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第103回 開戦ーそれぞれの思い

フーバー元大統領もリンドバーグも、戦争不介入を訴えていましたが、日米開戦が始まるとリンドバーグは、
「こうなったら日本に勝つために努力します」
と言わざるを得ませんでした。フーバーは、
「いつかこの戦いの審判を受ける時が来る」
友人たちにそう語りました。フーバーはこの戦争も含めて回顧録を書いていましたが、その公表は1964年に90歳で死去した後も何故かなかなかされず、何と2011年に公開されたのでした。

スティムソン陸軍長官は、アメリカが挑発した証拠を日記に遺していました。
「差し迫った日本との戦争について議論するためにローズベルト大統領に会った。問題は『我々にあまり意見を及ぼさずに、いかにして彼ら(日本)を先制攻撃する立場に操縦すべきか』だ」
                       (1941年)11月4日

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