積極的アナログ回帰のススメ

最近、私はほとんどTwitterを見ていません。Instagramも見ていませんし、YouTubeを見る時間もめっきり減りました。

それどころか、好んで着けていたApple Watchも、オリジナルの活用方法まで編み出していたiPadも実家に送ってしまいました。

一応述べておくと、上記のやり方でiPadを使えばインプット効率が上がるというのは変わらないことです。現時点の私個人としては、いったんiPadから離れているというだけの話です。

使う機器はMacbook AirとiPhoneだけになりました。3年近くApple Watchを着けていた左手にはG-SHOCKを着け、暇さえあればiPhoneを持っていた右手には手帳を持つようになりました。

ちなみに、手帳を右手に持っているのにはちゃんと意味があります。
1つは以下の本で熊谷さんが言うように「人間は忘れやすい生き物なので、自分の目標を忘れない」ため。
もう1つは私の考えですが、右手でスマホを持つ癖が10年以上続いているので右手に手帳を持ってしまうことで、強制的にスマホを触れなくするため。

手帳を使う & 手に持つようになったのはこの本を読んだ影響です。GMO創業者の熊谷正寿さんが手帳を使った内省術について書いた本です。

さて、こういう生活をしているとどうなるか。

まず第一に、時間が増えます。
思っているより多くの時間をTwitterを筆頭とするSNSに取られている方は多いと思います。スマホやPCのスクリーンタイムで確認してみると驚かれるのではないでしょうか。

たとえばTwitter30分、Instagram10分、YouTube20分の合計1時間を平均的に使っている人だとすれば、これがそのまま浮くわけです。体感値としては1日が25時間になったように感じると言っても過言ではありません。

第二に、自分の頭で考えることが増えます。
自分は自分で考えることができる人間だとは思っていても、Twitterでよく見る意見というのには結構影響されがちです。よく見なくとも、誰かあなたが尊敬している方が言っていることなら影響されやすいでしょう。そういうことに影響されず、手に持った手帳に考えを書き殴りながら思考を深めることができます。

また、Twitterなどは時間を奪うだけでなく脳のリソースも奪っています。タイムラインを見てしまうと、それ以前にすごく働いていた脳も急ストップします。それを防ぐことで、自分の頭で思考を深めやすくなります。

第三に、承認欲求から離れることができます。
(これに関しては手帳を手に持ったりするだけでは不十分で、アプリをアンインストールするなどの事前準備は必要ですが)

フォロワーの多寡は関係ありません。自分がツイートした後、1mmでも通知欄が気になりませんか?誰かリプ・いいねしてくれてないかなって気になりませんか?
別にそういう気持ちを持つこと自体は否定しませんが、何か達成したい目標がある方にとっては瑣末なことだと思います。恐れずに言えば、邪魔な感情だと思っています。

すべてのSNSからログアウトし、アンインストールし、そして浮いた時間で自分の夢について考える時間を増やしたり、読書する時間を増やしたり、人と会う時間を増やしたり。その方が得るものは多いと私は身に染みて感じています。

デジタルの利便性は言わずもがなですが少し距離を置いて、逆にアナログとの距離を少し縮めるの、結構おすすめですよ。

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