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タピオカドリンクを飲む

伝説のすた丼屋でラーメンを食べる記事を書こうと意気込み店内に駆け込むと、麺類がすべて販売停止となっていた。
想定していた構成をかなぐり捨て、note君に毎月投稿できて偉いね♡と褒めてもらうためにはそう時間が無いぞと焦った末に出した結論。
タピオカドリンクを飲もう。
聡明な読者ならお察しであろうが、脳がバグってワケ。

そもそも俺はタピオカドリンクと無縁の男である。最も苦手な五味は甘味、かつモチモチ触感が苦手という、タピオカドリンクアベンジャーズを招集すれば真っ先に声がかかる類の人間だ。
まぁ上記のような事実はバグった脳の前になんの意味も持たない。

タピオカ遍歴としては一応、学生の時分に通っていた安バーにタピオカ入りのミルクカクテルがあったため一度飲んだことがあるはずだが、夜通し飲んだ明け方だったこともあり感想は遠き記憶の奥。実質初見となる。

すた丼屋でいっちょ平らげた後、道路を挟んで対岸にタピオカのお店があるのでそこに向かおうとしたが、店外のメニューを前に長身イケイケカップルが仲睦まじげに相談している。
人生の脇道を徐行で歩んできた人間にとって、その横を「ッスw」と通り抜けるのは不可能であるため、まぁコンビニで買えばいいかと妥協。こういうところが脇道徐行人生なんですねぇ~

少し歩いた場所のセブンを物色。売ってない。
しばらく歩いた別のセブンを物色。売ってない。
「遅ればせながら~」的な記事を書くにしても、少し手を出すのが遅すぎたのかもしれない。


さらにしばらく歩いたローソンでどうにか発見したのがタピオカ黒糖ミルク。欲を言えばオーソドックスであろうミルクティーを試みたかったが、これ以上歩きたくなかったため妥協。妥協の人生。

店を後にし、ようやく手にした達成感に浸るのも束の間、ここで冷静さを取り戻す。随分と疲労した脚と、手にはどう考えても好むはずもない飲料。
俺は、ようやく取れた夏休みの最終日に、いったい何を……


帰宅して腹を落ち着けてからいざ。

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……


not for me...


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