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漢字ってすごいなぁと思います。
漢字は表意文字ですから、字を見てると、何となく意味が分かります。
例えば、林は木が生えてる。
それも、木漏れ日が射す空間があるんだな。
同じ木が植わっていても、うっそうと暗い感じの森。

そして心。
心臓の時もあれば、心情などの気持ちの時にも使える。

また、文字って豊かだなぁと思います。


ココロ
こころ

発音すると一緒ですが、それぞれ書く時、その場その場で、

微妙なニュアンスを漂わせる事が出来ます。

心からのプレゼント
ココロからのプレゼント
こころからのプレゼント

こんな時はこの文字で表現、そんな決め付けで使い分けるのではなく、
自分の感覚や、お相手を思い出して、自由に文字を選んで書く。
耳で聞けば同じ音ですが、目からの印象は違います。

インドのお釈迦さまの教えは、様々な文字文化圏を経由して日本に伝わりました。

先ず中国。
色々な単語が、漢字に翻訳されました。
訳されずに、音写されたものがあります。

シャキャ=釈迦
ブッダ=佛陀

漢字を並べて、そのままです。

お釈迦さま


ヘンやツクリを組み合わせて、新たに作られた漢字もあります。

あしゅくにょらい:阿閦如来のしゅくです。
この如来さまは、
「うちに来たいとい言う人は、誰でもどうぞ!」
とおっしゃる方ですから、門の中に人がいっぱい。

また慈悲という単語。
元々は慈と悲は別々の単語でした。
親愛なるものを表すいつくしみと、同情を表す悲しみ。
漢字を組み合わせることによって、安らぎを与え苦をとり除く。
最高の接し方を表します。
自分に対しても抱くべき心持ちです。

既にあった慈しみ深い「愛」を、採用しなかった所がすごいと思います。
二文字を合わせることで、より大きな概念を持つ言葉に位置づけるのも、
漢字の良い所です。

鮨は、魚がおいしいです。
中国では魚のしおから(魚醤)ですが、
日本の国字ではお寿司(鮓)のこと。
最近は電子辞書が主流?
しかし、まだ紙の本の漢和辞典を時々眺めています。

時には凹んで、つまづいて。それでも、苦にせず歩いています。 < 自分らしく > そんな動きしかできませんが、ご一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。