ラジオ業界に就職した時の仕事内容・給料・休みについて話します。
どうも社会人ブロガーのしゅうじん(@syu__zin)です!
あなたの周りにはラジオ関係の仕事をしている人はいるでしょうか?
ラジオを聴く人は周りにいても、ラジオ業界で仕事をしている人と会うことは少ないかもしれません。
僕は小さな頃からラジオを聴いて育ってきたこともあり、ラジオは身近な存在でした。
その経験から、ラジオの仕事に携わりたいと思い、ラジオの制作会社で働いていたこともありました。
僕の周りに実際に働いている人がいなかったので、ラジオの仕事をするまでどんな感じで仕事をしているのか全く知りませんでした。
実際にラジオ業界で働いて感じた事は、好きな芸能人に会えるかもしれないという軽い気持ちや、キラキラしたエンタメ業界をイメージして入ると長続きしないかもしれません。
理由としては、実際は縁の下の力持ちで地味な作業と終わりの見えない作業がひたすら続くからです。
この業界で働き続けるには、”情熱と臨機応変に対応できる能力と体力”がないと、長く働き続けることは厳しいかもしれません。
この記事ではラジオ業界での仕事内容であったり、給料面であったりと、謎に包まれているラジオ業界についてお話したいと思います。
この記事を読んで分かること
☑就職して働くまでの流れ
☑ラジオ業界での実際の仕事内容
☑ラジオ業界で働くために必要なスキル
ラジオ業界の仕事を志した理由
先程もお話しましたが、小さな頃からラジオが流れている環境で育ったため、ラジオにはすごく興味がありました。
一度音楽を仕事にして生きていこうとしましたがあっけなく挫折。
その経験で好きなことが嫌いになってしまうかもしれないという思いから、最初はラジオ業界で働くことは頭にありませんでした。
ですが、当時していた仕事が辛くなり、次の仕事は好きな事がしたいと考えるようになりました。
その時に思い浮かんだのが”ラジオ”でした。
もう一度だけ好きな事を仕事にしてみようと考え、ラジオ業界で働くこととなりました。
人生、考えは変わるもんだよなぁ・・・
ラジオ業界に就職した流れ
ラジオの求人募集自体も多くないイメージがありましたが、当時の仕事を変えようと思っていたので、ラジオ以外の求人募集も探していました。
ラジオの求人広告を探して申し込みをした
ラジオ業界に就職するためにしたことは求人募集を探すところからでした。
僕が使ったのは音楽情報サイトとして知られる"Musicman-net"でした。
そこで求人募集項目にあった”ラジオ業界”の会社が目に留まりました。
就業条件なども悪くなさそうだったので、とりあえずダメもとで電子履歴書を書いて応募してみることに。
履歴書を出したのはラジオ局ではなく、ラジオの制作会社です。
他にも音楽関係で求人をチェックしてました!
書類選考に受かり、面接の流れに
早速送った電子履歴書の返答があり、予定を合わせて職務経歴書と履歴書持参で面接しましょうという流れに。
そこから面接会場の会社に行き、面接が始まりました。
面接官は4人いて、特に癖の強い人達でもなく穏やかな面接となりました。
面接官:「 どうしてラジオ業界に?」
しゅうじん:「小さい頃からラジオが身近に~」
面接官:「 好きなラジオ番組は?」
しゅうじん:「あ、安部礼司やスクール・オブ・ロックなどで~」
面接官:「 どんな番組をやっていきたいの?」
しゅうじん:「音楽とラジオドラマが好きなので~」
面接官:「 何か特技はあるのかな?」
しゅうじん:「音楽制作をしていたので編集やSEなどは~」
こんな感じで特に言葉に詰まることもなく、自分のラジオ愛を面接で伝える事は出来たかと。
その結果、無事に内定をいただきラジオ業界で働く事となりました。
やっぱり面接は緊張するよね!笑
就職した後の業務までの流れ
内定をいただき実際に働くまでの流れについて、どんな感じだったのか。
