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東京ホッピング:菅内閣、どんな感じ?(プチ鹿島さん)

フォーリンラブ・バービーがお送りするTBSラジオ「週末ノオト」。

新たな東京の魅力を再調査する「東京ホッピング」。2020年10月3日の放送は、先月、「自民党総裁選」を解説していただいた、「東京ポッド許可局」でもおなじみ、時事芸人のプチ鹿島さんが2度目のご登場。

2度目ですが、もはや週末ノオトの「政治部ご意見番」みたいな立ち位置のプチ鹿島さんに、「菅内閣、どんな感じ?」と題して、菅内閣についてレクチャーしていただきました。

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★菅内閣の印象「3密内閣」

先月誕生した菅内閣、プチ鹿島さんの印象は、女性や若手が少ない、オジサンばかりが密接した「3密内閣」。
今いる人たちで、確実に進めていこうという手堅さはあるものの、フレッシュさはやはり無く。せっかく改革を訴えている菅総理なら、女性や優秀な若手がどんどん重用されるような枠づくりも、菅総理の役目ではないか。それが鹿島さんの菅内閣への印象。

★これまでの取り組み

プチ鹿島さんが政治学者の中島岳志さんと対談されたとき、中島さんが菅総理が表した言葉が「値下げオジサン」。

国土交通大臣の政務官時代にはアクアラインの通行料の値下げに成功。その後はNHKに受信料の値下げを迫り、今は携帯電話料金の値下げと、なにかと「値下げ」に拘る菅総理。

値下げと言うと耳障りがいいんですが、それは大衆向け・ポピュリズムともいえるわけで、本当に国民のためになっているのか、そこに疑問を感じる鹿島さん。

例えば、GoToキャンペーン。大手の宿泊施設には効果があるかもしれませんが、もともと宿泊費を抑えていた中小の宿泊施設には、果たして効果があったのか。

国民のための値下げの名のもと、過当競争を生んでいるのではないのか、儲かる人しか儲かっていないのではないのか。
「国民のための働く内閣」と言ってるが、その「国民」とは誰の事なのか。そこを考える目線を持つことも我々には必要ではないか、それが鹿島さんのお考え。

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★解散総選挙とは?

バービーさんがプチ鹿島さんに聞き語ったこと、それが「解散総選挙」。
誰のための、誰に得があるものなのか知りたかったバービーさんのためにも解説していただきました。

任期4年の衆議院議員、それを解散し、新しいメンバーを集めるのが解散総選挙。
そのパターンは3つ。
任期満了になったとき。
内閣不信任案が可決されたとき。(69条解散)
内閣が必要と判断したとき。(7条解散)

いま話題になっている解散は、3つ目の7条解散。
いますぐ解散!まだ早い!与党内からもいろんな声が上がっていますが、そもそも解散総選挙は、国民の声を聞くことであり、大義・理想が必要。

過去を振り返ってみると、2017年10月、安倍内閣時代の「国難突破解散」。こちらの大義名分は、北朝鮮情勢への対応と教育無償化の実現。

ここで注目なのは、教育無償化。これに反対する理由はなく、みんなが望むもの。そこで国民の信を問うため、安倍内閣が有利に。
国論が2分するような議題ではなく、誰にでもメリットがある、激突しない大義でもって解散総選挙へ。

でもそこに至るまでの経緯を振り返ってみると、当時、安倍総理は「森友・加計学園問題」で野党からの追及を受けていた時期。

それと同時に、小池百合子氏がブームを起こしかけていた時期。小池氏が作ったばかりの「希望の党」、都知事選圧勝の勢いそのまま、いずれ国政でも第一党になるんじゃないかという声も上がり始めた時期に解散。
とはいえ結党直後。つまり、最大の敵と目された希望の党が、その態勢を整える前に解散したわけです。その結果、選挙では自民党の勝利。

総理が解散したいと思ったらできる日本の解散総選挙、海外でも珍しく、いかがなものかと首を傾げたくなるところがありますが、次の解散総選挙はいつなのか?

いろんな意見が飛び交っていますが、今後も週末ノオトは、プチ鹿島さんと追っていきたいと思います!

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ということで、2020年10月3日の「東京ホッピング」、時事芸人のプチ鹿島さんでした!

TBSラジオ『週末ノオト』は、毎週土曜13:00-14:55放送中。
AM954kHz、FM90.5MHz。PCやスマートフォンでもradikoでお聴きいただけます。
■番組HP:https://www.tbsradio.jp/weekend/
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メールアドレス:weekend@tbs.co.jp
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