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音楽のプログラミング

 大学の頃、ジャズバンドでピアノを弾いたり、フュージョンバンドでシンセサイザーを弾いたりしていましたが、本当は人前で演奏するより、スタジオで録音したり、自宅で作曲・編曲したりしている方が好きな引きこもりでした。
 シンセサイザーで音を作る作業や、音符を並べていく作業は、プログラミングに近い工程です。旋律の流れや和声の構成は、プログラムの処理の順序や関数と変数の構成に似ているところがあります。音を作る作業では、いろんなパラメータを適当に変えながら偶然できた音に感動することもありますが、理屈がわかっていて希望通りの音を作るのも楽しいものです。音符を置いていく作業は、白紙の楽譜に1から埋めていくのも楽しいですし、鍵盤を弾いたものを取り込んで、それをアレンジする方法も効率的です。当時はパソコンではなく、シーケンサーという機械でこういった作業をしていました。
 ゲーム音楽を作るアルバイトをしていたのですが、自動的に音楽を作れないかと聞かれて、バッハのさいころ遊びの音楽の要領で、アルゴリズムを考えました。プログラミングをしたのは、ゲームを作っていたプロのプログラマーさんでした。

5. 楽譜とコード


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