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大人の反り立つ壁

最近、『どうぶつの森』の話をちょくちょく耳に挟んで食べます。

少年時代、僕の『どうぶつの森』はゲームキューブでした。

ハチにボコボコにされた時などにゲームをリセットすると必ず出てきたリセットさん。

「リセットするとか根性がなってない!」

的なことを人格が壊れるまで厳しく指導してくれました。


「人生にリセットボタンなんて無いのだから一回きりの人生、大切に過ごそうぜ!」

というリセットさんなりのメッセージだったんだなとしぶしぶ思います。


ミスって途中で電源コード抜いてしまったときもリセットさんブチ切れてたなぁ。

でも、クリスマスにもらえる家具欲しさにゲームキューブ本体の時計を弄りまくって1日にクリスマスを10回訪れさせた兄は一切お咎めなしだったなぁ。


下手したらこれが動機で弁護士なってました。


懐かしく昔を思い出すと

「なんか大人になったなぁ」

と思ってしまいます。



果たして僕はちゃんと大人になっているのか不安で不安で夜も眠れない僕の両親のためにこの文章が終わるまでに僕が大人であることを証明するか一発ギャグしたいと思います。



大人とは果たしてどういう人間なのでしょうか。

まずはやっぱり

〈財力〉
『大人買い』に代表されるように子供とは違う金銭感覚を持っているのが大人です。


子供の頃、父がタイガーマスクの食玩を隠しキャラが出るまで大量に購入しているのを見て「子供だな」と思っていた霜月もありました。



僕の金銭感覚は、


「全然1000円くらいやったら貸すよ。でも返してな」


「赤羽からバスで帰ったら600円か。7km歩こか」


「一日中寝てたから1500円浮いたわ」



小学生の自分のちょい下でした。




まだまだ大人には要素があります。

〈仕事〉
やっぱり仕事をバリバリこなして社会に貢献するのが一人前の大人です。


就職率100%の大学の学科の記録を僕がぶち壊したのは言うまでもなくごめんなさい。



芸人としてネタを作ることが今の僕の仕事です。


ネタを作るのは、

大体布団でゴロゴロしながら考えて、


「あー気付いたら寝てた」


「とりあえずなんとなく書けたから行きの電車で覚えて」


「次からはもうちょい早く考えよ」



夏休みの宿題と同じでした。




そろそろ左耳から真矢みきの声が聞こえてきました。

〈色恋〉
枕詞に『大人の』って付けるだけで全てがピンク色になります。


TSUTAYAのアダルトコーナーになぜか息を止めて入っていたのが僕の肺に穴が開いた原因のトップ10に入っているに違いないとは言わないで。



僕の色恋は、


「メガネ取ったら全然タイプじゃないわ」



「えっ?さっきのお兄さんは5000円ポッキリって言ってたんですけど……」



「ワーオ!ヨーロピアンサイズネー!」



まだアメリカンなサクランボ色でした。




なんかもう結局のところこれだ。

〈貫禄〉
なんかもう結局のところこれなんです。仕事、恋愛、していようがしていまいがなんかもういるだけで大人って人がいます。


大学8年生が武士の貫禄に見えたのはたぶん爪楊枝使うのが上手かっただけ。



僕の貫禄は、


「宮崎さん、ずっと年下だと思ってました」


「しゅんちゃん、中学からなんも変わらんな」


「お前の風呂上がり、死にかけのジジイみたいやで」



黄泉寄りのガキでした。




ちくしょう!

こうなったら明鏡辞典だ。


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成人は結構前にしてます!

良かった!

僕は大人でした!



やったー!


やったー!


やったー!


やっ田んぼ耕して引っ越し!




ということで、

「仕事と私どっちが大事なの?」

と聞かれたら迷わずに

「今、西暦何年?」

と答えれるようになります。



リセットボタン僕のはどこにあるのかな♪



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