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第4章 プログラミングの手順

 さて、プログラミングでどのようなことができるのか、またどんな言語が使われているのか少しイメージができるようになったのではないかと思います。ここからは、具体的にどうやってプログラミングをしているのか、その手順と留意点をお伝えしたいと思います。
 ソフトウェアの開発では、どんなものを作るか(仕様)、どうやって作るか(体制)、いつまでに誰が作るか(計画)などを決めて、実際のプログラミング作業(ここではコーディング作業)を行い、思った通りに動くかを確かめ(試験)、プログラム本体や試験の内容を説明する資料を作成します。これらを、この順番通りに仕事を進めるやり方を、ウォーターフォール型、何度も戻ってその都度修正するやり方を、アジャイル型といいます。
 ウォーターフォール型の開発では、最初にプログラムの仕様をきっちり作り、開発やテスト、納品などのスケジュールを綿密に決めて進めます。途中で大幅に仕様変更することはありません。アメリカの初期の宇宙開発では、新しい技術が登場しても採用しなかったそうです。
 一方、アジャイル開発とは、1週間か2週間ごとに仕様を再確認し、必要に応じて変更を行う方法です。途中で新しい技術を取り入れることが可能になります。ただし、変更する際に最適な意思決定ができるかどうかは、経験とスキルが必要になります。この他、メテオフォール型開発、スケールドメテオフォール開発などの面白い話があります。
 ひと通りプログラムを完成させた後は、テストを行います。工業製品でも、設計、製造のあとは、さまざまな試験を通じて品質を管理します。文章も最初の原稿が完成した後、校正や校閲の作業を通じて品質を管理するのだと思いますが、大変な作業だということを今回の執筆で学びました。

メテオフォール型開発
 https://eiki.hatenablog.jp/entry/meteo_fall
スケールドメテオフォール開発
 https://hogepiyohoo.hatenablog.com/entry/2019/07/07/003625

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