打ちがある。「全4回 述べ8時間(※しかも過少誤記)で10万円」はあきらかにお得とわかりきっている。あとは「いつ受講するか問題」。
②特に「ファッション/装い」は、「情報」「知識」は入手できる公開されている。しかし「自身の高め方」「人生を変える」まで踏み込む教科書や先生がなかなかみあたらない。
③狭義のビジネススキルではない。これまで学んだ主な核から離れる。つまり掛け算の面積が大きくなる。
④考え方、考え続ける習慣が手に入るなら、「賞味期限の長さ」は疑いなし。
⑤複数方面の、信頼・尊敬する方々が賞賛している。
⑥おそらくエネルギー(テンション)の高い場、ホット・ウェットな場であると想定→「苦手テーマであり、ストレスを感じる場」に該当する。

つまり、前述の各種条件を満たしている。「ほぼ知らない人たちの中に入る」だけでも効果は大きい。(同質の集団のなかにいて、同じ顔ぶれとだけつるむことの危うさ)

年始に受講したいくつかの体験版セミナーのなかから、「政近準子/MFP」を選んでエントリーした。

学んだことをどう生かすか
(6)学んだあと、何をするのか。
まだ未定。そもそも「服装」がコアではないのかもしれない。「マインドセットの上げ方」「行動を変える技術」「リミットの外し方」といったことにフォーカスしていくのかもしれない。「本物を間近で、ライブで観る」ことが受講の意義なのかもしれない。「新たなコミュニティ、人たちとの出会い」が、手に入る「ギフト」なのかもしれない。
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以上、ご報告でした。引き続き、ご指導、というと語義がせまくなりますが、観察・気づきヒント・フィードバックのほど、よろしくお願いいたします。

(MFP0期  参加した動機 より転記)

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