「文章を書く」をはじめてみよう! ~「魅力的で読みやすい」を引き出したいなら~

「今年も読書感想文、書かないとなぁ。」
毎年夏は苦手な宿題がでる。それも長い文章を自ら作らないといけない。
「みんなどうやって書いているんだろう?」

そうやって何度目かの夏を経て、現在。
『文章の書き方』を説明できるまでになった自分がいる。



何を書きたい?

まず自分は「何を書きたいのか」を理解することが大事
それは、文章の最初と最後で方向性が変わってしまうと、読み手側が「気持ち悪くなってしまう」から。

「まさかぁ!」
と思ったあなたは、以前の私と一緒。
だけど、私のこの記事の締めの文章が『文章の書き方以外のこと』だったら「え?」って思ってしまうと思う。
「私は文章の書き方を知るために読んでいるのに!」
って。
だからこの記事は『一貫して』魅力ある読みやすい文章の書き方を記載していこうと思う。


「書きたいことがいっぱい」または「何を書いたらいいかわからない」と思う時はマインドマップを書くといい。

【マインドマップ】
一つの言葉から派生して、枝分かれしながら言葉をしるしていくもので、
頭の中の整理や、勉強の復習にも使えるもの。

書いていく中で、頭の中の整理が徐々にできてきて、より相手に伝わる文章が作れるようになる。作成後には文の順番を変えたりしてみよう。



タイトルってとにかく大事

例えばnoteのホーム画面は、いろんな人のタイトルで埋め尽くされている。
その中から自分が読みたい記事を選ぶとき、「内容」も重要だけど「惹きつけられる魅力的なタイトル」を見ると「おっ読んでみようかな」となる。

ではタイトルで興味を引くには?
まず「誰に届けたい?」のか「どんな風に届けたいのか」を考えることが重要。それによって言葉のチョイスも変わってくる。
たとえば『読書感想文を書くような子』に伝えたいのか、『20代30代ぐらいのOL』なのか、『本好きな人』なのか。

そんな大事なタイトルは、最初に「仮」でなんとなくつけておく。そうすると文の書き出しがスタートしやすいから。そして全文書き終えた後にきちんと決める。そうすることで、タイトルもつけやすい。



「目次」を標準で入れよう

今や「目次がないものはない!」というぐらいに、あらゆる文に対して設定されている。それは「どんな内容が書いてあるのか」「その文章は読み終えるのにどれぐらいかかりそうか」などがわかりやすいため。

「この文章は私にとって、欲しい情報?」
「他のこともしないといけないのに、全部読めるかな?」
の他に
「この部分だけ読みたい!」
のニーズにこたえられる。

その分、目次の内容次第では読まない人もでてくるので、上手に活用しよう!



「自分というキャラクター」を意識しながら書こう

たとえばドラマにでてくる魅力的な人に対して、
「もしこの気持ちを言葉にするなら、〇〇さんならどんな言葉選びをするかな」
と考えることと一緒で、「自分だったら、どんな風に伝えるかな」「素の自分って、どんな話し方だろう」と考えてみる。
それが「自分というキャラクター」を生むきっかけにつながるから。そうすることで、世の中のたくさんの文章との差別化がはかれる。

キャラクターを意識していく中で文に個性をだしたいなら、「自分の価値観や思考をいれて」いく。もし「よくわからないな」と思うなら、意識してほしいのは『自分の好き・嫌い』をちゃんと考えるということ。
こうすることで、他の人たちとの文章の差別化にもつながるし、読んでいる人に「共感」を感じてもらえれば、他の記事も読んでもらえるかもしれない。



誰に読んでもらいたい?(ターゲットを決める)

「共感してもらいたい」
「知識欲を満たしてもらいたい」
「アクセス数をのばしたい」
「こういう行動をとってもらいたい」
というのは全部ターゲットにより変わる。

たとえば「知識欲」。私ならよく『掃除のやり方』『洗濯の仕方』などを調べる。でも自分が思い描く結果につながらなそうなら、少し読んで他の記事にとんでしまう。こういう場合は情報だけ知れば、その人の記事を継続して読むか?といったら、読まない場合が多い。

ただ「この人が書いた記事が読みたい!」というファンならこういうことにはならない。自分を成長させてく中でいろんな記事を書くのに挑戦してみてほしいと思う。



中身を書く

たとえば

「家には1歳と9歳の子どもがいるんだけど、とっても仲がいい」

と伝えるのと

「長男が生まれる前から
『赤ちゃん生まれるの嫌だ』
と泣いていた長女当時7歳。しかも、
『妹がよかったー!!男の子はやんちゃだからいやだー!!』
とずっと言っていた。母も困って、その子に寄り添ったし、生まれた後の心配もしていた。
それが今!どんなに自分のものを取られようと怒らないし、よりやんちゃになっていく1歳児に翻弄されながらも、
『ママー!はじめて抱っこできたー!』
『弟ってかわいい!』
と毎日うれしそうにしている。」

どちらが想像しやすく、共感や感情移入しやすいだろうか?

