断酒、始めました。(下)

■断酒を辞めたくなる時
正直、断酒を辞めたくなる時がしばしばある。傾向としては以下のケースの時、呑みたくなる事が多い。
・良い作品を比較的長時間観た後に喉が渇いている時
・何時間も仕事に集中して完了した時
・暇で何もすることが無い時
端的に言えば、幸福感や達成感が或る程度の域に達した時の褒美として、逆に何もなさ過ぎて無為な時間を埋めたくなる時に呑みたくなる。

これを書く切欠になった11月3日 文化の日の出来事は後者に該当。祝日は良いが外は人手が多い、外出するイベントも組んでいない、家の中にいても特にしたい事は無い。ふと生鮮品を買いにスーパーに足を運んだ際に目に映る酒コーナー……おっと、いけない。という感じで衝動を受け流す。

対応策として今の所活用しているのはノンアルコールビール。
ノンアルコールビールは精神的なセーフティネットとして機能。美味いのは「アサヒ ドライゼロ」。色々と試してみたが他は正直不味い。というか代用品になり得ていない。単に美味しくない液体。「アサヒ ドライゼロ」はビールの味に近く、炭酸も比較的強く、喉越しがイイ。
ガッと飲み干すと腹も膨れるので頭が冷静になり、飲酒への衝動が消失。
短時間での対応策としては一番の効果を誇っている。
麦酒から逃れられていない等の後ろめたさは全く無い……と言えば若干の嘘が混じるが。まだまだ初期段階の現時点では、こういった代用品で衝動が受け流せるのであればバンバン活用すれば良い、という考え方で進めている。

ちなみに一時期、『喉が渇いているだけ』説を仮説として置き、炭酸水を代用として置いた時期もあったが。喉への刺激にはなるが何処か重みに欠けているため充足感が無く、衝動を受け流しきれず、中途半端な対応が逆に渇望感を生むような結果になったため、観念して「アサヒ ドライゼロ」に頼っている。

ここ最近は温度が下がってきた事もあり、緑茶を飲む機会も増えてきた。
カフェインで代用するのは身体の事を思うと些か宜しくないのではという思いもあるが、緑茶の摂取をしている間は衝動も代用品の必要性も無いため、これはこれで移行の切欠になるのではないかと考えて、継続摂取している。
ここら辺の取り組みが今後どうなるかは自分でも楽しみ。

■今後の展望
45日(11/5時点では46日目)経過して、飲酒への欲求が完全に消失した訳ではないため、暫くは欲求や衝動と共存する必要がある想定。たかが45日、されど45日。分かり易い変化は一通り体験したように思われる。後は長期的な影響、他の取り組みを追加することで自分自身の何が変わり、何が変わらないのかを経過観察していきたいと思う。
こんなことを言いながら明日には衝動に負けてしまうかもしれない。その時はどのようなシチュエーションで何故まけてしまったのかを記録したいと思う。
以上

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