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「考えすぎ」という罠

 物事をより良くしていく上で考えることは言うまでもなく重要なことです。ただ、考えすぎてしまうあまり現状を変えていくのに必要な行動を起こせなくなってしまうのでないかと思っています。

 目的や目標を達成するためには「物事を考えること」「現実を変える行動」の両輪が必要です。考えることと行動することの2軸で整理していきたいと思います。まずは何かしらの目的や目標を設定し、下図の①からスタートします。

目的や目標を達成するためにはどのような戦略や戦術を立てればいいのかなど様々な観点から考えていきます。そして、考えた結果を行動に移行していきます。初期の段階では考えることと行動することは明確なため割とうまく回していけます。(②)

 ただし、考える量が増えてしまうとリスクや余計なことなど行動していく上での不安事項が目につくようになります。そして、脳内でシュミレーションを知らずしらずのうちにすると、行動していくことが億劫になり、行動しないという選択を取ることにもつながります。(③)

 もちろん本質を突いたリスクへの対応策を考えることは重要ですが、過度に恐れてしまったり行動すること自体をやめてしまうのはもったいないことだと思います。もしそんな罠にハマってしまったと気づいたときは、考えることをあえて減らして、まずは行動してみることが大事だと思います。行動してみることで新たな気づきもありますし、過度な不安にも気がつくことができます。(④)

 言うのは簡単ですが、④の方向へパターンを変えることはなかなか難しいです。自分の気持ちとしてはもともと行動するのが躊躇っている時に逆のことをするのである種の気持ち悪さを抱えた状態です。会社や学校に行かなきゃいけないと分かっているのに行きたくないというのに近い感覚があると思います。

 そんな時には下図のように現状自分はどこにいて、どのような選択肢を取るのがベストなのか俯瞰して見ることが大切だと思います。悩んでいるときほど人は無意識に近視眼的になりがちです。その際には目的や目標を達成するために、図でいうと自分はどこにいて、何がベストなのか客観的に考えることが必要ではないでしょうか。

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