第128回　有能な科学者の勧誘

オッペンハイマーは著名な科学者の勧誘を始めました。
最初は、以前夏のセミナーで知り合った高名な物理学者ハンス・ベーテでした。ユダヤ系でドイツから亡命してきた人でした。
ベーテは原爆開発計画を聞かされ、身震いして答えました。
「私の才能が必要なら協力しましょう。ナチスを倒すためにも・・・それが私の義務でしょう」
自分には才能があると自負しているベーテは嬉しそうに言いました。
他にも著名な科学者が集まってきました。ウィグナー、テラー、ロバート・サーバー・・・後には数学の天才ノイマンも加わりました。
「今の120％の給料を出すから」
「有名な科学者と一緒に仕事ができるんだよ」
これで次々と有能な科学者が集まってきました。

※アメリカで公開され大ヒットしている映画『オッペンハイマー』の日本での公開が決まっていません。もちろん被爆国という事を考慮してでしょうが、youtubeの予告編などを観ても、「反核映画」の様なので早く公開してほしいですね。まあ来年の3月にアカデミー賞を獲れば確実でしょうが・・・（続く）