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Vol.12 テキーラについて①(tequila)

※かつてアメブロに投稿していたものに追記して移行しています。

今回のテーマはテキーラ(tequila)。ちょっと時間がなかったのでさわり程度の蘊蓄を。


なんとなくウォッカ同様強イメージがありますが、実際は他のホワイトスピリッツと同様に40度~50度。


たぶん、テキーラ・ショット(tequila shot)やテキーラ・ショットガンが有名な為、酔うお酒と言ったイメージから実際よりも強いお酒と言ったイメージになったんだと思います。


メキシコの地酒で竜舌蘭(りゅうぜつらん:サボテンの一種)の葉を取り、茎の部分を蒸し、磨り潰した汁を発酵させたものを蒸留した酒の事をメスカル(mezcal)と呼びます。


このメスカルの中で

 ・主原料の竜舌蘭にアガベ・アスール・テキラーナを51%以上を使用

 ・主原料のアガベは、ハリスコ、グアナファート、ナヤリ、ミチョアカン及び

  タマウリパス各州の特定地域で生育されたものを使用

 ・テキーラ村およびその周辺地域で蒸留

 ・最低2回の蒸留を行っている

と言った条件を満たしているものをテキーラと名乗り、流通させる

事ができます。


また、ジン・ウォッカとは違い樽熟成したものもあります。


熟成によって

 ・シルバーテキーラ(ブランコ:blanco)

  まったく樽熟成を行っていないもの

 ・ゴールドテキーラ(レボサド:Reposado)

  2ヶ月~1年未満樽で寝かせたもの

 ・テキーラ・アネホ(ア二ェーホ:Añejo)※こちらもゴールドテキーラと呼ばれたりします。

  1年以上もしくはそのブランドのreposadoよりも長く熟成したもの


 樽熟を行っていくとウィスキー 果ては、ブランデーに風味は近づいていきます。


最初に出てきたテキーラ・ショットとテキーラ・ショットガンについても

触れたいと思います。


 テキーラ・ショット(tequila shot)

   tequila  30or45ml

   ライム  1/8wedge or 1/2slice

   some salt

   ショットグラスにテキーラを注ぐ。


 まずは、手の甲の親指と人差し指の付け根の間のところに塩を置き、先ずはその塩を舐め、ショットグラスのテキーラを口に一気流し込み、ライムをかじって、飲み込むといったものです。


 このときに使う塩は、現地では龍舌蘭についているイモムシのおしっこを乾かしたものを現地では使っている。とか色々とあるみたいですが、私の友人が実際にメキシコに行った際に現地人に聞いた所、そもそもそんな飲み方はしないとの事でした。。。。

 

   たぶん、アメリカのクラブあたりで始まった飲み方ではないかと思います。。。


 テキーラ・ショットガン(tequila shotgun)

   テキーラ(tequila) 30or45ml

   ソーダ(soda)  30or45ml  

   ショットグラスに材料を注ぐ。


   コースターもしくは手でショットグラスに蓋をし、

   グラスをテーブルに叩き付け、泡立たせ混ぜたものを一気に飲みす。


   昔働いていた店では大晦日だけ、お客様からおススメされたお酒を飲んで良いと言ったルールがあったのですが、その日には何杯このお酒を飲んだことか・・・・・・。3日間は酔いが取れませんでした。。。


   こちらもたぶん、アメリカで生まれた飲み方ではないかと思います。

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