小山城(静岡県牧之原市)へ
小山城は、大井川河口付近の静岡県牧之原市片岡の能満寺山にあります。
小山城は山頂にあり、山麓には、安倍晴明が植えて大井川神を封じたとされる「遠州七不思議」能満寺の大蘇鉄があります。
★「遠州七不思議」一覧
https://note.com/sz2020/n/n537c58490f7f
──城へ行くにはいつがいいか?
山間部の「土の城」(山城)の場合は、冬一択ですね。
冬は、
①危険生物がいない
②下草が枯れて、土地の起伏がよく分かる
ので。
平野部の整備された平城や平山城はいつ行ってもいいので、
①お土産用の特産物が獲れる時期
②花が咲いてる時期
に行くといいかも。
能満寺山を登るには、急で短い男道と、緩やかで長い女道があります。
男坂です。
女坂です。
大手門です。
天守に似せて建てた展望台です。
武田流築城──小山城の最大の見所は「三日月堀」ですね。
──落城の悲しい物語。
「三重堀にある勘介井戸には、赤い口の蛭がいます。敗北を悟った武田軍は城に火をつけ本陣の甲府へ逃げ帰ろうとしました。その際、当時の大井川の激流を渡るには女子供は足手まといになるだろうと愛する夫の無事・帰郷を祈りながら女たちは自ら井戸に身を投げ、その霊たちは口の赤い蛭へ姿をかえたという伝説があります。」
★展望台小山城/ようこそ吉田町へ
http://www.town.yoshida.shizuoka.jp/2350.htm
そういえば、小夜の中山の滝に女性が身投げしたら、滝壺の鰻の口が赤くなったって話があったなぁ。
【雑学①】蛭は1回血を吸うと1年生きられるとか。人間も1年で1食ですめば、食料がありあまって、「昆虫食」なんて発想は無くなるのにね。
★「子どもヤマビル研究会」
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=852
【雑学②】吉田町の特産物は鰻。鰻は蒲焼きにして食べる。生で刺し身で食べないのは、(加熱で毒性を失う)毒が血液中にあるから。
★厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル」
「ウナギの新鮮な血液を大量に飲んだ場合、下痢、嘔吐、皮膚の発疹、チアノーゼ、無気力症、不整脈、衰弱、感覚異常、麻痺、呼吸困難が引き起こされる。死亡することもある。ウナギの血清毒は100 kDaのタンパク質。60℃、5分の加熱で毒性を失うので、通常の加熱調理をすれば食品衛生上の問題はない。血清が目や口に入ると激しい灼熱感や粘膜の発赤が、傷口に入ると、炎症、化膿、浮腫などが引き起こされる。こうした症例はウナギ調理人の間では有名で、ウナギ血清毒は食品衛生よりむしろ公衆衛生の点で問題。
https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_06.html
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