その時の様子を書いて行きます。
フルタイムではなく、番組毎に勤務
いきなりフルタイムで働かず、まずはラジオの仕事に慣れてもらう為に週に2回程の出勤となった。
また、会社に行って作業をするということでもなく、初日からラジオ局に行き実際に会社が担当しているラジオ番組のアシスタント業務をすることになりました。
放送局は半蔵門にある東京FM。
学生の時に会社見学で入ったことのある建物でしたが、仕事として入るのは初めてだったので浮かれる訳にもいかず、とにかく仕事に集中することに。
受付を済ませ建物に入り、指定された場所に行くとこれから一緒に仕事をしていく会社の先輩がいました。
挨拶を済ませ、初日は現場の雰囲気に慣れる為にも横で見ていてくれと言われました。
翌日から少しずつ、作業もさせてもらえるようになり、サポートに付いていた先輩AD(アシスタントディレクター)と一緒に番組に届いたメールを印刷したりメールにフリガナを入れたり軽作業をこなす。
約一か月ほどで独り立ちしてほしいと言われ、日が経つにつれ、任せてもらえる作業も増えていき、なんとか独り立ちするまで仕事を覚えていきました。
生放送の番組なので、ミスは致命的な放送事故につながるので慣れても仕事を舐めるような事は出来ません。
放送中の事故は背筋が凍る思いだよ・・・
作業に慣れると担当する番組が増える
番組のAD業務仕事に慣れてくると、上司からも他の仕事も任されるようになっていきます。
放送中に流す音源の準備や音声コメントの編集など。
それらの技術が付いてくると、違う番組も担当することも出来ます。
任される仕事も増えてくる
番組の雑務をこなすのがADの役割なので、作業が出来るようになれば任される仕事も増えていきます。
番組が変わればラジオDJも変わるので雰囲気ややり方も少し変わったりもします。
例えばラジオDJに渡す飲み物の種類やコーヒーの砂糖の数。原稿のフリガナを振ったり説明の仕方も変わります。
番組にもよりますが、番組を抱えるほど仕事量も一気に増えていきます。
いつまでに提出しないといけない編集素材などのスケジュール管理も非常に重要になって生きます。
番組ディレクターに仕事の負担を掛けないように、番組ADが任された雑務を全てこなさにといけません。
キャパがいっぱいになりそうになるよね!笑
勤務体制について
基本的には放送局から制作会社に所属しているプロデューサー・ディレクター・アシスタントディレクターが番組を請け負っています。
放送局(東京FMやニッポン方法など)に制作会社のプロデューサーが企画書を投げて、採用されれば制作会社が番組を作り放送番組が放送されます。
そして番組の進行や原稿などの制作するのが、ディレクターやアシスタントディレクターとなっています。
つまり、企画出来た番組が無ければ制作会社は仕事はありませんが、番組を引き継ぎ他の制作会社が担当する事はあります。
正規雇用ではなくアルバイト雇用からスタート
ラジオの制作会社に入ると、ほとんどがアルバイトからスタートします。
現場で経験を積み、仕事が出来るようになり、務めている会社に余裕があれば契約社員や正社員になることが出来ます。
人が空かなければ3年以上も長期間アルバイトとなる場合もあります
正規雇用ではなく契約社員として働く
アルバイト入社、もしくは契約社員入社がほとんどで、仕事が出来ても会社に余裕が無ければ正社員として雇用されることは難しいかもしれません。
僕も2年間弱働きましたが、正社員として働くことは出来ませんでした。
有能な先輩でも契約社員として働いていた状況をみて、納得出来なかった部分はあります。
ラジオ業界の休日
テレビでも同じですが、どんな時でもラジオを付ければどこかしらの番組が放送されています。
では、いつラジオ業界で働く人は休んでいるのでしょうか?
早速見ていきましょう!
