②世間体が変わりつつある
こんにちは。
都内でひっそりと生きる専業主夫です。
前回の記事でいかにこれからの日本が絶望的な状況か再確認したところで、今回はどのようにこの時代を生き抜いていくかについて私個人の意見を述べます。
結論から申し上げると、社会的弱者ほど”専業主夫”を目指すべきだと考えます。
「ん?そもそも結婚できないから未婚率が上がってるんじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですね。。
未婚率上昇の要因としては、経済的問題もありますが、それよりも価値観や世間体の変化が大きいと思われます。
経済的問題であれば、むしろお金がない人たちほど結婚し、同居することで家賃などの固定費を減らすべきだと思いますが。
かつては、「結婚すれば幸せになれる」という幻想があり、「結婚して当たり前」「いい年して結婚していないのは恥ずかしい」などという世間体が強く染みついていました。
日本は異常なほどに世間体を気にする国です。
私は平成初期に生まれた30代前半(このグラフの30~34歳)ですが、その時代では独身男性は約3割でした。
しかし、戦後20年間くらいまで独身男性はなんと約1割でした。
この時代の独身はさぞ肩身の狭い思いをしたのでしょう。。
令和に入ると、30代前半独身男性の未婚率は5割近くまで上昇しました。
独身でも世間体を気にせず生きやすい時代になったと言えます。
ここまで見て、
「だったら専業主夫ではなく、独身貴族を目指せばいいじゃないか」
と思う人も多いのではないでしょうか。
決して独身貴族を否定はしません。
それも今の時代なりの生き方だと思います。
ただ、個人的には独身貴族ではなく、専業主夫を目指すべきだと考えます。
それはなぜか?
人は独りで生きられるほど強くないからです。
今の日本では”パパ活”や”立ちんぼ”が当たり前のように行われています。
先日も「トー横」と呼ばれる、行き場を無くした未成年のたまり場が話題になりましたよね。
その背景には、親からの虐待、貧困、SNSでキラキラ生活を投稿する人たちと自分の生活を比較することによって生まれる相対的な不幸など様々です。
中には楽にお金を稼げて羨ましいと思う人もいるかもしれませんが、根底にあるのは「さみしい」、「居場所がない」といった心の問題です。
人間は社会的繋がりがないと生きていけないのです。
専業主夫はFIRE「Financial Independence(経済的自立)Retire Early(早期退職)」や、Dinks「Double Income(共働き)No Kids(子供を持たない)夫婦」以上にマイノリティな存在です。
しかし、今は世間体が変わりつつあります。
FIREやDinksもかつては世間の異端者でしたが、現在は「多様な生き方」として世の中に受け入れられています。
次回は「私が思う社会的弱者の定義とは」について投稿します。
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