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山谷の酒場

  • 寺町・門前町には法事に使える和食店や仕出し屋だった食堂がある。

  • 製鉄や港湾の街は、夜勤明けの人が利用する角打ちが朝から営業している。

  • 官庁街に隣接する飲み屋街には、腕の良い板前がいる名酒場がある。

  • 漁師町には、盛りのいい海鮮飲み屋がある。(漁師の家族が営んでいる)


製鉄の街・北九州
レトロな角打ちが多数現役

街の個性と酒の場はリンクするものです。遠方からわざわざ訪ねる人は少数派で、基本的にはその街を構成する人々が利用するから当然といえば当然です。

遠くの酒場を訪ねる醍醐味は、郷土の料理やお酒を楽しむだけではなく、その街で育まれてきた酒場そのものの個性を楽しむことだと思います。

地方都市の酒場に憧れがちですが、身近な東京に目を向けて、街の個性と酒場について考えてみます。

特色のあるエリアで、個性的な店がある。地方都市と比べて規模は段違いですが、こんなところでしょうか。

  • 赤羽・小岩:タクシーの営業所・インフラ関係=朝から飲める

  • 銀座:日本一の繁華街=昼飲み

  • 新橋:官庁街(霞が関横)=巨大な飲み屋街

  • 新宿:日本一の歓楽街=深夜飲み

  • 築地・豊洲:世界最大級の魚河岸=寿司・海鮮食堂

  • 高田馬場:学生街=安い酒場

  • 神田神保町:出版の街=飲める喫茶店・飲める蕎麦店・飲める中華…

出版の街・神保町らしい明治創業のビヤホール

続々とでてきます。今回のテーマは、そんな東京の特色あるエリアと酒場にフォーカスしたいと思います。

題して「山谷の酒場」

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