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カードゲーマーは臭い




突然だが、Xでのポストを見てほしい。

・これが両者にとって事実であるのか?
・この当事者の女性と思われるアカウントが本人なのか?
 所詮は画面の向こうの話なので真偽は実際分からない。

カードゲーマーが臭いという話は古くからある

 
 しかし、カードゲーマーが不快な臭いを放つという問題は、決して新しい話ではない。インターネット検索エンジンで [カードゲーマー 臭い] と入力すると、さまざまな記事が表示されるだろう。           これによって、被害を感じた人々が多く存在することが明らかとなり、また、カードゲームに縁のない一般人の中にも、カードゲーマーに対して否定的な意見を持つものが多い。
 
 

コロナウイルスの感染拡大とカードゲームの関心増加

 
 近年、新型コロナウイルスの感染拡大があり、それに伴い、ポケモンカードやワンピースカードなどのカードゲームへの関心や参加がこれまで以上に増えたことは明らかである。
私も以前は熱心なカードゲームプレイヤーだった。カードゲーマーは時折、「カードゲームは他者との対話が必要なため魅力的であり、コミュニケーションのツールとして優れている!」といった自己正当化のための発言を聞いたことがあった。

容姿や体臭の印象と人間関係-ポジティブ、ネガティブな影響


 容姿や体臭は、相手に与える印象やイメージに大きな影響を与えることがある。
 例えば、アルバート・マレービアンという人物が提唱するメラビアンの法則やブルースト効果、アロマ効果などがあり、この影響は、人との関係にも深く関わっている。
 具体的には、他人から見た私たちの容姿や体臭は、ポジティブな印象やイメージを与えることもあれば、ネガティブな印象やイメージを与えることもあるというものだ。
 例えば、ある人が見た場合、清潔で整った容姿や良い香りのする体臭を持つ人は、好感を持たれることが多い。逆に、不潔な容姿や嫌なにおいがする体臭を持つ人は、嫌われたり敬遠されたりすることがある。
 このような影響は、科学的にも証明された「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれる現象によって長く記憶に残ることがある。つまり、ネガティブな要素には私たちの注意を引きつける力があり、その印象はなかなか忘れられない。
 したがって、自分自身の容姿や体臭には気をつけることが大切である。
 相手に良い印象を与えるためにも、清潔に保つことや良い香りをまとうことなど、自己管理をしっかりとする必要があり、これによって、より良い人間関係を築くことができるだろう。
 
 カードゲーマーたちは、全てが臭いわけではない。しかし、自分や自分の周りは違うと話を切ってしまうのはそれでよいのか?
 デュエルスペース(カードショップなどでゲームを行う場所)はしばしば臭いと感じられる。デュエルスペースを作る際には、人々が集まるために一定のスペースが必要とされる。環境的な要因から、空気の循環が難しい場所や多くの人々が集まるために体臭が混ざり合ってしまうため、臭いがあまり良くない場所として認識されやすい。 もちろん、そのような場所に臭いがある中、さらに臭い人物が訪れた場合、臭いはさらに停滞してしまう。
 カードゲーマーたちは情報を重視しており、SNSに常につながっている。新しいカードや強力なデッキに関する情報は常にSNSで共有され、そこで議論や新しい発見が生まれている。しかし、SNSに流れる情報は必ずしも肯定的なものばかりではない。むしろ、ゲームへの批判や運営への批判、そしてカードゲーマー自身への批判は大いにあることだ。
 カードゲーマーたちは、自分たちの身だしなみや清潔さについて常に疑問視される状況に置かれていると考えても良い。
 
 

当たり前のケアが何故できないのか?