後者にはストーリー性を持たせてみた。するとただの姉弟の話に温度がでて、読んでいる人が想像しやすくなる。だから、読み手の心を掴むために「ストーリー」を要所要所に入れていこう。


適切な改行と句読点

【夏休みの宿題って夏休み中に終わりましたか?私は最後の日にほんとにがんばってやってたんです。でも時間も気合も足りなくて終わらない。ところが私の血をひいているはずの娘は違うんです。毎日コツコツコツコツやって提出期限までには余裕をもって終わらせてるんです。勉強がそこまで好きではないはずなのに。実行力が半端ないですね。】

というのと

【「先生が夏休み中、畑に植えた野菜を収穫しに行ってもいいって!」
と娘が言うので、夏の暑いさなか小学校に行ってきました。

そこで娘の良さを発見する出来事がありました。

畑の脇に、バケツで二人一組で育てているお米があります。
その自分の参加しているバケツの草むしりをしていた時に
「そうだ!他の子のも抜いてあげよう!」
と言い出したのです。】

どちらの文が読みやすく感じるだろうか?
後者の方が圧倒的に読みやすいだろうと思う。
改行や句読点を入れるのは、読みやすさをひきださせるだけでなく、「読むリズム」も作ってくれる。逆にないと、リズムが狂うので読みにくい。
全文できたあとに、確認するのが肝!



それ伝わってる?

文章を書き始めると意識しだすのは「きれいな日本語かな?」「ちゃんと説明できてるかな?」が多いと思う。

これは場数を踏むに尽きる!!
だから最初は「どうだろう?」っと自分に問いかけながら、一つの記事を書き終えてみる。ここまでくるのが大事。なぜかというと、「どうだろう?」と迷った瞬間に、めんどくさくてやめてしまう人もいるから。

そして、記事を書いてるときに感じた不安やわからないことを忘れずに、アクセスが集中する記事をたくさん読んでみること。
そうすると、少しずつ「こういう風に書いてみると、伝わるかも!」といろんな案が生まれてくる。それを試しながら、何度も記事を書き連ねていく。

「ただ書く」のではなくて、「意図した数稽古」の「意図」がさすように、「こうしたらどうかな?」など試してみること。
やればやるほどうまくなる!!伝わる!!



暇つぶしに読める「文章」のすすめ

私たちは自由に使える時間が限られている。それを意識して行動してる人は少ないかもしれないが、時間は本当に少ない。だらだらしているとあっという間に寝る時間。。。

その少ない時間にいかに自分の記事をみつけてもらうかが大事。そしてみつけてもらったときに「暇つぶし」でいいから読んでもらえると、のちのちファンになってもらえることもある。ファンが増えると、こちらも書く意欲がわいて、知識欲もわいてきて、いい刺激になる。

「暇つぶし」なので、たとえば自分の身近に起こったこと(読み手の年齢が近いとみてくれる可能性が高くなる)、経験したこと(その経験に興味がある人)などを書いてみるといいかもしれない。



書き終えたら 必ずする こと

伝えたいことは、
「文章を書き終えたら、必ず読み返すこと」
本当に本当に大事中の大事。
リズムよく読んでいたら、字が違っていた。
なんてことになると、読むリズムが崩れて結果「あの間違いなんだろう」とそっちに意識を持っていかれてしまうことになるかもしれない。

読み返そう!
これだけで読みやすい文章に近づいていくから。



最後に

記事を書いたことのない人も、この記事を最後まで読んでくれていたならとてもうれしい。
「文章を書きたいと思っている」ということだから。
そして、「自分には難しいかも」「ハードルが高い」と思ったなら、その意識は変えていける。
だって「はじめればはじまる」から。

どんな始め方でもいい。
とりあえず「パソコンをひらくだけ」「ノートを開いてペンを持つだけ」でもいい。
うまくいかなくたっていい。
そうやって毎日3分だけとか、5分だけと続けていく。
するとやればやるほど、うまくなり、やればやるほどおもしろくなる!
それが魅力的で読みやすい文章につながっていく。

そしてそれが、未来のあなたの武器になるから。


今この時から始めよう!

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