モチベーションの上がらない社員に心理はどうアプローチできる? 心理学の大学院生の生活

※倫理的な配慮と守秘はしています。また、これは大学院を退学する以前の日記です。

今日も満員電車に揺られながら大学へと向かいます。

火曜日は1限がないので心に余裕が持てました。

大学院に入ってからというもの、1限と5限の数が大学生の比ではありません。

ほぼ一日大学にいるような感じですが、同級生も働いているので文句は言ってられません。


1. 精神医学の歴史を学ぶ!


座学で「知っておきたい精神医学の基礎知識」という教科書を学生が読んで、途切れ途切れに先生が解説を入れるという授業でした。

その先生の解説の中で興味深いものがありました。



1-1. ピネルをフーコーが批判ってTwitterみたい


まず、有名なフランスの医学者であるピネルという方が教科書の中に出てきました。

ピネルは精神病の方を鎖から解放したことで有名です。

そこで先生が「フーコーはこれを批判したんだよね」といいました。

それを聞いた僕は「なんかフーコーって聞いたことある!」と思いました。

調べてみると、フーコーは有名な哲学者だそうです。

有名人が有名人のことを批判する。

これは現代のTwitterで見られる、「インフルエンサーのツイートを他のインフルエンサーが引用リツイートしながらも批判する」という流れに近いものを感じました。


 

2. 産業で心理職はなにができる?


今日は「産業分野での心理職の働き方」についての授業もありました。

心理職が働く分野には、教育・福祉・司法・医療・産業の5つがあります。

その中の「産業」について、産業医として働いている先生の授業を聞きました。



2-1.   モチベーションが上がらない社員に心理職はどのようにアプローチできる?


授業では、「会社で働く人でモチベーションが低い人がいたら心理はどうアプローチする?」と先生から問われました。

その問いをさらに細かく、「社員のモチベーションを上げるには、会社にどのようなサポートを作ればいいのか」を話し合いました。

4つのグループに分かれて話し合うと、尊敬できる先輩というロールモデルと関わる機会を増やす、社員の自由度を上げるようなサポートをつくるというアイデアがでました。


2-2. なぜディスカッションをするのか


話し合う内容は、大学院っぽくはありません。

しかし、先生は「ディスカッションをすることによって他の人の意見も取り入れて、自分の意見も伝える」ということを強調します。

産業における心理職はどのようなサポートができるのかをディスカッションによって考えを深められます。

また、心理職は「事例検討会」などの他の人と話し合うことが多いです。

そのため、ディスカッションを通して「自分の専門性も交えながらも、一つのことに対する意見を周りに伝える」という働くためのスキルを養えていると感じます。


今日のまとめ


最近は、1限が多くて寝不足です。

すぐにカウンセラーとしてのスキルが上がる!という目に見える成果はすぐには見えません。

しかし、将来の糧になっていると思ってこれからもコツコツと日々を歩んでいきます。

大学院を退学した理由






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