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昔のBRUTUS収集

古いBRUTUS集めが趣味になり始めた。「日本の古本屋」やヤフーショッピングなどの通販サイトで各地の古書店から取り寄せることはできるが、やはりその場でゆっくりと時間をかけて気になる号を選びたい。今回、東京で半日時間を潰す機会を得たので、BRUTUSをめぐる神保町散策をしてきた。

神保町には古書店が多いので、事前に「日本の古本屋」サイトで目的地を決めておいた。
僕は1980年〜1985年のBRUTUSにこだわっているので、「BRUTUS 平凡出版」というキーワードで検索する。平凡出版がマガジンハウスに変わったのは1983年なので、この検索ワードなら僕が求めているものが見つかる。

神保町の古書店でBRUTUSを登録している店舗は意外と少なかった。ヒットしたのは「矢口書店」と「小宮山書店」のみ。矢口書店は名前を聞いたことがあったので、BRUTUSと一緒にレアな小説もゲットできるかと期待が膨らむ。

矢口書店は映画をメインに扱っている店だった。店員は一見ぶっきらぼうだが、「BRUTUSを探してるんですが」と聞くと、ボソボソと、ちょっとノリノリで在処を教えてくれた。僕はこういう人が割と好きだ。

矢口書店にあったBRUTUSは4、5冊。どれも一冊1000円。その号は特に惹かれる特集でもなかったので、一旦スルー。

矢口書店のすぐ近く「ブンケン・ロック・サイド」は思わぬ収穫だった。これは日本の古本屋には登録されてなかった古書店。中に入るといきなりBRUTUSの創刊号から2020年代までのバックナンバーがズラズラ。「もしや、村上春樹の『ピーター・キャット』時代の特集号があるのでは?」と探すも、その号だけ綺麗に抜かれていた・・・・・・同じ考えの奴がいるのは当然だ。ちなみにこの店は品揃えは超一級だが、どれでも2000円前後とお高め。僕はBRUTUSに2000円も払いたくない。なので500円で売ってたBRUTUS 1985年4月15日号を購入。珍しく文学についての特集号で僕にぴったりなのに、これだけダントツで安かった。

小宮山書店はそこから横断歩道を1つか2つ渡ったとこにある綺麗な古書店。店先にセールワゴンがあって、3冊で550円の張り紙。まさかここに都合よく僕が欲しい古いBRUTUSなんてないよな・・・・・・あった! タイトルはそこまでイイのじゃなかったが、この際なんでもいい。僕はとにかく数が欲しいのだ。3冊のうち1冊はCasa・BRUTUS。これは結構興味あったのでラッキー。

小宮山書店

1時間ほど神保町を歩き、合計1050円で4冊のBRUTUSをゲット。東京にいた頃は神保町に興味なかったけど、今は毎週行きたい。大学生の頃から上京して本にはまって友達と神保町ぶらぶらしたりする休日、羨ましい限り。


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