不快だけどこれが現実。
テレビを見るのは週に一回。
土曜か日曜、子供が寝静まった22時頃から
一週間分の撮り溜めした番組を見ている。
といっても、撮り溜めしている番組もわずか。
そのうちの一つが、日曜日朝7:30から放送の「がっちりマンデー」だ。
がコンセプトの長寿番組。
私が長年見続けている、数少ないTV番組。
9月17日放送
スーパーマーケットチェーン「ライフ」に潜入!売上げを伸ばす「お客さんの9分類」って
!?を見た。
首都圏と近畿圏でスーパーマーケットを展開する、株式会社ライフコーポレーションの特集。社長をゲストに迎え、店舗作りや人気商品、商品作りを紹介していた。
「店長は中小企業の経営者」と紹介され、店長に裁量権があることや、特色ある店舗つくりを行なっていることを、秘密のデータを開示しながら紹介。
また新商品のお弁当作りでは、0.1円単位でコスト計算をしながら、理想のお弁当を開発する様子が紹介されていた。
よくある番組展開。
だが、見ていると、だんだんと不快感が増した。理由は性別役割分担が明確であったからだ。
社長は三菱商事あがりの、優秀そうな中年男性。紹介された3名の店長も皆、ベテランの中年男性。商品開発していた3名は若手〜中堅の男性。広く、研究室を思わせる、清潔そうな部屋が映し出された。
一方、お惣菜を作っている、店舗内の厨房室。揚げ物を揚げている様子、沢山の容器に細々と具材を詰める様子。限られたスペースに10名ほどの女性。エアコンは効いているのかな?密度と調理熱でいかにも暑そう。
オンナ=パート=低賃金=劣悪環境
オトコ=長時間労働=高給料=高環境
こんな式が思い浮かんだ。
これが日本の今。現在地。
番組もライフコーポレーションも悪くない。
だけど不快でしょうがなかった。
ダイバーシティだ、女性活躍だ、なんだかかんだいって、ジェンダーギャップ指数146カ国中125位の日本。
女性就業"率"は上昇中。
それはいい傾向。働きやすい環境は整ってきた。
ただ、男女賃金格差は75.2。
男性が月収30万円なら女性は22.5万円。
男性が年収500万円なら女性は376万円。
まだまだ男女平等な世の中ではない。
そのためには、権限や権力ある女性が早く増えることが大事。役員クラスの女性、政治家。
ライフの話に戻るが、スーパーマーケットは顧客の大半は女性なのだから、なおさら力を入れていってほしい。
と、一消費者として願う夜。
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