とっても死にたい夜

　台所で誰のかわからないラキストの空箱をみつけた。
　大聖くんが置いていったのかな。
もしかしたら悠稀くんか、
メン地下志望のゴミクズ男(名前は忘れた)
だったかもしれない。

　1人で居るのが寂しくて、寂しすぎて、ずっと愛に飢えてるから、Tinderでロマンス乞食して、それで生き繋いでる。
　あすかちゃんかわいいって優しくしてくれるのが嬉しくて、精神科でもらうおくすりよりもずっとよく効いた。
優しくしてくれるのは夜だけで、朝になったら魔法なんて全部溶けちゃうのに。

　最近知り合った桐也くんは、とくに優しくしてくれた。あすかちゃんかわいいって褒めてくれて、会いたかったよとか言ってくれる。
嬉しかった。それでも服を脱がされた時、ああやっぱり身体が欲しかったんだな結局そうだよねって思って、涙がでた。
泣きながらせっくすした。桐也くんは気づいてなかったけど、ずっと、泣いてた。

　上辺だけの優しさの反動に傷付かないための予防線、しっかり張っとかないとね。
　セックスがしたいだけの男の子に抱きしめられて、孤独じゃなくなった気になっちゃうのはもう辞めたい愛されたい、ちゃんと愛されたいよー^_^

愛されたかった、