平成のぶどうの歴史
こんにちは。
愛媛県西条市でぶどう狩りをしております。
戸田果樹園と申します。
いつもご覧いただきありがとうございます。
大変励みになっております。
本日のテーマは、平成のぶどう歴史です。
⑴概要
1990年のぶどうの面積は2万4200ha
収穫量は27万6100t
その後減少をし続けました。
2013年には、面積は1万7400ha
収穫量は18万9700t
国内の生産量が落ちてきたのに対し輸入は増えました。
2010年以降急増し、2万t程度です。
1990年代から台風がたくさん来るようになる
地方の温暖化、豪雨の頻度も増えました、
そのことで着色不良をおこひ
ピオーネや巨峰で栽培が難しくなってきました。
バブルの時には葡萄の値段が高騰しましたがその後はじけて下落。
⑵品種
90年以降キャンベルアーリー、デラウェアは大幅に減少
①巨峰
80年代は巨峰が伸びました、
多くが種あり栽培でした。
花ぶるいが強い品種なので課題でした。
70年代から80年には実どまりを安定させるためにビーナインという植物成長調整物質が使われました。それは現在ではフラスター液剤に代わってます。
フラスター液剤の使用時期は葉っぱの枚数がまだ7から11枚です。
私たちは9枚で行います。
90年年には巨峰はフラスター液剤のおかげで最も作りやすい品種になった。
適度に花ぶるいをするので省力化にもなりました。
しかし巨峰と90年代には高級品ではなくなり
作られる量が増えたからですが
その後温暖化の影響もあり
価格が下落
②種無し
https://youtu.be/nt0XfpwzG1A
ピオーネは巨峰に似た食味を持ち
大粒でした。
しかし樹勢が強く花部類しやすい品種でした。
2000年代には安定結実と大粒葡萄を作るためひ
ストスレプトマイシンを開花前に散布し
ジベレリンを満開から3日後までにとおそくなりました。
1回目のジベレリン処理にストスレプトマイシンを入れるより開花前に散布した方が効果があったことから
種無し栽培では散布が一般的になりました。
③デラウェア、キャンベルアーリー、ネオマス、ベリーA
92年で
1位巨峰
2位
デラウェア
3位ピオーネ
4位キャンベルアーリー
5位ナイアガラ
6位ベリーA
⑤シャインマスカット、ナガノパープル、ルビーロマン
シャインマスカットは2006年品種登録
黒とう病には強くないですがべと病に強い。
晩腐病にも強い
裂果もやく
収穫量は1.8t/10a
種あり栽培が可能です。
食味はマスカットオブアレキサンドリアに似ています。
耐寒性耐病性も低くコストも低いら
摘心をすると大粒の葡萄になりますり
樹勢も強い品種です。
シャインマスカットは日持ちがする
脱粒にもしにくい。
以上平成のぶどうの歴史を見ていきました。
ぶどうのお勉強をされる方のお役に立てれば幸いです。
本日もありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?