『鎌倉殿の13人』46「将軍になった女」の再放送を見ての感想
前回の私の記事が読まれたのか大江広元が坊主になってました(笑)
大江広元は、「目が見える内に」と言って出家しました。
源実朝が討たれた日には、既に出家していました。
源実朝が討たれて出家したのは大江広元の息子です。
さて、今回の感想は、
「北条政子のハートが弱すぎる」
です。悪女ではなく、慈悲深い女性とするのはいいとして、源実朝が討たれて自害しようとするなんて弱すぎる。これでは、尼将軍になれそうにない。(施餓鬼へ行き、ネットでは「亀の子供では?」と噂されているウメ(石川萌香)等に励まされて立ち直った。「ウメ」は、日テレ「モモウメ」のベテランOL・ウメさん(江口のりこ)からか?)
実際の北条政子は、源実朝が討たれてすぐに尼将軍の如く振舞っている。
「今夜のうちに公暁の一味を糾弾せよ」
この命令を発したのは、北条義時ではなく、北条政子である。
「源実朝殺人事件」の謎は、
①源実朝を殺したのは誰か?
②源仲章を殺したのは誰か?
である。(①については長くなるので、別稿「公暁の首」で。)
『鎌倉殿の13人』では、公暁が源仲章を殺し、続いて源実朝を殺した。普通、大樹の陰から暗殺者が飛び出してきたら、源実朝は、逃げるか、戦うかであろう。『鎌倉殿の13人』の源実朝は、暗殺者が公暁だと認識して逃げなかった(天命に従った?)。
私が公暁であれば、まずは太刀持ちを倒す。すると源実朝は、太刀を受け取れず、戦うことができないので、逃げるであろう。あとは、太刀を持っていない源実朝を追って斬ればいい。ただ、太刀持ちを倒すのに時間がかかると、源実朝は遠くまで逃げてしまう。暗殺を成功させるためには、共犯者を探し、太刀持ちと源実朝への同時攻撃がよかろう。
やはり、公暁は単独犯ではなく、共犯者が2~3人いたようです。北条政子の
「今夜のうちに公暁の一味を糾弾せよ」という命令は、「今日中に公暁と共犯者2~3人を捕らえ、源実朝暗殺の動機を問い糺し、関係者を全て捕らえよ」ということでしょうか。さて、源仲章を殺したのは誰?
史実①「後鳥羽上皇、長江&倉橋(椋橋)荘の地頭変更要求」の件
これは、ドラマ通り、後鳥羽上皇が寵愛していた伊賀局(旧・白拍子の亀菊)の訴えだという。
史実②:三寅下向の件
「我が九条の一門、道家公の三男は、寅の年、寅の月、寅の刻の生まれゆえ、「三寅」と呼ばれておる。源頼朝卿の妹君が一条能保卿に嫁がれ、その長女は、月輪関白兼実の子・後京極摂政良経公に、そのまた次女は、大宮大納言公経卿に嫁ぎ、その姫君が後京極摂政の子である道家公に嫁がれ、その間に生まれたのが、三寅様にござる」
┌九条兼実─九条良経
└慈円 ├─────九条道家
一条能保 ┌長女 ├長男・九条教実
├────┤ ├次男・二条良実
源頼朝の妹 └次女・全子 ├三男・三寅(後の九条(藤原)頼経)
├─────女子・綸子
西園寺公経
「外郎売り」を思い出した。声優は、台本を見ながらアフレコするわけで、台本を暗記し、かまずに長台詞を言える声優さんは、すばらしい。
「三寅下向」については、従来、西園寺公経の尽力だと考えられてきたが、最新の学説では、慈円(九条兼実の弟)の尽力だとされる。(今回、時代考証の学者たちが、珍しくいい仕事をした。台詞は、「我が九条の一門、道家公の三男は」よりも、「我が姪孫(てっそん。甥の子)、九条道家公の三男は」ともっと強く自分をアピールした方が慈円らしいと思う。)
最後に、今回で、最も重要な台詞は、
(息子・阿野時元が死んで)「みんな、いなくなった」(北条実衣)
(北条実衣に)「みんないなくなっちゃった」(北条政子)
だと想像されますが、どうでしょう?
さて、昨日、めでたくもボーナスが出たので(本来は12/10支給だけど、今年の12/10は、銀行振り込みが出来ない土曜日なので、1日早まった)、ちょっと買い物に行ってきます。普段は食べられない高級食材とか買ってくる予定。あとは、炊飯器とか。
大阪のアリス展へ行く交通費とアリスグッズの購入費は残しておかねば。公式サイトに、会場で販売するアリスグッズの一覧が載ってるけど、欲しい物を全部買うと、交通費込みで10万円くらい。今はリッチなので買えると思うけど・・・。イギリスにはアリスグッズの専門店がある。日本支店を建てて欲しいぞ(←クラウド・ファンディングで、自分で作れって?)。
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