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5年前にマイナンバーカードを家族全員で作った人に届け!|マイナンバーの更新手続き


次の誕生日で作成して5年になる4人家族の場合

マイナンバーカードとは、行政手続等における特定の個人を識別するための制度です。今では、コンビニ交付、健康保険証利用、e-Tax等の電子申請などに利用される方も多いかも知れません。

2016年(平成28年)1月より交付が開始され、2020年9月からは対象のキャッシュレスサービスを利用することで、ポイントが還元される「マイナポイント事業」が始まりました。この頃は小学校などのイベントにも市役所の方が来られ、手軽にマイナンバーを作れるように頑張っていました。街なかで行列を見かけ、「何だろう?」と思ったら、ポイントのためのマイナンバーカード作成の列だったこともあります。

この頃カードを作成した人へ!特に家族みんなで作成した人へ!もうすぐ初めての更新が来ます!そして制度を理解してないとちょっとだけフクザツです!混乱しないようにぜひお読みください。私は理解していなくて、無駄足を運ばせたので家族に怒られました!!!


オトナと子どもでは更新年が違う

ここに次の誕生日で父(45歳)と母(45歳)、姉(20歳)と弟(16歳)になる4人家族がいるとします。5年前、父40歳、母40歳、姉15歳、弟11歳の4月にカードを作成しました。分かりやすいように家族全員10月が誕生日だとします。

マイナンバーカードの更新期限は発行日から10回目の誕生日です。オトナは10年ですが、未成年は5年となっています。(未成年は、容姿の変動が大きいことから5年にしているようです。オトナも5年で容姿が激しく変わりますが…)

【ここがちょっと分かりにくい①】
ですので今回、5回目の誕生日を迎える10月に父と母のマイナンバーカードの更新手続きはありませんが、5年前に未成年だった姉と弟は、更新手続きが必要となります。

有効期限が切れる3カ月前頃、「有効期限通知書」が届きます。有効期限通知書に申請書IDの記載のある人は、QRコードで手続きすると簡単です。交付申請用QRコードからアクセスして、メールアドレスの登録、写真データをアップロードすると手続きは終了。カードが出来た後、窓口まで本人が受け取りに行けばOKです(※15歳未満の子どもや成年被後見人の方は、法定代理人の同行が必要)

電子証明書の期限は5年

一方、マイナンバーカードに搭載している「電子証明書」については期限が5年となっています。電子証明書とは、信頼できる第三者(認証局)が間違いなく本人であることを電子的に証明するもので、書面取引における印鑑証明書に代わるものといえます。

電子証明書は、マイナポータルへのログインやe-Taxなど、オンラインでの行政サービスの多くで活用されるほか、コンビニでの証明証等の交付などでも使われます。

マイナンバーカードに記録されている電子証明書は、次の2種類があります。

署名用電子証明書(暗証番号が英数字6~16文字のもの)・・・インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用します(例:e-Tax等の電子申請)。「作成・送信した電子文書が、利用者が作成した真正なものであり、利用者が送信したものであること」を証明することができます。
利用者証明用電子証明書(暗証番号が数字4桁のもの)・・・インターネットのウェブサイト等にログインする際に利用します(例:マイナポータルへのログイン、コンビニでの住民票の写し等の交付)。「ログインした者が、利用者本人であること」を証明することができます。

マイナポータルより引用

【ここがちょっと分かりにくい②】
オトナの場合は、マイナンバーカードの更新手続きはありませんが、電子証明書の更新手続きがあります。

電子証明書の更新手続きは自治体の窓口に行く必要があります。更新手続きが予約制となっている自治体もあるようですので、窓口でご確認ください。

5年前にマイナンバーを作った家族の5年後の手続きは・・・

まとめると、この家族の場合の手続きは以下の通りになります。

父(45歳)⇒自治体の窓口に行く。窓口で電子証明書の更新手続きが必要。
5年後にはカードの有効期限が切れるので、5年後は更新手続きが必要。
母(45歳)⇒自治体の窓口に行く。窓口で電子証明書の更新手続きが必要。5年後にはカードの有効期限が切れるので、5年後は更新手続きが必要。
姉(20歳)⇒QRコードで手続き後、カードを受け取りに自治体の窓口へ行く。受取時に窓口で電子証明書の更新手続きをするといいかも。成人しているので、次の更新は10年後。
弟(16歳)⇒QRコードで手続き後、カードを受け取りに自治体の窓口へ行く。未成年なので法定代理人が一緒に窓口に行く。署名用電子証明書は実印に相当するため、15歳未満は原則として電子証明書の機能がないが、今回15歳以上になったので電子証明書の発行ができる。未成年なので、次の更新は5年後。

家族全員の手続きを一度にしてしまうには?

①姉と弟の手続きをQRコードから行い、
②姉と弟のカード受け取りの連絡が自治体から来た後に、
③家族全員が窓口に行く
と一度に済ませることができます。

実際に誕生日はばらばらだと思いますので、子どもの更新手続きをしてから大人の予定を組むと良いかも知れません。万一、有効期限が切れてしまっても、無料で再発行が可能のようです。

さいごに

マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や個人情報の取得もあるようですので、今回このnoteに関連URLは貼っておりません。マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘や個人情報の取得にはご注意ください。

あと、終活用にマイナンバーカードについて少し触れておくと、
・マイナンバーカードは死亡届の提出で失効します
・返却の必要はありませんが、返却することも可能です(自治体によって案内は異なるようです)
・故人のマイナンバーカードが必要な手続きもあるため、手続きが終わるまで残しておくと安心かも知れません


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