飲食店の為の『Ubea Eats』の基礎知識『グリーンスタンダード(Green Standard)』について
◎はじめに
昨今、Uber Eatsに取り組み始める飲食店が増えています。しかしながら、取り組んだけれど、あまり注文が入らなくほとんど稼働していないといったようなお店さんの話もよく聞きます。
恐らくそんなお店さんは、なんとなく始めた(掲載してみた)だけで、終わってしまっているかもしれません。UberEatsも単に載せただけでは、うまくいくとは限りません。自店舗のホームページを作ってもそれだけでは集客されないのと一緒です。
有名店であれば、店名や商品名で検索されるということがあるかもしれませんが、通常のお店ではそんなことは見込めません。と言うことはUber Eatsのアプリ内に入ってきた人に出来る限り自分のお店(商品)を見てもらうと行ったことが必要になります。すなわち他のグルメ媒体同様にアプリ内で上位表示されることが重要になります。
今回は、まずUberEatsが発表しているグリーンスタンダードについて記載してしていきたいと思います。このグリーンスタンダード(green standard)とは、こちらを順守すると上位表示されると言うよりもこちらを守らないと上位には表示されないといったものになります。その名の通りUberEats側が掲載店舗さんに守って欲しい基準といったものになります。
恐らく最初に記載した掲載してけど全然成果が上がっていないお店さんはこちらの基準を知らずに運営を初めてしまったために基準を下回り、
『Uber Eatsのアプリ内で店舗が上位に表示されない=誰も見つけられない』
となってしまっているためにオーダーが入らないといったことが起きている可能性が高いです。(評価が低い場合は除く)
◎UberEatsに掲載する上で絶対に知らなくてはいけない『グリーンスタンダード(green standard)について
このグリーンスタンダードには項目が6つありますので、こちらについて順番に説明して行きたいと思います。
5分程度にまとめた動画も作成しましたので、こちらもご覧いただければと思います。こちら見たうえでこの後の記事読んでいただくとより理解が進むと思います。
1.オンライン率 : アプリで設定した営業時間に対して実際にオンラインだった時間の割合
⇒簡単に言うと営業時間中に休止ボタンを押してはダメという事です。
どうしてもイートインの営業をしながら、Uberに取り組むと店内のピーク時にデリバリー優先順位を落としたくなるものです。その結果一時的にデリバリーの受付を休止してしまうということをしてしまいがちです。
ですが、デリバリーのお客様も遠い席に座っている店内のお客様だと捉えたならば、そのお客様のオーダーを取らないと行ったことは絶対にしないと思います。
ということで、Uberで注文されるお客様も店内のお客様と同様なんだといった気持ちで気軽に休止ボタンを押さないようにしましょう。
基本100%にすることを考えてください。
※あと注意しなくてはいけないのは、注文受付のアプリ立ち上げ忘れ物もNGです。例:11:00オープンにも関わらず、アプリの立ち上げが11:30になってしまった。→30分間はお店が開いていなかったことになります。
2. メニュー数 : アプリに表示されているメニュー数
⇒最低15品以上にしましょう。※品切れ商品はカウントされません。
商品バリエーションが少ないと判断されないようにするためにも15品は
入れてください。ただし、オペレーション負担が上がって提供時間が
遅くなってしまうとそちらも不利に働くので、ドリンクやライス、パン
等の単品を作り数を稼ぐのがいいと思います。
不利に働くというのは、提供時間が遅いお店となると注文時に表示される
到着時間がより遅くなって行きます。Uberで注文するシーンがやはり早く
食べたいといった人が多いので、到着時間が遅いと必然的に注文される確
率が下がります。
※あと一つポイントとしては、商品カテゴリーが多い方が検索で表示され
る可能性は上がります。
(パスタ、ラーメン、スープ等)基本は商品(カテゴリー)名から
検索してくることが多いからです。
3. 写真 : 写真があるメニューの割合・数
⇒基本すべてのメニューに写真を入れてください。
初期のセットアップでは、入れてるはずですが、みんなが分かり切って
いるような商品の写真はいらないだろうと入れていないものがあったり
することがあります。(例:ライスやドリンクetc.)
また、季節メニューの商品の追加を行ったりした際に入れていない等も
気をつけましょう。
4. 商品説明 : 商品説明があるメニューの割合
⇒こちらも基本すべてのメニューに記載してください。みんなが知っているようなコーラとかでもです。
料理の説明は記載されているのですが、誰もが知っているようなメニューに説明が記載されていないことがたまにあります。もれなく全てのメニューに説明をして入れるようにしましょう。
5. 受注率 : アプリで入った注文に対して、実際に受注した割合
⇒6のキャンセル率と区別がつきずらいのですが、
こちらはオーダーに対しての受注率になります。
商品A、商品B、商品Cが各一個ずつの3品でのオーダーが入った際に
仮に商品Bを品切れしてしまったとして、商品Bをキャンセルすると
オーダー自体は、受注しているという事になるので、
受注率は下がりません。一方で商品のキャンセルが発生していますの
で、キャンセル率が上がるという事になります。
6. キャンセル率 : 全ての注文に対してレストランによるキャンセルの割合
⇒商品品切れでのキャンセルや商品作り間違え、入れ忘れ等による
キャンセルが発生した割合です。
品切れ処理をしていれば、オーダーが入らなくなりますので、それに
関してはキャンセル率には反映されません。
ただ、品切れにより、商品数が少ないとメニュー数の方で引っかかって
しまうかもしれませんので、登録する商品数は、15品+αで行っておい
た方がいいでしょう。
意外とやってしまうのが数量間違いで注文数が最初に表示されるのです
が、そこを見落として届けた商品が足りなかった、、、なんて事が起き
たりします。注文が入った際に必ず個数のチェックを忘れないようにし
ましょう。
※基本的にどれも難しくはないことで、デリバリーで注文するお客様にとって不便が生じないと言う事が軸に設定されています。まずはこちらを100%に維持できるようにしていきましょう。
◎Eats厳選について
8月に入り、アプリ内の特集の中に『Eats厳選』ができました。管理画面の中にもその項目が作成され基準が明示されています。
意外とオーナーさんは店舗に任せきりでこういった管理画面を見ていない事があるので、たまに確認するようにしましょう。Uber側もどんどん管理画面の更新を行っており、取得できるデータも増えてきています。今後の変化にも注意していくようにしましょう。
下記に管理画面を添付します。
こちらを見て頂くと項目が5つあるのがわかるかと思います。下の4つはグリーンスタンダードから、上の一つは顧客からの評価です。
それぞれの項目の基準を書き出すと
・評価 4.7以上
・オンライン率 85%以上
・注文(数) 40件以上
・不成立となった注文(率) 1%未満
・不正確な注文(率) 1%未満
となっています。直近90日間での数値となりますのが、注文(数)の
基準が40件と低いのがポイントかと思います。立ち上げ直後のお店でも
表示される事が可能なようにあえてここの基準は低くしていると思いますのでオープン直後の目標はこの5つの指標を達成できるようにする事です。
◎お問い合わせ先
・これからUberEatsに取り組もうという方
・すでに取り組まれていて、さらに売上を伸ばしていきたい方
・UberEatsに関わらず、販促戦略をどうしたらいいか?お悩みの方
は、下記までお気軽にお問い合わせください。
株式会社GlobridgeMARKETING 担当:岩田
siwata@globridge.co.jp
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