全ての音が遠くなる時
ふと、目の前の楽しそうな笑い声も、お酒を煽る声も、キラキラした笑顔も、その場の全ての音が、自分には全く関係ない雑音のように遠くにあるものに感じる瞬間がある。
つい数秒前まで同じように笑って、話して、みんなと楽しい時間を過ごしていたはずなのに、自分の笑顔も話し声もぎこちなくなってしまう。
クリスマスとか年末とか、何かと理由をつけて増えていく飲み会。
久しぶりに会って近況報告したり、最近の恋愛の話で盛り上がったり、友達と過ごすとても楽しい時間なのは間違いないんだけど頑張っちゃう。
私はおしゃべりだし、コミュ力もどちらかと言えばある方で、いじりやすいキャラだから、飲み会にいたら都合いいな、みたいなタイプ。笑
あんまり盛り上がってなかったら場を回すために話すし、
馴染めてなさそうな人がいたらその人に話しかけにいくし、
自分がちょっと頑張ればその場が盛り上がるならちゃんと頑張る。
そうやって時間が過ぎていって、一息つこうと椅子に腰掛けて手元にあるジョッキに口をつけた瞬間
目の前で繰り広げられている出来事が全てスローモーションになって、
普段の会話より5倍増しで騒がしいはずなのに、居酒屋の隣の隣の席の会話くらい遠くに感じて、一人だけ蚊帳の外にいる気分になる。
率先して会話の中心にいた私と、蚊帳の外にいる私
どっちも 私 であることには変わりないのだけど、違う自分が2人いるよう
全ての音がなくなった時、私の心の声が聞こえる気がして救われる気がします。
きっとこれから年明けにかけてたくさんの楽しいイベントがある人も多いと思います。
頑張りすぎず、自分のペースで楽しみましょ😚
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