海外で主夫をやってみた in オランダ 【サラリーマンから主夫へ転身した経緯】
夜中3時。東京の丸の内のオフィスでいつ終わるかわからない仕事をしていました。
参画してたプロジェクトが炎上。単身赴任で東京に行ったものの、3か月休みが完全に無く、かわいい子供の顔(当時2歳/4歳)を見ることができない日々。
「俺は何をしているんだ」
「子供の顔が見たい」
「子供の成長を見たい」
「いっしょにご飯を食べたい」
慢性的な睡眠不足で朦朧とした頭に、常に考えていたことでした。
そして、あと1カ月で32歳になると気付いたとき
「よし!プロジェクトが終わったらこの会社辞めよう!!就職活動とか知らんし!!いままで何とかなる人生だったからきっとなる!!!」
と心に決めました。
なんとかプロジェクトも終了となり皇居で黄昏ていたら、関西に置いてきた奥さんから珍しく電話が。
「会社で転勤の打診があって、オランダやねんけど、どうしよう?父ちゃん仕事できんくなるし、やっぱ断ろっか?」との事。
(マジでか!再就職どうしようか思ってたけど、渡りに船やないか!しかも子供らとずっと一緒におれるやん!!!)
「めっちゃいいやん!行こう行こう!!足掛け3年やってたプロジェクトも丁度終わったし!!」
ということで、オランダに主夫として行ける事が決定しました。
上司に辞める旨を伝えました。
退社を止めて頂ける方も何人かいましたが、経緯を伝えると諦めて頂けました。
「海外在住ってめっちゃかっこいいやん」
「やっぱ海外に住むと英語ペラペラになるんちゃう」
「主夫ってレアやし、絶対面白いやん」
「9時~24時の仕事やるよりは絶対楽やし、子供らとずっとおれるし」
「10年間真面目にお金も貯めたし、いい生活できるかも」
「料理も結構得意やし、いけるんちゃう!?」
と完全に甘く見ている自分がいました。
退職して数カ月して、家族4人でオランダに移住しました。
家の裏の公園で子供と遊んでいたら、日本人らしき人が話しかけてくれました。
挨拶をすると、なぜか我が家の事を知っていてくれていて、日本人コミュニティーってすごいなと実感。
移住した都市は日本人の数がそれほど多くないため、こういった情報はすぐに伝わる事になります。
小学校はインターナショナルスクールに通ったのですが、そこでも我が家の事を知ってくれており、とても皆さんやさしく向かい入れてくれました。
この時はオランダ生活も順風満帆に行くと思っていたのですが。。。。
(次回へ続く)
〇住んでいた家の裏には大きな公園がありました。(2Fから)