たまに偉そうになるプログラマー
どんな分野でもそうですが、自分ができないことができる人に接すると、すごいなーと思います。ただ、彼らの多くは、その分野独自の専門用語や言い方、考え方を持っていて、それが互いのコミュニケーションを阻むことがあります。最近、金融関連の方々とお話しする機会が多いのですが、「エクイティ」とか、「デット」とか、「セキュリティ(有価証券という意味)」などの耳慣れない言葉が飛び交い、さらに溝が深まります。おそらく、プログラマーも無意識のうちに、相手が理解しているだろうという前提で、専門用語を使ってしまっているのでしょう。私もなるべく気を使うようにしていますが、わからない言葉が出てきたからといって拒絶するのではなく、質問を投げかけるなど、温かい態度で接してあげてください。
一方で、開発したソフトウェアの出来がよく、それを人に説明したりデモをしたりするときは、プログラマーは偉そうにすることがあります。特に良いソフトウェアというのは、あらゆる可能性を考え抜いた結果として生み出されるものなので、それを披露した時に出される質問や疑問は想定内、つまりすでに考えて、結論が出ていることが多いのです。ですから、質疑応答の場面でも偉そうにしてしまいます。本来、他の人に見ていただいて、フィードバックをもらって、さらに良いソフトウェアにしなければいけないのですが。
まぁでも、苦労した結果、出来上がったソフトウェアですから、プログラマーにはひと通りドヤ顔をさせておいて、適当に褒めて承認欲求を満たしてから、建設的なコメントをしてあげてください。もちろん、ひどいソフトウェアだった場合は、そのような配慮は不要です。
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