私にとってのCall of Duty

私は中学生のころFPSゲームとは、人を撃ち殺して遊ぶ怖いゲームだと思っていました。

なんとなく、非人道的なゲームであるようにも感じて軽く忌避感も待っていました。

しかしこのゲーム実況を見て、私のFPSゲームに対する態度は一変しました。

『【ゆっくり実況】Call of Duty Modern Warfare 2 Order.01』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10606869

ゆっくり実況とは
「棒読みちゃん」「SofTalk」などの、AquesTalkを利用した音声合成ソフトを使うゲーム実況や車載などの動画。

どうしてFPSゲームの実況動画にたどり着いたのか?それは少しだけ時間をさかのぼってお話しする必要があります。

私は生まれてから中学2年生までドラマやアニメ、映画を見ることが苦手でした。グロテスクなシーンや痛そうなシーンはもちろんのこと弱いものいじめや、のけものにされたり、誤解されて辛そうなシーンなどが少しでもあると見ることが辛くて耐えられませんでした。

どのくらい過敏だったかと言うと、ウルトラマンで怪獣が出てきそうな不穏な空気になると、もう怖くて視聴を続けることが難しいくらいです。

2000年代当時よく流れていた、小田和正の「あなたに〜あえ〜て〜 ほんとうに〜よかった〜」の歌がかかるCMで毎回涙ぐむか、泣くくらい想像力豊かな小学生だったので、仕方ないかもしれません。

しかし無常にも家にはドラマが大好きな母と妹がいます。毎日21:00~26:00くらいまでドラマが流れており、実家は大変住みづらかったです。

このしんどい毎日を、これからもずっと送るのか?そう考えた中学生の私が取った行動が”ホラーゲームの実況を見て耐性をつける”でした。

一番苦手な怖い演出に耐性をつけることで、ドラマが流れていても不快感を緩和できるのではないか?テレビの音が聞こえないようにイヤホンをつけてリビングに物を取りに行って、扉を開けた瞬間人体発火のシーンが目に入りトラウマになる、なんてことはなくなるのではないか?と考えた結果でした。

それに私はドラマや映画は苦手でも、幼稚園の頃からゲームを見ることは大好きでした。

ですので、ゲーム実況というものは私にとって、昔から大好きな「ゲームを見る」という行為・面白おかしく話しながら進めてくれることで視聴を継続できる・どうしてもしんどい時は自分のペースで動画を止めたり飛ばしたりできる素晴らしいコンテンツでした。

そうして、毎日視聴を続けることでゆっくりと怖いものに慣れていくことができました。

そんなある日、『Dead Space』というゲームを実況していた「大坂さん」という方を知りました。

その人のゆっくり実況があまりにも面白かったため、過去の実況も見てみようと思ったのが『Call of Duty』シリーズを知るきっかけでした。

ストーリーモードでは一人の兵士を操作し、様々なミッションをクリアしていきます。

最初はチャプターごとに細切れになっている物語もゲームを進めると次第に合流していき、いつの大きな話とります。演出もどんどん盛り上がります。またストーリーがしっかりとあることで、相手を殺すにもそれぞれ理由があり快楽殺人のような印象は受けませんでした。

そして一人称ならではの凄まじい迫力ある演出。特に作中で前作から登場しているタスクフォースの主要キャラクターと一緒に行動をするローチ・サンダーソン軍曹が集中砲火を浴びながら救出ヘリに向かって入り組んだ市街地を走り抜けるシーンは完全に私を魅了しました。

ゆっくり実況ではpart7の回で見ることができます。http://www.nicovideo.jp/watch/sm10717665

また、このゲームを通じて戦場に出るととても簡単に命を落としてしまうことや歴史とは勝者側の視点でしかないことも学びました。FPSゲームは非人道的なゲームに感じていましたが、Call of Dutyを通してより人の命について考えることができました。

さて、そんなCall of Dutyシリーズも今年の10月に最新作『Call of Duty:Modern Warfare』が発売されました。

発売日にPS4にダウンロードして、少し触ってみましたが見るのとやるのではやはり違い、bot相手ですが一方的にやられることがおおくて悲しかったです……。

しかしストーリーモードでは一番簡単なモードにしているため3つほど話を進めた段階ではまだ1回も死んでいません!

そして、私が見ていたプレイ実況にも登場した頼もしい上官、プライス大尉がストーリーに登場してくれました。世界観がリセットされているため同一人物ではないようですが、一緒に戦闘をおこなえてとても嬉しかったです。

残念ながら今はプライス大尉と共闘できたことにおなかいっぱいで、なかなかゲームを進められませんが、友人も一緒にやろうと誘ってくれているのでなるべく触ってマイペースにゲームを遊びたいと思います。

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