 普通に風呂に入り、服を洗濯し、干して乾かすという当たり前のケアは行われるべきだ。では、なぜそれができないカードゲーマーが存在するのだろうか?私は予想を立ててみた。
 まず最初に、私は誰か特定の人や一部のユーザーを誹謗中傷するつもりはまったくない。それによって気分が害されることがないように願う。
 
 

予想1:「双極性障害」の可能性


まず1つ目の予想として、双極性障害を患っている可能性があるということだ。かつて私はカードゲームを楽しんでいた時期があった。その中で、特定の一部のプレイヤーがまるでそのショップに住む妖精のように思えました。双極性障害は、簡単に言うと躁鬱病だ。ただし、うつ病をイメージすると、一日中陰気な気分で眠れなかったり、逆に眠りすぎたり、好きな趣味やテレビ番組に関心がなくなったり、食欲が減退したり、身体を動かす気力がわかなかったりするような暗いイメージが強いかもしれまない。しかし、双極性障害は、気分が大いに高揚する「躁」状態と、意欲が低下して憂鬱になる「うつ」状態という、対照的な状態を繰り返すのが特徴である。言葉で説明するよりも、ネット上で見つけた分かりやすい図を使わせていただく。

参照:NCNP病院国立精神・神経医療研究センター
双極性障害:https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/dise


 

他人の理解の限度


 私達は、身だしなみであったり、言動であったおかしいと感じる相手に対しては距離を置くことを心がけてしまうし、その表面だけの印象を汲み取ってそういう人間だと認識してしまう。しかし、時間としては関わる時間その人がショップでゲームをプレイしている時間くらいで、すべてを知った気になって決して全てはわからないのだ。 例えば今回のような女性プレイヤーへのポストや思いも自尊心の肥大と捉えるのは難しくない。


うつ病や双極性障害における「清潔動作」のハードル


うつ病にしても双極性障害にしても、「清潔動作」というのは正直ハードルが高いイベントである。私自身はうつ病を患ったことがあるが、特に入浴に対しては否定的にならなかった為、人それぞれではあるが一般的な考え方として風呂掃除、湯をはる、服を脱ぐ、洗髪する、体を洗う、湯舟に浸かる、体を拭く、湯を抜く、下着をつける、服を着る、髪を乾かす、女性ならさらにスキンケアをする etc…うつ状態で億劫になるのは当然であるが、躁状態で目的志向の活動に重きを置いているケースでも省きたくなるレベルの活動となる。 この目的思考がカードゲームに変わると理解しやすいのだろう。ここでは、入浴を行うための心構えや準備を説くつもりはない。だが、精神的な状態も含めて入浴が行えず、結果として人前で相手に不快感を与えてしまっている可能性があるということだ。 

予想2:「発達障害」の可能性


もう一つ、考えられる理由がある。それは、ASD自閉症スペクトラム障害やADHD注意欠如・多動性障害、DCD発達性協調運動障害などの「発達障害」を抱えている可能性だ。例えば、ASDの場合、身体の清潔さについて理解できないことがある。身なりを整えることや他人の視点で自分を想像することが難しいため、身体の清潔さについての必要性を感じにくいのだ。ADHDの場合、興味があることを優先し、結果的にお風呂が後回しになり、入浴ができなくなることがある。複数のことを同時にこなすことが苦手であり、入浴という行動についての見通しが立てられず、結果的に不安を感じて入浴を避けてしまうのだ。DCDの場合、身体を洗う行為自体に困難さや抵抗感を抱えており、入浴自体が難しいのだ。  
 

