見出し画像

【過去のオトコ】#3 シンガポール人の実業家Pさん

こんばんは。
心身ともに美しくをモットーに生きております、徳之進と申します。

私自身の恋愛体験談を綴っています。
この【過去のオトコ】シリーズでは、ネタ的にちょっと皮肉ってこれまでに関わった男性について書いています。

今回はシンガポール人Pさんの話。
彼とは付き合うとか、肉体関係を持つようなことはしていない。
ちょっとヤバそうな人だったので、彼になびかなくて良かった。

世の中が未だ新型ウィルスの猛威を知らない頃。3年位前かな。
新宿駅の山手線のホームで一人の外国人に声を掛けられた。

「〇〇駅に行きたいのですが…」
『ここで待ってたら大丈夫ですよ!』

偶然にも目的地が一緒だったため、一緒に電車に乗り、道中は世間話をした。
彼はシンガポール出身の実業家で、年に何度か日本に来るそう。
日本語は流暢に話す。
ジュエリーや民族衣装の事業に携わっていて、日本だけでなくアジア圏、ヨーロッパにも拠点があるのだとか。
つまりは、ホンマモンの成功者で超お金持ち。

そんな方とお話する機会はそうそう無い。
好奇心しかなく、電車内での会話は弾んだ。

目的地についたら「今から飲みに行こう」と誘われ、飲みに行くことに。
内心『どんな素敵なところに連れて行ってくれるのかしら』と期待してしまったのだけれど、彼のお気に入りのお店と言われ案内されたのは”鳥貴族”。

 と…鳥貴族。
「知ってる?」
 …知ってるよ。
「美味しいんだよ」
 …そっか、そういや入った事は無いわ。

勝手に期待してガッカリしたけど、外国人の方からしたら、日本の格安居酒屋はコスパ良くて美味しいお店なのかもしれない、と自分自身を納得させた。

私としては彼が手掛ける事業の話を聞きたかったのだけど、気づけばめっちゃ口説いてくる。
「新宿駅で一目見て素敵だと思ったから、迷子になったふりをして声をかけた」
 なんと。迷子のふりしてナンパとか、やりおる。
 私めっちゃお人好しじゃん。

「彼氏はいるの?」
「仕事大変でしょう?」
「無理することない、僕がサポートしてあげるよ」
「外国人だからって躊躇しないで」
「人との出会いは”運命”だから」
「僕は貴女の過去がどうであろうと何にも気にしないよ」

当時、R さんと絶賛グレーな関係中で周りの人には”彼氏はいない”と言っていた。あんまり深く聞かれても困るし。

それはさて置き、さっき出会った日本人の女の子にどうしてそこまで惚れ込めるのだろうか。外国人って情熱的。

話す内容が
いかに自分が女性を大事にするか、自分は見る目があるから貴女は素敵な女性なんだとか、仕事は上手くいっているから生活には困らないよ、とか正直つまらない。
私は一目惚れするようなことは無く、
彼の仕事の話とか、趣味の話とか、人柄が分かるような話を聞かせてくれた方がよっぽど進展する可能性があるのに。

桁違いのお金持ちということは分かったから、繋がり持っとくのはアリかな、と卑しいことを考える。

LINEを交換してその日は別れることに。
帰り際、私の家に行きたいと言われたときはマジで断った。一応常識はある人で良かった。

それから毎日のように、ひらがなで私に対する思いを綴ったLINEが届く。
お金持ちアピールなのか、良いホテルの部屋の写真だったり、ハイブランドのレセプションパーティの写真も添えられてくる。

 …連れっててくれたのは”鳥貴族”だったけどね。

超お金持ちだけどケチ疑惑のPさん。この後鰻を食べに連れてってくれる。
この話もネタでしかないからまた書きます。


最後まで読んで下さりありがとうございます。
皆さまも楽しんで恋愛してくださいね♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?