担当している番組が無ければ休み
基本的には番組に携わっているスタッフは、担当番組の仕事がない日はお休みです。
また、番組には2種類の放送があります。
”生放送”と”録音放送”です。
生放送であれば、放送されている時間は仕事をしています。
これは想像しやすいかと思います。
録音放送であれば、番組が放送される数週間前にスタジオに集まり収録しながら放送を録音していきます。
作業量的には生放送の方が作業は少なくなります。
理由には編集が出来ない為、編集作業が不要になるからです。
ただし、生放送なので放送事故の危険性もあります。
反対に録音放送では作業が増えてきます。
原稿を噛んでしまった部分を取り直したり、放送時間の尺に合うように長さを編集する作業が必要になるからです。
番組が無くても作業が山のようにある
担当してる番組が無い日でも、やらないといけない作業はあります。
次回の放送で使う原稿の準備や素材の編集。
ゲストなどの番組出演の交渉。
番組に参加するゲストのリサーチ。
番組イベントの下準備。
他にも納期の近い雑務があれば終わらせなければいけません。
休みに出来るかは自分の作業ペース次第
収録や生放送が無くても素材の編集など、放送がない日に作業しなくても良い状況を自分で作らないと、いつまで経っても休みを作ることは出来ません。
以下に要領よく、作業出来るかが大切なのです。
仕事内容について
ラジオの業務について、いまいち分からない点が多くあるかと思います。
原稿を書いたり放送中にラジオDJに指示を出したり曲を流したりはイメージ出来るかもしれません。
ここで、具体的にどんなことをしているのか見ていきましょう。
番組で使用する原稿を作る
番組によっては原稿を書いてくれる作家さんが存在します。
その場合はディレクターやADが原稿を用意することはありません。
しかし、番組によっては作家さんがいないこともあります。
そんな時は番組ディレクターやADが原稿を用意しないといけません。
原稿も嘘、偽りなことは絶対に書いてはいけないので質の高い原稿が求められます。
番組内で行う企画を考える
番組を盛り上げるために、番組内でコーナーやイベントを企画することがあります。
番組がマンネリ化しない為にも、スタッフが企画を考えています。
番組に届くメールの確認
番組を聴いてくれているリスナーが送ってくれるメールを番組内で紹介していますが、届いたメールをそのまま紹介して読んでいる訳ではありません。
誹謗中傷はないか、誰かを傷つけないか、情報は正しいのかなどなど。
番組スタッフが電波に乗せていいかどうかを判断しています。
そして、難しい漢字や読み方が分からない地名などにフリガナを振っていきます。
また、番組が盛り上がるメール内容かなども確認しています。
このメールチェックが生放送だと忙しいのでめっちゃ大変!
企画に必要なゲストなどの手配
テレビやラジオ番組にゲストが出てくることありますよね。
番組会議で挙げたゲスト候補の事務所に出演依頼の連絡をしたりします。
ギャラの交渉などはプロデューサーが行いますが、このような手配作業もあります。
音声素材の編集
生放送や録音放送でも、録音した素材を番組内で流したりします。
録音した音声はそのままでは使えない状態なので、適切な再生時間や無駄な言葉などの編集をしないといけません。
また、音声以外にも番組で流れているBGMや効果音のSEの編集もあります。
生放送でいきなり素材編集して使うこともあるからスピードが求められます!
パーソナリティー・ラジオDJのサポート
番組でトークをしてくれる出演者の方のサポートが必要です。
出演者が気になったことを調べて伝えたり、言い間違いなどに気付き修正するように番組スタッフ一同のサポートが必要になります。
今後の天気の様子や災害があったのかなど、公共の電波でリスナーを不快にさせないようにリアルタイムで情報を把握しておく必要があります。
スタッフのミスが、トークをしている出演者に向けられてしまうので非常に気を使います。
番組スタッフは縁の下の力持ちで、出演者が気持ちよくトークが出来る環境づくりをしないといけません。
その他の雑務
出演者の飲み物や、番組のステッカー発送業務、放送する音源の準備などなど、雑務を挙げるとキリがありません。
番組の進行時間を記入するキューシートを書いたり、番組ブログ・Twitterの更新など、放送時間中や放送後にもやることはたくさんあります。
放送時間よりも雑務の方が長いこともしばしば・・・笑
給料について
ここまでやることが多く、激務のように思えてしまったのかしれません。
では、その激務に対して支払われるお給料はいくらぐらいなのだろうか。
そのことについて書いて行きます!
アルバイトの場合は受け持つ番組の本数で決まる
僕の場合ですが、支払われる気給料について時給ではありません。
自分が受け持つ番組の数と担当の曜日日数によります。
ただ、担当する番組によって予算は違いますので番組の忙しさではありません。笑
他のADも同じ給料体制だったので参考になるかと思いますが、多くの番組を抱えている人の方が収入が多いかもしれません。
社員になると月給制になる
アルバイトの場合は担当する番組ごとの支払いですが、契約社員になると月給制になります。
恐らくですが、、、番組を抱える本数が増えて、アルバイトの給料が契約社員の給料を超えるぐらいのタイミングで契約社員になれるのではないでしょうか?
