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紙の漫画を2万冊集めたオタクが電子に移行した話。


ごめんな友よ、俺はもう行くよ。

こんにちは、つぶあん太郎です。

私ごとですが2024年、ついに革命(電子書籍に移行)しました。

完全に移行したわけではなく、すでに紙で持ってる漫画で尚且つ続きも紙で買いたいのは紙で買ってます。
1巻発売や、続きは電子でいいかな的な漫画は電子移行というハイブリッド型です。

なぜ電子に移行しようかと思ったか。
それはもう部屋に置き場所がないから。

2万冊の状態の部屋。
流石に限界でした。
デッドスペースはあるものの、そのスペースを活かすには大規模な工事や組み立てが必要と思い「なら電子移行するか…」となりました。

ちなみに以下動画がくつしたさんにわざわざ来てもらって撮ってもらった動画になります(1万9000冊時)


さらに電子移行を後押ししたのは2023年の年末にInstagramで行なわれた『僕と私のマンガ大賞』という企画。
簡単に言えばその年に自分が読んで面白かった漫画を10作品選びつつ大賞を決めるという企画なんですけど、この企画のためにメモしていた個人的高評価漫画を読み返そうとしたところ数作品どこにあるか見当たらないという案件が起きました。
仕方なく書い直しという手段を取りましたが、この件で「もう俺のキャパを超えてるんだな」と実感しました。

他にも例えば3巻まで出てる漫画があったとしても、1〜3巻が並んで置かれていない、みたいな状態の作品もいくつかあり、『整理もできない』『管理もできない』と己に絶望してからの、電子移行の判断です。

今更ですが、この記事は電子移行をして1ヶ月経った主が感じた事、思った事をまとめた記事です。



まずTwitterで「電子移行するわ」とツイートしたら何人かから「この電書サイトがオススメだよ」とたくさん言われました。
今思えばいい思い出ですが、当時は「聞いてへん!」と突っぱねてしまいました。

というのも、元々Amazonで漫画を買ってたので電子移行するならKindleと決めていたので「他のサービスがいかに素晴らしいか」を熱弁されても右から左に流れていくだけでした。

親切で教えてくれたのに当時の俺は「電子移行嫌過ぎる!」で頭いっぱいだったので余裕がなかったですね、教えてくれた方々、すいません。

ちなみにKindleにしたのには他にも理由があり「なんとなく1番安心できる」からです。
KindleはAmazonのサービスですので、流石に最大手。
まあとんでも無いことが起こらない限り潰れたりサービス終了は起こらないだろう…と勝手に思いました。

しかし、どの電書サービスにも言えることですが「潰れる」「サービス終了」を考えだしたら答えはなく、不安は付きまとうものです。
極端な話、紙で集めてても災害や火事で喪失する可能性はあるわけで…。

最終的には『開き直り』でKindleサービスを使い始めました。

kindleサービスの良し悪しに関してはkindleしか使ってないので比べる余地がなく分かりませんが、普通に漫画を読む分には申し分ないという印象です。

ただAmazonでkindle漫画を予約購入する際に「まとめ買い」ができないので1冊ごとに注文完了メールが来るのがうざかったですw

ちなみに買った端末はiPad Air(10万円くらい)とKindle端末(2万円くらい)です。
Kindle端末に関しては風呂で読みたいという理由から防水機能付きを選びました。

(1ヶ月電子書籍読んでみて、結局iPhoneばかり使って読んでたのでiPadもKindle端末も要らなかった説、大いにあります。なのでこれから電子移行考えてる人はとりあえずは手元のスマホでいいかも)


ではここから電書にして良かった点、悪かった点を箇条書きで書いていきます。

良かった点


・風呂でも読める
・部屋を暗くした状態で読める
・ipadだと見開き状態で読めるのが良し悪しはあるものの、良かった時もあった
・ポイント還元が紙よりいい作品がある
・0時回った瞬間に読める
・電子先行発売の漫画がある
・セールがある
・カラーが載ってる
・電子のみ特典がある

