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Q[12]:プログラミングをやめたいと思ったことは?

 ありません。私は自己紹介するとき、かならずプログラマーです、と言います。場面によってはきょとんとされてしまいますが、そういう顔を見るのも楽しいものです。
 ただ、プログラムの寿命はすごく短いのです。改良なしに10年以上使い続けられることは稀だと思います。プログラムは作った先から消費されていく運命にあり、世の中に残らないものだといえます。私が開発して発売したソフトウェアのうち、対応するパソコンがもう存在しなくて、動かせないものもたくさんあります。ただ、それまで経験してきたノウハウや、苦労して作った関数などは、次のプログラミングに必ず生かされています。
 また、ソフトウェアを使うこと自体が目的になることはあまりありません。オンラインショップのサイトを利用するのは、サイトを利用したいのではなく、何かを買いたいからですよね? ゲームも、その世界観を楽しみたいからプレイするのでしょう。つまり、プログラミングそのものは人を幸せにするわけではありませんが、その人が求める目的を達成する手助けをしているのです。

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