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忽那の雫第443話 やり残してしまった釣り場の話し(興居島)

やり残してる釣り場の話はコレで3話目
一つは中島の長くやってる投げ釣り場の並び395話^ - ^

もう一つは、興居島の東側421話

そして今回も興居島だが、まだ行ったことのない西側の投げ釣り場だ。^o^

行ったこともないのに、やり残してるというのもちょっと変な表現だが、自分で食いそうだと予想していたのにもかかわらず、自分自身はまだ行かないまま他人に話して、先に仲間が入り始めて、ついには自分だけ行かなかったという可笑しな釣り場だ。←アンタの人生そのものだな(°▽°)

それは興居島の西側の面にある^ - ^

投げ釣りを始めてまだ間もないころ、ワタシは海図を頼りに釣り場の開拓をすることが多かった。

先輩方に教えてもらった場所だけで飽き足らず、自分しか知らない秘境みたいな場所をいつもいつも探していたのだ。←変態

興居島へ投げ釣りで通ったのはカレイが釣りたかったからで、この島でイメージする釣魚でまず出るのがカレイなのだ。

当時、時間さえあれば興居島へソフトバイクで渡り、山の上から獣道をガサガサ歩いて降り、釣り場を探していた。

それをするだけの値打ちがあったのだ^o^

ある日ワタシは家で海図と睨めっこしていて、ここしかないという場所に目星を付けていた。

水深、潮の流れ、底質、周りの地形まで、ありとあらゆる情報を海図や自分の経験から導き出して、過去に実績がないとこでも、先入観にとらわれず実際に行って竿を出すようにしていた。

そして、行きにくそうだが大ガレイが釣れそうな興居島の西側の戸ノ浦鼻の近くにある19sとワタシが呼んだ場所をいつも意識しながら仲間とはなしていた。

当時は近くの渡船店で海側から島のどこにでも着けてもらえる環境にあり、←着ける場所があればの話し^o^
ワタシは渡船利用をあまりしないタイプなので、19sのことを話すばかりだったが、仲間の行動力のある者はすぐに行った。^ - ^

そこは興居島の戸ノ浦鼻という、ヤバい地形の←何がヤバいん?

カリ首←なんのカリ首なん?あたりにある水深が19メートルあるS(砂底)の場所だ。

ワタシはついに一度も見ることさえなかった釣り場だが、仲間の話では海図の通り深く、強烈なカケ上がりに苦戦するそうだった←話を聞くだけというのは拷問に近かった(°▽°)

釣り座はなんとか確保できるらしいが、流れが早い上に水深があるから、なかなかベテラン向けの場所だというのはわかる。

話だけ聞いてて地団駄踏みたかったのは、←凄い地団駄を踏んでた男ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
そこは、投げるたびに必ずと言っていいくらいアタリがあるようだった。

投げ釣り経験者はわかると思うが、投げ釣りというのは毎回アタリがあるような釣りでは無い。
夏場のベラ釣りのような例外はあるが、カレイ釣りとなると、時期的にもエサ取りさえ当たらないこともある。

やり難い場所でも、何とかして釣ってきたワタシは、行ければなんとかなるのにな〜と、釣り場の情景を思い浮かべるしかなかった。

そしてじっさい釣果もあがっていた^ - ^
特別目ん玉が飛び出るような魚が釣れたとかは聞いてないが、カレイもちゃんと釣れ、その時期の外道たちも釣れたようだ。

アタリがあり、ハリに乗るまでは頻繁にあるが、どうやらキツイカケ上がりをクリアするのが大変で、大きなカレイっぽい手応えがある時に限って、足元のカケ上がりにラインが擦れて切れるのだと言う。^ - ^

ワタシは自分が、頭の中で予想した釣り場が凄かったと聞いたのは嬉しかったのだが、行けてない自分が他人の話しか聞けない状態にあることを呪うしかなかった←呪うまで?(°▽°)


ついでに書いとくと、この怪しい地形の鼻は釣島との間に電力が走っているようで、古い釣り師はよくご存知の、電気的振動もある釣り場と言える
222話も読んでください。(o^^o)

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