悪かった点


・残りのページ数が感覚でわかりづらく急に終わってビビる
・紙に比べて「読んだなぁ!」感が薄い
・snsにて「今日買った漫画」の投稿のし辛さ(もう投稿辞めました)
・紙が発売してるのに電子の発売遅れる作品がある
・ポイント還元が紙より低い作品がある
・帯がない作品がある
・0時すぐに配信されるかはキマグレだったりもする(0:15とかに来たりする)
・予約注文した漫画が配信されるとメールが届くのだが、十数冊と買ってると0時過ぎに通知音がめちゃくちゃうるさい
・装丁を楽しめない
・巻末に広告(漫画アプリ等)が入ってる作品があり余韻もクソもない
・端末の容量的に読み終わったらいちいち『端末から削除』しないといけないのがだるい
・繋がる表紙や背表紙が楽しめない
・漫画を所有してる感じがしない
・書籍管理アプリに登録するのが手間(もう辞めました)

・装丁がクソダサい

特装版!ちゃうで。
通常版!ちゃうで。
右の黒いやついる?


・裏表紙のおまけは載ってるけど、「裏表紙」記載の位置どうにかならんか

せっかくのおまけイラストに被ってる表記


あとこのツイートを見た時に思ったんですけど、”紙のコミックスの売り上げ数で継続するか決まる”という漫画家さんのツイート。
どうしても「え、じゃあ電子で買ってる俺は作品の継続に貢献出来てないのでは?」という気持ちが生まれますね。
もちろん多少は影響あるんでしょうけど、私は悲しい(ポロロン)

もちろんこのツイートだけで「電子は作品継続に貢献してない」とは言い切れませんし、そうじゃないよとTwitterで教えても貰いました。
が、売上を総合的に見て継続ギリギリの作品を多分たくさん紙で買ってた俺からすると「やっぱり電子より紙なのでは…」いやけど紙で買ってても打ち切られる漫画はたくさんあったし、なんなら「続きは電子のみ!」という悪魔の所業もあったよな…という情緒不安定な気持ちになりますね。


じゃあ次は「物理的に良かった点、悪かった点はわかったよじゃあ心情的にはどうなの?」という話ですが…。

かなり辛い5割、意外とすんなり移行できたな5割。

というのも、漫画趣味にハマったのが高校生の時でそこから15年ずっと紙で読んできた訳ですよ、集めてきた訳ですよ。
しかし「置き場所がない」「管理できない」「整理できない」という100%自分のせいで起きたこの電子移行。

1ヶ月使ってみても「まだ何かできたんじゃないか」という後悔が付き纏ってます。
電子、確かに便利な部分もありますが、心情的にそこそこ辛いものとなりました。

…が、そんな辛い想いの中にも「あれ意外とすんなり電子移行できたな?」という気持ちもあります。

と言うのも、元々1万冊超えたあたりから「2万冊行ったら電子移行だよw」と友人やsnsで冗談混じりで言っていたので、覚悟はできていたというのがあります。

あと良し悪しの点でも書きましたが、漫画を読んでる感が良くも悪くも薄いんですよね。
片手間に暇つぶしにスマホを弄ってる時についでに漫画が読める」といえば分かりやすいでしょうか。
風呂で読めるのもそうですし、在宅勤務中のちょっとした時間で読んだりなどなど「ちょっと便利すぎるか…」感は否めなかったです。

正直な話をすると最初の1〜2週間はかなり辛い8割くらいの気持ちでした。
「やだよ、紙がいいよ」なんて思ったましたが、3週間を過ぎたあたりから慣れたのかそれとも利便性に心を打たれたのかわかりませんが辛い思いも減って行ったんですよね。

現在完全に紙の人も、電子の人もどちらかに移行したら以外とすんなり、なんて事もあるかも知れませんね。
まあ勧めはしませんが。。。


最後に、紙で集めてる方に伝えたい事。

絶対に適当に漫画を置かないで欲しい。
本棚に収まらないからケースに入れることもあるだろうけど、それならそれでケースに「何が入ってるか」わかるようにしよう。
マジで『整理整頓』『管理』は大事。
どこに何があるか、それがわかるかわからないかはガチで大事です。物理的にも心情的にも。

俺はこの整理整頓と管理が限界を超えてしまったのでね…。
そんな理由で嫌々電子移行なんて電子派の人も紙派の人も悲しいでしょ。

では、紙派のみんな…

「先に行く、せいぜい頑張れ」



p.s.
電子移行の話のついでではないですが、今2万冊の漫画を断捨離しているところです。
紙で残す漫画、売る漫画、電子で買う漫画を選定してる所です。
これはまだまだ時間かかりそうなので完全に終わったらまたnoteにまとめたいと思います。

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