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第10回「側室をどうする!」(予習)

永禄3年(1560年)5月19日 「桶狭間の戦い」(岡崎城へ帰還)
永禄4年(1561年)4月11日 「牛久保城攻め」(今川氏から独立)
永禄5年(1562年)1月15日 「清須同盟」(織田信長と和睦)
永禄5年(1562年)2月4日  「上ノ郷城攻め」(人質交換)
永禄5年(1562年)     正室・築山殿と離婚(旧説)
永禄6年(1563年)7月6日  「元康」から「家康」に改名
永禄6年(1563年)10月   「三河一向一揆」勃発
永禄7年(1564年)2月28日 「三河一向一揆」終結
永禄8年(1565年)     二女・督姫(母:西郡局)誕生(旧説)
永禄9年(1566年)5月     「三河国平定」(牛久保の牧野氏が従属)
永禄9年(1566年)12月29日「松平」から「徳川」に改姓。三河守叙任。
永禄11年(1568年)     二女・督姫(母:西郡局)誕生(別説)
             12月、遠江国へ侵攻開始
永禄13年(1570年)    正室・築山殿と離婚
天正3年(1575年)     二女・督姫(母:西郡局)誕生(別説)
天正4年(1576年)     二女・督姫(母:西郡局)誕生


 私の大河活動(たいかつ)は、予習1時間、視聴1時間、復習2時間の計4時間/週。徳川家康については、以前調査したので、予習では取材手帳を読み返す。視聴は18時からのBSで。復習は、気になったことなどを覚書程度に書く。内容は「史実、学説、伝説、伝承との相違」が多い。

 私の肩書きは「史実厨」であるが、「史実」「学説」以外にも、「伝説」「伝承」も書いているので、「史実厨」というより「取材厨」ではないかと思う。記事の内容については「超マニアックで詳しすぎる」。教科書のように要点のみを書いた方が言いたい事が伝わりやすいと思う。このため、記事のPV数は、「大河関連記事は1万超えする」と言われているが、40(フォロワー数の半分)。サポート0円。とにかく人気が無い。
 有料記事は売れているが、神社関連の記事のみで、大河関連の記事の売り上げは皆無(泣)。それで新たな取材活動が出来ず、過去の取材手帳を読み返している。

 さて、第10回である。
 この時期(「三河一向一揆」終結時)に徳川家康に側室? ありえない。
 第10回「側室をどうする!」の内容の予想がつかないので、公式サイトのあらすじを読んでみた(カンニングwww)。

 内容は、「お葉が側室となって、ふうを生む」であり、これは「時姫が側室・西郡局となって、ふうを生んだ」という史実を基にした創作のようだ。

■ふうの誕生年
・説①:永禄8年(1565年)説(『徳川幕府家譜』)
・説②:永禄11年(1568年)説(『法華宗全書』)
・説③:天正3年11月11日説(『因州鳥取慶安寺略記』『幕府祚胤伝』)
・説④:天正4年11月11日説(『義演准后日記』)

 ふうの誕生年については、永禄8年(1565年)誕生説もあったが、現在は天正4年(1576年)生まれであることが分かっている。時代考証の先生が3人もいて、自分達が否定した旧説を採用させるとは、摩訶不思議。
 想像するに、浜松城での出来事を、岡崎城での出来事に変えたからこうなったのであろう。学説は「築山殿は岡崎にいて、浜松にいたことはない」であるので、岡崎城での出来事だとしないと、築山殿が登場できないのである。(永禄8年誕生説のふうは岡崎城で生まれたことになっている。)真実は、1週間後には、YouTubeやTwitterで時代考証の先生方が公開されているであろう。

ちなみに、私の説は、
①徳川家康は、正妻(築山殿、朝日姫)がいる期間は、彼女達のプライドに忖度したのか、他の女性との間に子供を儲けていない。
②20代で儲けた子は1人もいない。
であり、第10回「側室をどうする!」の内容とは大きく異なる。(私の説では、ふうの誕生は、正妻(築山殿)がいた永禄8年ではありえない。徳川家康と築山殿の離婚が、従来言われてきた「清須同盟」締結の永禄5年であればありうるが、離婚は『西来院廟堂記』等によれば、永禄11年(1568年)12月の遠江国へ侵攻開始後のことである。)

西郡局(『どうする家康』では「お葉」)については、すでに公表したように、私の説は、
「時姫が岡崎城に入ったのは永禄5年2月4日の「上ノ郷城攻め」直後であるが、側室・西郡局となったのは、築山殿との離婚後」
である。

また、小督局が二男・秀康を生んだのは、天正2年であるから、二女・督姫の誕生が天正4年であるならば、徳川家康の最初の側室は、西郡局ではなく、小督局かもしれない。ただし、「正室、側室」は江戸時代の用語で、当時は「正妻、別妻、妾」であり、西郡局ば別妻で、小督局は妾だという。


★今後の『どうする家康』
・第10回「側室をどうする!」
・第11回「信玄との密約」
・第12回「氏真」
※ノベライズの2巻は3/17発売。

 浜松市は、5月に開催する「浜松まつり」の騎馬武者行列に、『どうする家康』の徳川家康役の俳優・松本潤さん(39)が出演すると発表した。昨年11月に岐阜市で行われた「ぎふ信長まつり」には、俳優・木村拓哉さん(50)が出演。定員の約64倍となる96万人超が観覧に応募するなど、大きな話題となった。さて、どれほどの話題になることやら。

 5月・・・あと2ヶ月を切った。2ヶ月弱で、浜松までの往復の交通費がサポート(有料記事の購入)されたら嬉しいな (∗˃̶ ᵕ ˂̶∗)

殿は鰻が大好きで、岡崎ではおぎ乃の「いっぽん鰻」、浜松では元城亭のうな重を食されたとのこと。たくさんサポートされたら、元城亭へ行きたい。
戦国オフとか、撮影会もいいね。西来院の長藤を見たい ٩(๑>◡<๑)۶

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