会社としてはアルバイトで契約社員よりも高い給料を払う具合なら契約社員にした方が経費が安上がるからと考えるのでしょうか。
そして担当する番組の本数を増やせれば会社はその分利益になりますよね?笑
賞与・ボーナスは出る所もある
ボーナスについては決して金額は高くありませんでしたが、賞与・ボーナスはありました。
ただし、制作会社なので局員と比べると金額の差は激しいですね。笑
ラジオ現場の様子
ラジオ現場は番組によって大きく変わります。
ラジオDJが穏やかな人であれば空気も穏やかです。
深夜の現場だと、ゆったりとしています。
生放送の番組だと楽しみながらも気を抜くことは出来ないので、ほどよい緊張感があります。
時にリスナーと電話を繋ぐ時は、約束した通りに電話に出てくれるか不安な気持ちのまま進行していました。笑
放送前だと唐突に原稿変更しないといけない状況になったりすることもあるので時間に追われることなんでよくあります。
どんな人がラジオを聴いているのか
番組によりますが、多くの方は地方の方だと車を運転している方や、会社のオフィスで聴いている方が多いです。
その他には好きなタレントやアーティストが出ているので聴いている人など様々です。
また、番組毎にヘビーリスナーがいるのでそれもまたラジオ番組の面白い所なのかもしれません。
必要になるスキル
ラジオ業界に就職することは、ある程度の学歴があれば誰でも行けるかと思いますが、入社したあとに伸ばさないといけないスキルが多いです。
ラジオ業界で感じた必要なスキルに付いて書いて行きたいと思います。
人とのコミュニケーション能力
ラジオは色んなスタッフと作っています。
その為、スタッフ同士や出演者の人とコミュニケーションが取れないと続ける事は難しいです。
本番前には雑談出来るぐらいのコミュニケーション能力は必要でしょう。
幅広い音楽ジャンルの知識
ラジオと音楽はとても密接な関係性です。
アーティストや曲を知らないと、原稿を書く時に進行にハマりそうな楽曲を選定することが出来ません。
メールテーマにもよりますが、リスナーからくるメールの意図をくみ取ることや放送で流す音楽を選ぶときに時間が掛かってしまいます。
人よりも音楽に詳しいレベル以上にならなければ、用意してほしい楽曲が分からなかったり楽曲選定で非常に苦しみます。
僕も音楽に詳しい方かと思ってたけど、ラジオ業界に来たら全然そんなこと無かった・・・
最新の情報を取り入れる高いアンテナ
ラジオは音楽や楽しいトークを届けるだけではありません。
最新の耳寄りな情報や人が知りたいような質の高い情報を自分のアンテナを立てて情報を掴んでいないといけません!
誰でも知っている情報よりも、知らなかった!為になった話の方がメディアとしても番組としても質を上げる事が出来ます。
メディアである以上、流行りに敏感でなければいけません!
思わず人に話したくなるような情報とかねっ!
音声などの編集技術
街の人にインタビューしたり、専門家の人にいただいたコメントもそのままの音声だと「えー」「まぁ」などの聞き苦しい喋りになっていたり、同じような事を言っていたりします。
そのようなコメントは、編集しないと放送では使えないのでパソコンで音声ソフトを使って編集します。
他にもBGMや効果音なども編集したります。
誤りのない正しい情報を仕入れるためのリサーチ力
原稿に入れたい記事があっても、信用できる情報発信先かどうかの確認が出来ないと放送には使えません。
リスナーから届くメールもですが、嘘偽りのない情報だけを放送出来るようにリサーチ力が必要になります。
誤った情報を流すと番組へのクレームにつながり、訂正と謝罪をしないといけなくなりますので、最新の注意を払う必要があります。
これはやってはいけないミスだね・・・
仕事に対する情熱
やることも多く、ミスは多方面に大きな影響と迷惑をかけてしまう恐れがあります。
見えないけれどラジオの先にいるリスナーの為に面白い、為になる、癒しの時間を提供したいと思う情熱が無いと激務なラジオ業界の仕事は務まりません。
伝わりやすい文章力
ラジオは声で全てを伝えるメディアであり、コンテンツです。
その為、原稿や届いたメールの文章も伝わりやすいように修正したり書いたりしないといけません。
リスナーから届くメールも、ぐちゃぐちゃな文章のものが多いです。
そのため、ラジオを聴いている人に伝わりやすいように文章を区切ったり、少しだけ手を加えてたりするものもあります。
細かい気遣いが出来るか
声を掛けるタイミングや、資料があった方が分かりやすいと思うなら用意したりするなど、出演者の方が気持ちよく放送出来るように、スタッフは細かい気遣いが出来るようにならなければいけません。
まさに空気を読むことだなっ!
体力のタフさ
一人で抱える仕事の量が多いのがラジオスタッフです。
ギリギリの状態で明日使う素材の準備。
急に振られた優先順位の高い仕事。
クタクタな時でもやらなければいけない時が多々やってきます!