ゲームと清潔ケアの重要性


 入浴に対する困難を感じたことのない人にとっては何気ない行為でもあるが、抵抗感や困難を感じる人々がいるという事実もあるのだ。カードショップに来る前に、簡単にお風呂に入ってほしいとか、お風呂に入ってから来てほしい、洗濯した服が生乾きではないか?という意見や警告もあるが、私は彼らはそれを理解していると思う。しかし、実際にそれを実行できるかどうかは別の問題であり、実行できなかった人々が周りに悪い印象を与えてしまっていることが考えられる。ここでは、お風呂に入るための具体的な提案は行わない。各々の事情は人それぞれだし、自分自身で調べてお風呂に入ることの理由を納得し、自分の生活に取り入れてほしい。 もちろん、疾患以外の理由も考えられるが、ゲームはゲームであり、清潔ケアはおこなうべきことだと理解するべきだ。彼らには想像以上に高い壁が存在している可能性は大いに考えられる。服装や服の選択についても、それができない理由があるかもしれない。しかし、「カードゲーマーはお風呂に入らない」「お風呂に入ってからカードショップに来てくれ」といった悪い印象を与える言葉や警告はある程度、理解してもらいたいと思う。しかし、「自分は出来ないから。」「自分には関係ない。」「自分は病気だから。」ということを免罪符にするだけではなく、その状態のままでいいということは絶対にない。 

最後に…


 カードゲームという人と人とを繋ぐコミュニケーションツールを嗜んでいる以上はただゲームで遊びたいだけで無く、それ相応の努力も務めるべきだ。     人前に出るからこそ、困難を乗り越え、克服することが大切だ。もし彼らが疾患を抱えているのならば、それは治療の第一歩になるだろう。個人では難しいかもしれないが、周りが一緒に意識的に取り組むことで、変わることができるはずだ。なぜなら、カードゲームをしているからには友達がいるからだ。周りの友達が見て見ぬふりをするだけでなく、一緒に取り組むことが、カードゲーマーやカードショップのイメージを払拭することに繋がるのではないだろうか。カードゲームという人と人を結びつけるコミュニケーションツールを楽しむ以上に、それに見合った努力も必要だ。人前に出るからこそ、自分にとって困難なことを一つずつ乗り越え、克服していくことが、もし彼らが疾患を抱えているのならば、治療の第一歩となるかもしれないのだ。個人では難しいかもしれないが、周りの人々と一緒に意識的に取り組むことができれば、きっと変わることができるはずだ。何故なら、カードゲームを楽しむためには友達が必要だからだ。周りの友達が見て見ぬふりをするだけでなく、自分たちの力で一緒に取り組むことが、カードゲーマーやカードショップのイメージを変える一歩となるのではないだろうか。



※双極性障害とは、躁病とうつ病が交互に現れる病気のことだ。まず、うつ病は一日中憂うつな気分で眠れなくなったり、眠りすぎたり、趣味やテレビ番組に興味がなくなったり、食欲が低下したり、身体が動かせなくなったりする病気である。       一方、躁病は気分が非常に高揚し、とても元気になる。この状態では、過度な行動や冒険心、無謀な計画を立てたり、睡眠が少なくても平気だったりする。双極性障害では、これらの病気の状態が交互に訪れます。例えば、ある時は躁状態で興奮し、楽しいことに夢中になる可能性がある。でもその後、うつ状態になり、何もする気力が湧かなかったり、元気がなくなったりする可能性がある。このように、双極性障害では、躁とうつが交互に現れるので、気分の変動が激しいと言える。

※発達障害は、ASD自閉症スペクトラム障害やADHD注意欠如・多動性障害、DCD発達性協調運動障害などを指す。具体的な例を挙げる。  
例えば、ASDの場合、身体の清潔さについて理解できないことがある。普通の人が身なりを整えることや他人の視点で自分を想像することが難しいため、身体の清潔さについての必要性を感じにくい。

また、ADHDの場合、興味があることを優先してしまい、結果的にお風呂が後回しになり、入浴ができなくなることがある。複数のことを同時にこなすことが苦手であり、入浴という行動についての見通しが立てられず、結果的に不安を感じて入浴を避けることがある。

さらに、DCDの場合、身体を洗う行為自体に困難さや抵抗感を抱えているので、入浴自体が難しい。

つまり、発達障害を抱えている人たちは、普通の人とは異なる困難さや感じ方を持っている。そのため、普通の人が当たり前と思っていることでも、彼らには困難に感じることがある。

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