天の岩戸開き

　建速須佐之男命のせいで、太陽神・天照大神が天岩戸に篭ってしまった。

　世界は漆黒の闇となった。

　神々は「どうしたらよいものか？」と悩んだが、

　思兼神（思金神）が名案を考え、

　天照大神を天岩戸から出すことに成功した。

★神社本庁「天の岩戸」
https://www.jinjahoncho.or.jp/shinto/shinwa/story3
★天岩戸神社（宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸）

ところで、天照大神が天岩屋へ入った理由は？
①須佐之男命から逃げた。
②須佐之男命に閉じ込められた。
③死んだ。

そして、この神話の解釈は、
①日食が起きたが、祈ったら元通りになった。
②卑弥呼が死んで、台与が登場した。
等々。

不思議なことは、天照大神より力がありそうな天手力男神が戸を開けられなぁったこと。

さらに不思議なのは「天の岩戸」が全国にあることである。
多分20ヶ所はあると思う。
（上の絵図は三河国の岩戸神社。）
どうしてこんなにもたくさんあるのだろうか？
神聖な洞窟は全て「天の岩戸」？

そもそも「天の岩戸」ってネーミングが・・・

「天の岩戸」は戸、扉、ドアのことであって、
洞窟は「天石窟」（『日本書記』）とか、
「天石屋」（『古事記』）とかでは？

以上、「陰陽師Ⅱ」の野村萬斎さんの天鈿女に感動した者の独り言。