体力が無ければ中々勤め上げることは難しいのかもしれない・・・
急なトラブルなどにも対応できる素早い対処
生放送の時には頼まれたことをすぐに対応しなければいけません。
「○○って本当?調べて!」「
曲変更するから○○のCD準備して!」
「災害速報!アナウンサー呼んできて!」
こんな感じで急な変更やトラブルにも対応出来なければ、スタッフとしてはやっていけないです。
他のこともやっている時に容赦なく優先順位が変わります。
それでも放送に支障が出ないように対応できるかが重要です。
自ら行動できる力
指示待ち人間では現場での対応が追いつきません!
別の作業をしていて会話に参加していなくても、聞き耳を立てて会話に参加出来る集中力。
必要だと思う物を言われなくても準備出来る。
細かい所まで手が届くような能力がある人がディレクターになっていきます。
僕はなれなかったけど・・・
ラジオADからディレクターになるために必要なスキル
ラジオ業界でのスタートは基本的にはADです。
細かいなミキサーさんや放送内容を記録する人などもいますが、ここでは外します。
では、どのようにADからディレクターになるのでしょうか?
仕事に対する強い責任感
ADにも必要ですが、仕事に対する強い責任感がないと周りのスタッフに認めてもらえません。
任せても大丈夫な奴だと思われないと番組の進行を仕切るディレクターにはなれません。
ADの仕事を円滑に進める事が出来ること
ステップとしては、いきなりディレクターになることはありません。
そしてADの仕事をきちんと出来なければ放送事故などの危険が高まるため、ディレクターになることはないです。
運も必要な時がある
仕事が出来る優秀なADでも、ディレクターの席が空くタイミング合わなければ中々ディレクターにはなれません。
新番組が始まって席が空いたり、ディレクターが辞めたりするタイミングでなければ難しいかもしれません。
まさに運も必要・・・
ラジオの仕事をして感じた事
今まではラジオを聴く側でしたが、実際にラジオの仕事をして感じたことについて書いて行きたいと思います!
やりがい重視の人が集まる場所
僕自身もやりがい重視でラジオの仕事を選びました。
そしてラジオ現場に行くと僕と同じでみんな昔からラジオを聴いて育ったラジオっ子でした。
聴いてた好きなラジオの話や放送に対してのこだわりもかなり強い人ばかりでした。
そんな心からラジオが好きな人が集まり、ラジオを作っている環境はとても充実していました!
ミスできないというプレッシャーも大きかったけどね!
激務に近いので、好きでなければ続かない
仕事量に関しては今までやって来た仕事の中でダントツで多かった。
放送が終わっても次の番組の準備。
放送外でも素材を集めたり、番組に出てくれるリスナーを探したり原稿を書いたりと全く仕事が無くてのんびり過ごせる時間はほとんどなかったと思いますね!笑
周りもそんな感じでしたが、それでも好きな事を仕事にしているので死にそうなぐらい疲れた顔をしながらも楽しそうにしていた。笑
給料が安い割に仕事量が多い
仕事量に比べて、もらえるお金は少なかった。
他の仕事をしていた方が絶対に給料は良いっていうのはすぐに分かりました。
僕はADでしたが、月の給料は20万いってません!笑
生活が苦しいので週に1~2回はバイトもしてましたね~。
うーん、懐かしい!笑
毎日違う物を作るのでやりがいがあり、飽きない
同じ物は二度と作らないので、仕事が飽きるという事は無かった。
もちろん嫌な作業もあったけど、放送中は爆笑するぐらいの面白い時もありました。
そして何よりもリスナーから届く反応が、番組を作ってて良かったな~と感じさせてくれました!
メールで「スタッフの皆さんお疲れ様です。」をもらうと嬉しくなりましたねっ!
ラジオ業界を辞めた理由
ここまでラジオ業界について辛い事も楽しい事も書いてきました。
今でもラジオが好きなのにどうして僕はラジオの仕事を辞めたのか。
理由は2つあります。
1つ目は給料が安いので、このままだとワーキングプアになると感じたから
2つ目は激務なので若い時ならこなせるけど歳を取ると続けられる自信が無かったから
この2つの理由から今までやってきた仕事の中で一番楽しくてやりがいのある仕事を辞めました。
今でもラジオは聴くし、楽しかった思い出も蘇ってきます。
そして今でも変わらずラジオは大好きです!
まとめ
長くなりましたが、謎の多いラジオ業界についてお話してきました。
それではこの記事で書いた事をまとめてみましょう!
☑ラジオの仕事はやりがいはある
☑制作会社勤務だと給料は安い
☑激務で休日を作れるのは自分の要領次第
☑雑談できるほどのコミュニケーション能力が必要
☑アルバイトのままだとワーキングプアになる可能性がある
これが僕のラジオ業界で働いてみて感じたことでした!
長い文章になってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!
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