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○音楽の授業○ 高校器楽 ぐるぐるピアノ

日本一楽しく身につく♫音楽の授業の作り方
鈴木太一です!


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器楽♪ ぐるぐるピアノ/伊藤康英 作曲

大学時代、ユーフォニアム専攻の人たちが楽しそうに(もちろんユーフォで)演奏しているのを見て、
いつか授業でやってみたい!クラスで盛り上がりたい!と思っていたこの曲。

ちょっと前までは、
生徒が楽譜が読めないし・・・
鍵盤の位置もわからないし・・・
それを教えるのも大変だし・・・

これらの課題を乗り越える術がわからなくて、実践を諦めながら、モヤモヤしていました。

でも、コダーイ・アプローチを応用すればいけそう!
そう思ったので、今日実践してみました。

結果は、
・メロディを覚えられた(ドレミで歌える)
・楽譜を見て演奏できるようになった
(実際には弾くべき音を自分で探しに行けるようになった)
・全員主体的にピアノに触れられた(諦めないで楽しく参加できた)
・ピアノで途切れず演奏し続けること・・・はかないませんでしたが、
全員で歌って楽しんで、ピアノで連弾することを楽しめた

<やりかた>

聴くこと・歌うことから始める。
①足で拍をとる(4拍子の1・3拍)
②指を鳴らす(足の拍に乗せて。2・4拍)
(まずは拍を安定させて・・・)
③スクリーンに、メロディの構成音(階名)を表示する

④私は、生徒の拍に合わせて、メロディ1を歌う
(生徒は、何も言わなくてもスクリーンの階名を目で追う。視覚の情報を頼りに記憶を強化する。)
⑤引き続き拍を打ちながら、スクリーンの階名を指差しながら、メロディ1を生徒と一緒に歌う
⑥生徒にメロディ1を歌ってもらい、私はメロディ2を歌う。
(ハモリ始める。生徒&私、楽しくなってくる。*ただし音高い。適宜オクターブ下げたりする。)
⑦男子にメロディ1、女子にメロディ2を歌ってもらい、私はメロディ3を歌う。
⑧女子を二つのグループに分けてメロディ3に割り当てる。

最初から歌う。
全員(メロディ1)

男子(メロディ1)+女子(メロディ2)

男子(メロディ1)+女子A(メロディ2)+女子B(メロディ3)

段々、音が重なって、ハーモニーが豊かになっていくのが体感できて、一通り終わった時には、みんなで自然に拍手が起こりました。


さて、準備は続きます。(ここからは、改善の余地あり)

⑨今度は、スクリーンにピアノの鍵盤の図を表示。


⑩今度は全員で最初から、鍵盤の図を指差しながら(私は指示棒でスクリーンをタッチ)、歌います。(鍵盤と自分の脳内のメロディのマッチング)

ここまでで、ほとんどの生徒がメロディを覚えます!(すごい)

今度は、今やったのをピアノでやってみよう!
ということでピアノを囲むようにずらーと並んでもらい、演奏開始!

結果、全然つながりませんでした😅
でも、今まで楽譜が読めない!とほとんどの生徒が言っていたにも関わらず、
頭の中にあるメロディをピアノで演奏するために、
楽譜を見て演奏しようとしている様子が、とても興味深かったです。
(*メロディ全部ではなく、所々、階名を振っておきました。音が跳躍するところくらい。それを見ていたか?)
ピアノは弾けないけど、何とか曲をつなげようと、歌う生徒がいたことも嬉しかったです。

<まとめ>


音楽の喜び(特に、音が合う感覚、ハーモニーの美しさ)を生徒&先生、みんなで共有できるようにするにはどうしたらいいか?
そんな問いをいつも持ちながら授業作りをしていますが、
今日の授業では、器楽合奏の次のステップへの一歩を見つけた気がします。

歌うことからはじめるっていいですね!

ぐるぐるしましょう!


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