ハンガリーの難しいところTOP3
ハンガリー国内の都市自体は色々いったことありますが、長期で住んでいるのはブダペストです。ブダペスト中心の話になります。
難しいところと書いてますが、めんどくさいとか嫌いなとか受け入れられないというようなネガティブな部分の形容で使っています。この記事ではそういう、ハンガリーのCrappyなところをランキングとして書き散らします。
第3位 やっぱり英語が通じない
事務手続きのような複雑な場面や簡単に終わるはずのこと、どちらであれハンガリー語しか通じないというのが結構面倒だったりします。
「英語が通じる」という記事を見ますが、学生として自分が住んでいる体感としては、通じるところは1割くらいでしょうか。「英語が通じる」というのは、その人の体感で大半のことが英語でこなせているんでしょうが、どこでどういう生活をしたらそう感じるのだろうかという正直思ってしまいます。定番の店と観光地しか行かないのであれば、そうでしょうが。
荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」
大学や近所のおしゃれカフェ(観光客がたくさん)みたいなところしか使ってないと、英語だけで住めるかもしれません。中央市場も観光客向けの店も多いので英語が通じるかもしれません。
スーパーマーケットでも、英語はほぼ通じませんと思っていた方がいいでしょう。たまーに通じる店員さんもいますが、基本的には通じないと思ってハンガリー語のフレーズを準備しておくのがいいです。自分は買い物用のハンガリー語を覚えているので、はなからハンガリー語でものを買うようにしています。
郊外のフィットネスジムに暇つぶしにいっていた時期があるのですが、受付では英語が通じなかったです。ハンガリー語もよく覚えていないので、Google翻訳で英語->ハンガリー語の変換を利用してマンスリーパスを買いました。スタジオ内も現地のハンガリー人しかいなくてアジア人一人で頑張りました。
第2位 塩分と脂質の高い食事になりがち
これは自分で気をつけろ、という話なんですが、手に入る食材の脂質が高くなりがちです。日本のコンビニがあれだけ街の中になって、使えるのが非常に便利だったのだな、と。ハンガリーで軽く食べられる食材はどれもハイカロリーです。おにぎりのようなものが買えたらどんなに幸せか。
また、生魚は高価すぎてほぼ買えません。缶詰であれば買えますが、味付けがいいものが今のところ見当たりません。
チーズやサラミ、ソーセージが名産のようで、びっくりするほど種類があります。スーパーで撮ったチーズの写真です。
外食はジャンクフードが多いです。ショッピングモールのマクドナルドやKFC、バーガーキングは基本的に大人気です。日本で食べる価格とほとんど変わらないのになぜか大人気。また、ランゴーシュもめちゃくちゃハイカロリーです。
ちょっときどったハンガリー料理を食べようとするとすぐ1000円超えます。
駅近くやスーパーの中にホットスナックがありますが、基本的に唐揚げが多いです。鶏肉の唐揚げ、レバーの唐揚げ、ブロッコリーの唐揚げなどなど。
発酵食品でいろんな種類の、ピクルスが結構あるのが救いです。
ちなみに、ハンガリーは肥満大国らしいです。
第1位 接客レベルが低い
とにかく自分が日本の接客体験に慣れてしまっていたので、ハンガリーでの客としての扱われ方とのギャップに精神的なショックを受けました。一体雑多いどうなってるのか、これは差別なのか、国民性なのか、文化なのか。
これは極端な例ですが、スーパーでレジに並んでいると、前の客にはにこやかに会話してたりしますが、自分の番になると挨拶もなくなり店員の目が死んでいたことが何度かあります。私の生活レベルでいくような安い食堂では、店員さん基本スマホをいじっていて、客がくるとかなり面倒臭そうにため息をつきながら、「で?何しに来た?」みたいな感じで接客されます。まあものを買うだけなのでいいのですが、多少は愛想よくされたいものです。
今でも店に入ったりするときにゾワっとします。どんなファッキンな体験が待ってるだろうか?と。観光客向けのワイン店では「やあ!日本から来たのかい?日本人大好きだよ」と言われますが、彼ら観光業の店員さんたちは、ものを売るサービス業というのがよくわかってるなと感じます。
以前、ハンガリー人の大学院生の友人に「接客が低クオリティだけどなぜ?」と聞くと、「ハンガリーはコミュニズム国家で、精神性として絶望を抱えて生きているんだ」というようなことを言っていました。よくわかりませんが、サービス業の品質の悪さは、国民性や文化のレベルで起こっているものなのだな、と自分のなかで理解しています。
井上ジョーというアーティストのYoutubeでも、13分めからハンガリーについて言及しています。
いろいろいいところについて喋っています。ダメなところとして17:28~から以下のように言っています。
「サービス業のサービスね。うーん、割と自分の中では最下位に近いですね」
まさにその通りで共感しか覚えません。この方はいろいろ旅をされているので、本当にそういう体験をしたんだなと。
配達物の受け取りができなくて郵便局に配達物を取りに行った時も、ただ請求番号のようなもので荷物を受け取るだけなのに、ハンガリー語しか通じない郵便局員がひどい態度で接客してくるので、気が滅入りそうになりました。
この辺は、貨幣価値が大幅に下落したジンバブエドルが皮肉にも有名になったように、観光資源としてサービスレベルの低さが有名になって改善されるなどを期待したいところです。
まとめ
英語が通じて、かつ愛想が比較的いい、値段的にも手が届くという店が実はあります。
それはマクドナルドです。コロナ期にはデリバリーサービスで、キッチンが忙しそうでしたが。
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