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プログラミング言語の栄枯盛衰

 国や分野によって事情は異なると思いますが、開発されてから現在まで使われ続けている言語がある一方で、流行り廃りもあります。たとえば、勘定系などで使われているCOBOLは、1959年に開発された古い言語で、もはや使えるプログラマーがいなくなりつつあると言われていますが、いまだに大きな組織の基幹システムに使われていたりします。
 なお、私の感覚では、RとPythonの思想はとても似ていますが、Rはビッグデータブームの時期に急速に流行ったあと、Pythonに押されている気がします。Perl, Rubyも今では古い言語という印象があります。私が本格的に仕事で使い始めた言語のPascalは、もう全く見かけることがなくなりました。
 このように、プログラム言語は時代の流れに合ったものが作られ、時代に合わなくなったら消えていきます。プログラミング初心者の人は、ひとつの言語だけを習得しようと考えるのではなく、いろんな言語を渡り歩けるマルチリンガルをめざすべきでしょう。ひとつの言語だけに精通していても、あまり意味はありません。どんなプログラミング言語でも、隅から隅まで完全に理解している人なんていないのです。そこそこ知っていれば十分です。

3. マルチリンガル


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