食の接点を、高めていくこと。Ver1.6

15年ばかり書き連ねていたアメブロを先日閉じ、
2019年11月18日(月)よりnoteでブログ的なことを書こうと思い始めた。

株式会社oiseau(登記自体は、英小文字の「oiseau(オアゾ)」であり、よく「OISEAU」や「オアゾ」の表記があるが、正しくは「oiseau」だ)を2010年1月20日に立ち上げて、おおよそ10年が間も無く経とうとしている。フリーランスで働く女性のデザイナーにポイントを充てたデザイン・クリエイティブに力を入れつつ、会社の規模が大きくなるに従って、「食」に特化した企画・プロデュース会社へと変貌した。現在、その筋のコンサルティングから人材教育、飲食店舗立ち上げ、食物販に関する海外事業展開などを実施しているが、1人で始めた会社も最大50名近くまで社員を抱えた2017年以降から、事業譲渡や事業縮小を経て、現在2名までスタッフを縮小している。

また2018年1月初頭に、僕自身「くも膜下出血」で倒れ、軽度だったことは助かったものの、2ヶ月をまるまる休み、スタッフや事業、経営状況を考え見る時間もなく、急遽与えられた「人生の洗濯」が、僕の中で大きく変化したことは間違いない。

実は2017年頃から、大幅にスタッフが増えたときに、大きく事業内容や組織体制、スタッフ配置を大幅に変更し、できるだけ皆で決めていくことを考え、その度にmtgや実行できる内容を分けながら進めようとした。けれど、自分がイメージした理想には、全く追いついていなかったことに、上述、2ヶ月の休暇によって気づかされたとともに、仕事の進め方、取り組み方を、まるっきし変更しなければ、次の10年、この事業体として成り立つことができないと考えたのだ。もちろんスタイルや、思いの外トーンダウンした経営トップについていけないスタッフはその2年間でほぼ退職しているし、一方、事業自体を譲渡することで、自らの方向性も大幅に変わったと感じている。

けれど、その変化の中で「変わらず持ち続けたこと」は、会社が持ちうるコンセプト「食の接点を、より良くする」ことをどのように高めていくのかを改めて説いていきたいと思うようになった。

あらためてnoteでは、そうした事業自体のこれからのこと、そして自らが思う、ブログ的なことを、不定期に書き連ねていきたいと思っている。

(下記、書き連ねメモである。校了はしていない。2019.10.30 記載時点)
食の接点を、高めていく。
食の接点を、より良くする。

私たちがおもう食の接点は、人と人のコミュニケーションである。
その手間に時間を費やすことで、価値を作り上げる。

これは、僕が20代携わったNHK報道カメラマンの仕事の仕方に似ている。

取材に時間をかけ、その価値を映像で表現し、コメントをプラスしながら
シンプルに、その映像を見る人たちに、伝えたいことをきちんと伝える。

それを「食」というフィールドに置き換えたとき僕は、場を作り、人が接し、食を提供することが必要と考えている。だからこそ僕は、その提供する場をプロデュースする人材を育て、その人の夢を応援する会社にしたいと思っている。

しかし、接点は無限にある。
だからこそ、その接点が、食と生活を変えていく。

食はコミュニケーションを誘発する起爆剤である。そのためには、オリジナリティを作り上げるジコチュー(自己中)なスタッフに出会いたい。

なぜなら、実績・ノウハウには、「時間」が必要だ。その「熱中できる」時間を作り上げるのは、その興味への接点づくりしかない。その時間に接することで、実績とノウハウは積み上がる。

アイディアではなく、マニュアルではなく。

「自分が大切におもう時間にどれだけ接することができたか」
シンプルに「熱中力」と「自己中力」だ。

美味しいものを積極的に食べていくには、余裕が必要だ。

また、接客の恐怖感を拭うには、手間をかけて、
人間関係を作り出すことが最高のホスピタリティだ。

若手でも年配の方でも構わない。より多くの、同一興味に関する
数多くの接点と熱中力が、食の世界を大きく変える。

だから「競争」ではない。
横並びの共感が、価値観につながる。

それは株式会社oiseauの、次の10年へのモチベーションだ。

代表取締役 社長
松田龍太郎

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